2008年12月31日

オイル付着による発火事故増加

アロマオイルなどが付いた洗濯物が乾燥機の中で発火する事故が増えています。産経ニュースが報じたところによると、油分の酸化熱による自然発火が原因とみられ、アロママッサージ店やエステサロンなどで起きる事故が多くなっているそうです。
http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/081226/sty0812260810002-n1.htm

製品評価技術基盤機構によると、オイルの付着した衣類などから発煙、発火した事故は、平成8年度から今年11月28日までの間に全国で28件報告されており、今年だけで5件を数えていますが、実際の発生件数はもっと多いと思われます。
家庭用乾燥機、コインランドリーなどで事故が発生しているそうで、原因として、オイルが染み込んだ衣類などを洗濯しても油分が完全には落ちず、繊維のすき間に残った油分が乾燥による熱風で酸化し、高熱を発して自然発火したとみられています。

ランドリー工場でもタオルの潜熱などが原因と思われる火災が発生することがありますが、乾燥後の品物の放置などしないように十分に注意してください。

2008年12月30日

クリーニング店舗に福祉製品コーナー

千歳市の有限会社清報舎(大沼千枝子社長)が、共同作業所などで障害者が作る製品を店舗の一画に置いて販売を始めました。共同作業所で製品を販売する常設の場所を探していたことを聞いた同社が無料で引き受けたもの。
http://www.tomamin.co.jp/2008/cp081227.htm#t2

千歳民報によると、共同作業所を利用する障害を持つ人たちが作る刺し子やバッグなど手工芸品、せっけんやお菓子などを、同社が経営する「しゃぼん玉クリーニング」の5つの直営店で展示販売するそうです。
大沼社長は「製品がそろい次第、順次各店舗で販売していきたい。クリーニングのお客さんは(持ち込みと受け取りで)必ず2回来てくれるので、PRしたい」と話しています。

2008年12月29日

火傷しないアイロン

業務用というわけではないのですが、アイロンの話題をひとつ。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/67128
九州電力総合研究所が、調理器等で使われている電磁誘導加熱(IH)技術を応用した新型アイロンを開発しました。

西日本新聞が報じたところによると、これはアイロン本体には熱源がなく、金属製のアイロン台が、アイロンと接した部分のみ発熱する仕組み。電流が通ると2秒でアイロン台の温度が約120度に上昇します。
アイロン台には冷却用のファンを装備しており、アイロンを離すと瞬時に台の温度は低下。アイロン台は3秒以内で約60度まで冷めるそうです。

火傷の心配がない安全なアイロンですが、消費電力も従来タイプのものより少ないそうです。同研究所は、家電メーカーを通して商品化を目指すとしています。

2008年12月28日

合格祈願8080キャンペーン

高松市の株式会社白洋舎が、受験生にうれしい「合格祈願8080(ハレバレ)クリーニング 」キャンペーンを実施しています。
http://www.hakuyosha-gp.co.jp/a4163.html

期間中、学生服のクリーニング料金が20%割引になるほか、滝宮天満宮で合格祈願した開運絵馬を無料進呈するというもの。
「洗う門には服きたる 8080キャンペーン 受験生を応援します 招福(服)」のキャッチコピーで「きれいな服で試験に臨むことで気持ちも良く、気分も新たにリフレシュして試験に挑めます」としています。

受験生の親としても、何かうれしいキャンペーンですね(実際に受験生の親なんですよ)。

2008年12月27日

きょくとう、第3四半期財務・業績の概況

株式会社きょくとう(本社福岡市、牧平年廣社長)は12月26日、2009年2月期第3四半期財務・業績の概況(非連結)を発表しました。
http://www.data-max.co.jp/2008/12/20092_3_2.html
Net-IB九州企業特報の記事によると、売上高は61億300万円(前年同期比7.4%増)、経常利益は4億7,400万円(同7.5%増)、当期純利益は2億3,700万円(同7.7%増)の増収増益。

増収の主な要因は、「秋のプレゼントキャンペーン」実施や、新商品として取扱いを開始した「デリケートコース」の販売が好調に推移したことに加え、5月に春日市の工場および8店舗の事業を譲り受けて営業を開始したこと、23店舗の新規出店の実施、さらに昨年度のプラントの新設と3件の事業の譲り受けが大きく寄与したためとしています。

また工場運営においてボイラの燃焼時間短縮や、ドライの乾燥機を新しい機械に入れ替えるなどの効率化をはかり、売上原価率が前年同期比1.6%減少したそうです。

2008年12月26日

クリーニング品、引き取らないと?

