2010年7月11日

里親歴30年、ケイベスト神戸社長

30年を超える里親歴を持つクリーニングのケイベスト(川崎市)の神戸加代子社長が毎日新聞で紹介されています。
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20100710ddlk14040102000c.html

神戸社長が里親になったきっかけは、身体障害者の一人娘恵子さんの存在でした。右半身マヒで歩けない恵子さんは屋外で遊べず、楽しみは友達との自宅でのひととき。しかし夕方になれば、友達は帰宅する。灯の消えたような夕暮れは「娘の寂しそうな表情がつらかった」。困っている子供と娘を一緒に育てられればと児童相談所を訪ね、書類審査と何度かの面接を経て、やっと登録を得たそうです。

それから30年。大学まで学費を含め面倒を見た子供も。一度に5人を受け入れていた時期もあったとのこと。今は中学1年と高校3年の女子2人を預かっています。
神戸社長は「愛情を持ちつつも、甘やかすことなく、しかる時はしかる。里親には覚悟がいる」といい、「施設に入れられる子供も多いけど、里親が増えれば、施設にはない家庭の愛情を与えられるのでは」と願う、と記事で紹介されています。