2009年2月8日

クリーニング料金、女性用はなぜ高い?

男性用に比べて女性用のシャツのクリーニング代はなぜ高い?ニューヨーク在住の女性が疑問を投げかけています。
http://www.usfl.com/Daily/News/09/02/0206_025.asp?id=67389

U.S. FrontLineによると、ニューヨーク・タイムズがニューヨークに住むジャネット・フロイドさんの疑問を紹介。それによると、ほぼ同じデザインの男物と女物の青いシャツを地元のクリーニング店に持ち込んだところ、男物のシャツのクリーニング代は7ドル、女物のシャツは8.75ドルでした。

その店に理由を尋ねたところ、男物はランドリーで、女物はドライクリーニングしたため高くなったという返事でした。しかし、納得がいかないフロイドさんは、18日間かけてマンハッタン内のクリーニング店50店に電話をかけて、男物と女物のシャツおよびパンツのクリーニング代をそれぞれ調べて一覧表を作成しました。

その結果、男女の差別なく価格が一緒だったのは9店のみ。
男物のシャツ1枚当たりのクリーニング代(ランドリー)は平均2.86ドルなのに対し、女物は4.95ドルであることが分かりました。ドライクリーニングの場合も、男物のシャツ1枚当たり6.89ドル、女物7.20ドルと開きがあります。一方、パンツのドライクリーニングは男物7.23ドル、女物7.29ドルとほぼ同じでした。

この価格差については、業務用プレス機に女物のシャツが合わず、女物は手でアイロンをかけるしかなく、手間がかかるためという答えが数店から得られたとしています。

ちなみにニューヨーク市では、性別による価格差別を禁じており、昨年、12件の違反が報告され、うち少なくとも3件はクリーニング店による違反だったそうです。