今年も残り僅かとなりましたが、長い間引き取りがなく、年を越してしまいそうなクリーニングのお預かり品はありませんか?

そのような品物はどのようになるのか、お客様からの視点ですが、「預けたクリーニングを取りにいかないとどうなる?」という記事をエキサイトニュースが掲載しています。
http://excite.co.jp/News/bit/E1227838259837.html

引き取りに来てもらえなかったクリーニング品って、最終的にはどうなるのだろう?という疑問を解決すべく、クリーニング店、全ク連に話を聞いています。
「クリーニング品には所有権があるので、勝手に処分できない」
「では、預けたものが処分されていたら、賠償を求めることも可能?」
「長期保管によって、クリーニング店には余計な保管場所や手間がかかるから、逆に損害賠償を求められる可能性もある」
といったやり取りが示されています。

すぐに引取りにきてもらうために、いろいろと工夫されているクリーニング店も多いですが、引き取られないまま店の奥で眠っているものもありますからね。

2008年12月25日

静岡県の経営革新計画に承認

静岡県は中小企業新事業活動促進法に基づき、11月分の経営革新計画として26件を承認したことを、静岡新聞が報じています。
http://www.shizushin.com/news/pol_eco/shizuoka/20081218000000000012.htm

承認された企業は設備投資減税や県、政府系金融機関の制度融資など税制・金融面の支援や補助金が受けられます。本年度承認した同計画は177件。

今回、認証された企業の中に、伊豆の国市の有限会社クリーニングショップ白洋舎も含まれています。承認テーマは“24時間受付可能な新たな簡易洗濯サービスの提供”となっています。

2008年12月24日

Clean'09に現時点で320社申し込み

アメリカのクリーニング国際展示会「Clean '09」は来年6月18〜21日、ニューオーリンズで開催されます。本来は前回、ニューオリンズで開催するはずでしたがハリケーン・カトリーナによる大きな被害のため、会場がラスベガスに振り替えられました。
「Clean '09」は大会本部によると、12月22日現在、出展申し込みは約320社、16,700平方メートル超の展示スペースだということです。まだ半年前ですから、これからさらに出展者の増加が見込まれています。


前回、ラスベガスで行なわれた「Clean '07」のときは、出展484社、展示スペース約21,200平方メートルという規模でした。

2008年12月23日

価格乱高下に翻弄された人々の今

フジテレビの「ニュースJAPAN」で、原油価格高騰など歴史的な価格乱高下に翻弄された人々の今を取材するという特集が放映されました。フジニュースネットワークでも見ることができます。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00146353.html

ニュースJAPANが2008年、原油価格などが高騰する中、悪戦苦闘する人々を取材してきましたが、それぞれ、どんな年末を迎えようとしているのかを追ったものです。

番組の中で、東京・杉並区のクリーニング店「南洋舎」も紹介されています。原油価格が高騰を続ける7月に取材したときには、値上げするかどうかで、頭を悩ませていましたが、現在は...
多少、値上げしたい気持ちはあったものの、値上げせずに営業を続けているそうです。厚生労働省の作成したクリーニングの価格転嫁への理解を求める原油価格高騰対策ポスターも掲示はせず、「あえて棚にしまい込んじゃって」と話していました。

今年も1週間ちょっと、来年はどうでしょうか。

2008年12月22日

水洗いできる介護マットレス

パナソニック電工株式会社は、水洗いできる介護ベッド用マットレスの新機種として「ラクマットエアーDX」を新発売しました。
介護保険レンタルで使用されることも多いため、水洗いに適しながら、なおかつ水洗い時の使用水量・乾燥電力量の大幅な削減など、洗浄・消毒時のメンテナンス性の向上をはかっています。
http://panasonic-denko.co.jp/corp/news/0812/0812-4.htm

