2021年10月21日

原油価格高騰、クリーニング業界にも影響

ガソリン・原油価格が高騰していますが、クリーニング業界でも影響が出てきているというニュースを各放送局が報じています。

■NHK札幌放送局:世界的な原油高騰が道内でも家計や企業の重い負担に
札幌市豊平区にあるクリーニング店では洗濯機や乾燥機を動かすためのボイラーの燃料に灯油が使われています。このほかにも衣類を包装する袋やハンガーのほか洗剤も石油を原料としているため原油の価格変動はそうした備品などの値上がりを招く可能性もあるということです。 一方で、コロナ禍で店への客足が遠のき業界全体の売り上げが落ち込む中でクリーニングサービスの料金の値上げも難しいということです。
■富山テレビ:ガソリンなど石油系燃料の高騰…クリーニング、銭湯にも影響
乾燥機やしわ伸ばしに使うプレス機などに、灯油を燃料とする蒸気ボイラーを使用しています。 また、ドライクリーニングに欠かせない溶剤も石油が原料で、月に使う量は1000リットルを超えます。 さらにハンガーや包装用のビニールも石油製のため、燃料の高騰は大きな痛手となっています。 しかし店主は、すぐにクリーニング代を引き上げることは難しいと話します。
■長崎国際テレビ:ガソリン高騰続く 県内平均171.9円に
長崎市と諫早市で4店舗を運営するクリーニング店。ハンガー、包装のためのビニールなど、店にあるものには石油が使われている製品が多く価格高騰の影響を大きく受けている。機械を動かすために月4000リットル使うという重油は、去年と比べ1リットル当たり20円値上がりし、クリーニング店の生命線と言える衣類を洗う洗剤も石油が使われているため、値上がりした。全体で7万円ほどコストが増えたという。