2011年5月27日

花王、衣類の悪臭の原因菌を解明

花王株式会社(本社東京、尾崎元規社長)安全性評価研究所は、洗濯後の衣類に発生する雑巾様臭の原因である4-メチル-3-ヘキセン酸の発生原因となる微生物を初めて分離・同定することに成功しました。
http://www.kao.com/jp/corp_news/2011/20110526_001.html

この微生物はモラクセラ菌と呼ばれる2連短桿菌で、洗濯後も衣類に残り、衣類の使用中や衣類の保存中に強い雑巾様臭を発生させることがわかりました。またモラクセラ菌は保管中の衣類だけではなく、家庭内のさまざまな場所にも存在していることがわかりました。

洗濯時には汚れだけでなく、このモラクセラ菌を除去することが大切とし、同社では今回の成果を新しい衣料洗浄技術の開発に応用していくとしています。