「ラクマットエアーDX」は、従来機種で採用された3次元スプリング繊維の機能をさらに高め、柔らかく反発性の高いソフトタイプを採用することにより体圧分散性を向上させ、床ずれ防止性能を有したものです。
カバーには3mmの厚さがあり、保温性と弾力性がある立体繊維を採用。床ずれ防止の機能を補完する性能を有しています。

専用の洗濯機もしくは、シャワーを使い洗浄が 可能。水洗い・乾燥が容易にできることで、 繊維間についた汚れ等を除去しやすくなって います。カバー(側地)、クッション(詰物)にはSEK認証を取得した制菌素材を使用しており、繊維上の細菌の繁殖を抑えます。

ベッドサイズに細かく適応できるように「レギュラー」「ショート」タイプがあります。

2008年12月21日

青森県がレジ袋削減協定

青森県は18日、「レジ袋削減推進に関する協定」を小売業者や協力団体と締結しました。来年2月2日からレジ袋を有料化する予定ですが、都道府県単位での協定締結は全国で5番目、東北で初めてとなります。
http://www.mutusinpou.co.jp/news/2008/12/4694.html

陸奥新報によると、スーパーなど24事業者、計231店舗がレジ袋の無料配布中止、有料化を実施。三村知事は「レジ袋削減の取り組みにより、県民一人ひとりがライフスタイルを見直し、ごみ減量に取り組む契機になることを期待する」と述べています。

クリーニング業としては、東洋社企業組合(青森市)が参加しています。

2008年12月20日

ズボン訴訟、控訴を棄却

10月25日のブログでも掲載したズボン紛失めぐる5,400万ドルのクリーニング訴訟の控訴審ですが、原告の控訴を棄却したとCNNが報じています。
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200812190018.html

ズボン紛失で高額の損害賠償支払いを求める訴えに対し、第一審でクリーニング店側の主張「満足保証という標語を無条件の保証と解釈するのは非現実的」が認められ、ワシントンの上訴裁判所も一審判決を支持する決定を下したわけです(今後、連邦最高裁に上訴する可能性もあるそうですが)。

クリーニング店経営者は「皆さんの支援に感謝する。訴えられてからの3年間はとてもつらい日々だった。これで悪夢が終わったことを願う」と述べたとCNNでは伝えています。

5,400万ドルは訴えられた当時のレートでは約66億円、今では約48億円、円高ですね(って、そっちかい)。

2008年12月19日

家庭洗濯できるユニクロのセーター

家庭で洗濯できる低価格衣料品の人気が、近年のクリーニング需要低下の大きな要因のひとつです。その中心的な存在といえば、ユニクロですが、今度、「マシンウォッシャブルニット」を新発売しました。これは家庭の洗濯機で洗える女性用セーターで、機能性とファッション性を兼ね備えた商品だそうです。
http://www.uniqlo.com/jp/corp/pressrelease/2008/12/121715_knit.html

「マシンウォッシャブルニット」はアクリル70%、ウール30%の素材で、特長としては、次のようなことがあげられます。
  • カシミヤよりも細く、鮮やかな色合いが持続する「抗ピルマイクロアクリル」と「ファインメリノ」をブレンドした素材を使用。肌ざわりが良く保温性にすぐれた仕上がり。
  • 「洗濯機の強水流(ネット使用)」で洗っても、型崩れしにくく、優れた寸法安定性を発揮。
  • 他の洗濯物と一緒に洗っても、ウールのソフトな風合いを損なわず、毛玉が付きにくい素材を使用しているので、お手入れが簡単。
カラーバリエーションも豊富で(商品によっては20色)、今月末までに4アイテム(タートルセーター、Vネックセーター、Vネックカーディガン、タートルチュニック)が投入されるそうです。価格は1,990円と2,990円。

手洗いや洗濯機の特別コースで一点洗いする必要もなく、普通に洗濯機で他のものと一緒に洗える(ネット使用ですが)セーター。低価格で、カラフルですし、売れるんでしょうね。クリーニングには出にくい商品であることは確かです。

