日本チェーンストア協会が2025年3月度の「チェーンストア販売統計」を発表しました。
http://www.jcsa.gr.jp/
会員企業数47社(店舗数9,479店)の販売データをまとめたもので、総販売額は1兆1,116億2,089万円(前年比2.2%増)でした。
概況として3月は、食料品は節約志向から買上点数の減少傾向は続いているが、農産品の相場高、店頭価格上昇の影響などもあり販売額は伸びた。衣料品は気温の上昇とともに春物商品などが動き始め、住関品はまずまずの動きだったことから、総販売額の前年同月比(店舗調整後)はプラスとなった、としています。
衣料品を見てみると、販売金額は520億6,676万円で、前年同月比3.7%増でした。
紳士衣料 85億1,817万円(前年比2.0%減)
婦人衣料 133億6,335万円(前年比3.7%増)
その他衣料 301億8,524万円(前年比5.5%増)
紳士衣料は、セットアップ、ジャケット、スラックス、カジュアルシャツ、春物アウターなどはまずまずの動きだったが、スーツ、フォーマル、ドレスシャツなどは苦戦した。
婦人衣料は、ビジネスセレブレイト、春物ジャケット、パンツ、シャツ・ブラウス、ニット、カットソー、春物アウターなどの動きは良かったものの、ビジネスセットスーツ、ビジネスジャケット、カラーフォーマル、ストールなどの動きは鈍かった。
その他衣料・洋品は、紳士・婦人パジャマ、紳士・婦人インナー、学生服、スクールバッグ、スニーカー、帽子、日傘などの動きはよかったが、紳士・婦人肌着、子供服、靴下、ストッキング、ネクタイ、ベビー用品、レイングッズなどの動きは鈍かった。