2009年5月22日

4月の百貨店売上、衣料品13.5%減

日本百貨店協会が4月の「全国百貨店売上高」を発表しました。
http://www.depart.or.jp/

調査対象百貨店87社274店のデータをまとめたもので、売上高総額は約5,144億円、前年同月比で11.3%の減少でした。14カ月連続で前年同月比マイナスとなりました。
4月の売上の特徴としては、
在庫調整の進展や政府の景気対策などから株価が回復傾向を示すなど、マクロ経済の情勢に若干の変化が見え始めた一方、所得や雇用に対する不安感から消費マインドは依然低調で、主力の衣料品や高額品を中心に売上不振の厳しい状況は続いている。
しかし、好天に恵まれたことや催事効果で入店客数が比較的堅調に推移したほか、高級ブランドの一部で前年をクリアするケースが出てくるなど、急激な売上減少のテンポを緩和する要素もあって、4月の減少幅は3月と比較し1.8ポイント改善した。
依然人気の高い地方物産展のほか大型の文化催事も好評であったこと、高温多照の天候からUV対策商品や夏物軽衣料に動きが見られたことなどプラス要素もあったが、デフレ懸念が広がる中、客単価・商品単価共に下落していることが大きく影響して、最終的には前年実績から二桁減少する結果となった。
と分析しています。

衣料品を見てみると、売上高は1,953億8,088万7千円で、前年同月比13.5%減でした。
商品別では、
  • 紳士服・洋品  371億4,300万2千円(前年比15.8%減)
  • 婦人服・洋品 1,264億8,589万5千円(前年比13.6%減)
  • 子供服・洋品  171億4,492万4千円(前年比8.7%減)
  • その他衣料品  146億 706万6千円(前年比12.4%減)
となっています。