2025年5月23日

4月のチェーンストア販売、衣料品1.1%減

日本チェーンストア協会が2025年4月度の「チェーンストア販売統計」を発表しました。
http://www.jcsa.gr.jp/

会員企業数46社(店舗数9,266店)の販売データをまとめたもので、総販売額は1兆334億971万円(前年比3.4%増)でした。
概況として4月は、食料品は節約志向から買上点数の減少傾向が続いている中、農産品の相場高は少し落着きが見られるが店頭価格の上昇の影響などもあり販売額は伸びた。衣料品は天候不順の影響もあり季節商品の動きが鈍かったが、住関品の動きは良かったこともあり、総販売額の前年同月比(店舗調整後)はプラスとなった、としています。

衣料品を見てみると、販売金額は496億2,368万円で、前年同月比1.1%減でした。
紳士衣料  81億4,921万円(前年比7.1%減)
婦人衣料  125億6,332万円(前年比3.3%減)
その他衣料 289億1,115万円(前年比1.8%増)

紳士衣料は、イージーオーダー、半袖ドレスシャツ、トレーナーなどはまずまずの動きだったが、フォーマルスーツ、ビジネススーツ、ドレスシャツ、ポロシャツ、Tシャツ、春物アウターなどは苦戦した。

婦人衣料は、パンツスーツ、カジュアルパンツ、7分袖シャツ、トレーナー、カットソーなどの動きはまずまずだったが、シャツ・ブラウス、カジュアルシャツ、パンツ、ニット、春物アウターなどの動きは鈍かった。

その他衣料・洋品は、ビジネスバッグ、ラッシュガード、水着小物、学生服、帽子、日傘などの動きは良かったものの、紳士・婦人パジャマ、紳士・婦人肌着、ベビーインナー、靴下、ネクタイ、レイングッズなどの動きは鈍かった。