2008年12月18日

喜久屋がハイ・サービス日本300選に

第4回「ハイ・サービス日本300選」の受賞企業が決まりました。今回は28社が受賞し、クリーニング業では、株式会社喜久屋(本社東京、中畠信一社長)が選ばれました。第2回でコインランドリーのWASHハウス株式会社が選ばれていますが、クリーニング業では初となります。
http://www.service-js.jp/cms/

「ハイ・サービス日本300選」は財団法人社会経済生産性本部サービス産業生産性協議会が、イノベーションや生産性向上に役立つ先進的な取り組みを行っている企業を表彰・公表することで、企業の一層の取り組みを喚起し、優良事例を広く普及・共有し、サービス産業全体のイノベーションや生産性向上を促進することを目的に行なっています。

選定に当たっての評価項目は次のとおり。
  1. 科学的・工学的アプローチ
  2. サービスプロセスの改善
  3. サービスの高付加価値化
  4. 人材育成
  5. 国際展開
  6. 地域貢献
3年間で300選を目標としています。

今回、株式会社喜久屋は、
全国からインターネットでクリーニングの申し込みを受け付け、衣類を自宅で集荷し、オフ シーズンにクリーニングをした上で衣類が必要となる時期まで無料で保管する「e-closet」 や、首都圏の在宅時間の短い単身者や働く女性をターゲットに夜間集配サービスを行う 「ムーンライトデリバリー23」を提供する。これらにより、従来のクリーニング業界が対応でき ていなかった顧客のライフスタイルやニーズの変化に応えると共に、顧客エリアの拡大やク リーニング業につきものだった受注の週次・季節変動差を解決し、業務の平準化を実現した。

この取り組みが評価されました。

2008年12月17日

貝殻から作った洗剤

ホタテの貝殻から作った天然素材の洗濯用洗剤が発売されました。北海道新聞が伝えています。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/135093_all.html

この洗剤「クリホーグ」は、北海道二海郡八雲町の有限会社北栄が開発したもの。
水産廃棄物のホタテ貝殻を高熱を加えて処理し、水に溶けやすく、蛋白質を分解する力のある水酸化カルシウムの白い粉末に変化させ、酵素などを加えて洗剤にしたものです。製法の特許も取得しています。

合成洗剤と洗浄力は変わりませんが、界面活性剤を使わないため肌に優しく、泡立たないのですすぎも一回で済むのが特長。同社によると、貝殻で作った洗剤は例が無いということです。

価格は1.2kg、1,250円。同社のサイトで販売しています。
http://www.hoku-ei.com/products/products02.html

2008年12月16日

「飲酒運転は絶対しません」宣言

年末年始は飲酒の機会も増えてくる時期ですが(えっ、一年中、同じように飲んでる?)、飲酒運転は絶対にしないでください。

先ごろ、北海道室蘭市で飲酒運転根絶重点啓発が実施され、約100人がドライバーや歩行者に「なくそう飲酒事故、やめよう飲酒運転」と訴えました。
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2008/12/13/20081213e_01.html
室蘭民報の記事によると、飲酒運転根絶重点啓発は12月12日、室蘭市内5地区で行なわれました。そのうちの中島あいらんど広場には、約60人が参加。
市民を代表し、株式会社サニクリーン北海道の辰田貴久夫さんが「飲酒運転は絶対しません」と宣言しました。

この後、参加者が「飲酒運転追放」のたすきを付け、ドライバーには、沿道の交通安全旗でスピードダウンを呼び掛け、歩行者には「飲酒運転 もう、やめて!」と書かれたチラシなどの啓発品を手渡したそうです。また「運転者に酒類を提供しないで」と飲食店店主らに呼び 掛けました。

2008年12月15日

子育て応援カード

子どもを持つ世帯の経済的負担を減らし、子育てを支援していくことを目的に「子育て応援カード」を発行する自治体が増えています。
これは子育て応援カードを持つ方に、協賛企業が割引や特典などのサービスを提供するもの(対象家庭やサービス内容などは各々違います)。協賛企業としてクリーニング店も多数あります。

