2011年8月1日

白洋舍が第2四半期決算を発表

株式会社白洋舎(本社東京、五十嵐素一社長)は、平成23年12月期第2四半期の連結業績(平成23年1月1日から平成23年6月30日)を発表しました。
http://www.hakuyosha.co.jp/ir/02.html

それによると、
  • 売上高    211億1,400万円(前年同期比5.1%減)
  • 営業利益    1億1,100万円(同83.5%減)
  • 経常利益   2,700万円(同95.5%減)
  • 四半期純利益  △2億1,000万円(-)
でした。

決算短信によると、震災以降の消費マインドの大幅な冷え込みがクリーニング需要にも影響し、原油価格の高騰がコスト面での逆風となりました。また、リネンサプライ業界においては震災以降ホテル等需要先の業況が急激に落ち込み、その影響を強く受けました。

業績を事業セグメント別にみると、
個人向けクリーニング事業は、中長期的に需要が減退しており売上も苦戦が続く中、新規顧客を積極的に獲得する戦略を推進。具体的には4月に「シャキッと加工」を投入、6月には「カスタムクリスタルクリーニング」の全国受付を開始しました。
クリーニング関連情報誌「ふんわり」を作成、配布したほか、計画的、効率的にお客様訪問をするための集配員の活動サポートツールを導入、既存顧客向けにはダイレクトメールや電話できめ細かな情報提供を行い、新規顧客に向けては各種のキャンペーンを実施するなどの施策を実行。
しかし震災による仙台支店の営業休止、関東エリアでの計画停電の影響による店舗等の一時休業、一時的なガソリン不足による集配サービスへの影響など供給面での制約と全国的な消費マインドの急激な冷え込みによる売上減の影響が結果的に大きく、売上高は113億8,400万円(前年同期比6.5%減)、営業利益は4億8,900万円(同25.4%減)でした。

レンタル事業のうち、リネンサプライ分野は主力顧客である都内高級ホテルについては震災以降外国人旅行者の大幅な減少、関東地方のリゾート系ホテルは自粛ムードによる利用客の激減に見舞われ、売上が大幅に低下。第2四半期連結会計期間に入りこれらの状況も緩和に向かっていますが、低価格帯のホテルから順に回復に向かう傾向があり、都内高級ホテルやリゾート系ホテルでは集客の足取りは依然として重いため、リネンサプライ分野の売上、利益も低迷を続けました。
また、ユニフォームレンタル分野についても工場等の操業休止やその後の人員削減等により扱い数量が減少するなどの影響が生じました。
この結果、レンタル事業の売上高は80億1,500万円(前年同期比14.8%減)、営業利益は1億5,800万円(同75.2%減)となりました。