例えば、新潟県見附市の場合、18歳未満の子どもを2人以上養育する保護者を対象にカードを発行。
協賛企業のクリーニング店がそれぞれサービス内容を設定していますが、中には「クリーニング料金定価の20%引き」「18才未満のお子様が、お手伝いやお使いでお持込の時は半額」といったサービスがあります。

2008年12月14日

10-12月期の中小企業景況調査

経済産業省が12月12日発表した「第114回 中小企業景況調査」(2008年10-12月期)によると、全産業の業況判断指数(DI)は▲(マイナス)42.0で、季節調整を開始した1994年以降、最悪の値となりました。
【中小企業景況調査のリリース/pdf】
http://www.chusho.meti.go.jp/koukai/chousa/keikyo/114keikyou/114sokuhou.pdf

クリーニング業も含まれるサービス業の中の「対個人サービス業」の業況判断DI(「好転」-「悪化」)はマイナス34.8で、7-9月期の▲29.6よりも悪く、来年1-3月期の見通しも▲39.3となっています。

サービス業についてみてみると
  • 売上額DI(「増加」-「減少」)▲34.3
  • 売上単価・客単価DI (「上昇」-「低下」)▲24.5
  • 原材料・商品仕入単価DI (「上昇」-「低下」)51.1
  • 経常利益DI(「好転」-「悪化」)▲51.3
いずれも7-9月期よりも悪くなっています。売上は増えない、材料費は上がるという状況で、一段と悪化している様子が伺えます。

2008年12月13日

お渡しロッカーの利用者増

栃木県大田原市のスピードクリーナーkennが実施している「お渡しロッカー」サービスの利用者が増えていると、下野新聞が報じています。
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/economics/news/20081212/85612

これはクリーニングのお渡しにロッカーを利用するもの。
ロッカーはお客さんとお店でその都度、暗証番号を設定し、カギをかけておきます。お店の方でクリーニング済みの品物をロッカーに入れておき、お客さんは6時から23時までの間、いつでも取り出せるようになっています。年中無休で、ロッカーに入れる日にちの指定も可能。

今年に入ってから本格的にスタートしましたが、週末や祝日の前などには特に利用者が多いそうです。現在は15のロッカーがあります。
同店の「クリーニングの依頼をボックスで行っているところはあるが、引き取りにロッカーを使用しているのは県内で初めてだと思う」という談話が掲載されています。

同店では、営業時間外のサービスとして定着しつつあるようです。

2008年12月12日

コイン用のふとん洗濯乾燥機

先週の 2008東京国際クリーニング総合展示会で、三洋アクア株式会社が「コイン式ふとん洗濯乾燥機」を出品しました。ニュースリリースも発表したため、一般紙などでも取り上げられたので、展示会場へ行かなかった方でも記事を見て知っている人もいるかと思います。
http://www.sanyo.co.jp/koho/hypertext4/0812news-j/1205-1.html

コインランドリーでふとんを“洗い”から“乾燥”まで入れ替え不要で丸洗いできるもので、コインランドリー機器においては業界初となります。ふとんを洗う場合、洗濯機から乾燥機への入れ替えは相当大変なので、1台で処理できるのは大きなメリットでしょう。
また、機器本体にタッチパネルを搭載し、音声とアニメーションのダブルガイダンスで操作しやすくしたのも特長のひとつです。

産経ニュースによると、1回あたりの料金はシングルサイズの綿ふとんで2,000円前後を想定しているとのことです。
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/081205/biz0812051729013-n1.htm

同機は、来年夏の市場投入を予定しています。

2008年12月11日

「カシミヤ」表示で違反

カシミヤが使われていないのに、混用していると表示して商品を販売したとして、公正取引委員会は株式会社伊勢丹と株式会社ファイブ・フォックスに景品表示法違反で再発防止を求める排除命令を出しました。
http://mainichi.jp/select/biz/news/20081211k0000m040047000c.html

毎日新聞によると、伊勢丹は「カシミヤ50%」と表示されたストール(インドからの輸入品)を、昨年12月から今年7月までに計219点販売。ファイブ・フォックスは「カシミヤ30%」と表示されたストール(中国からの輸入品)を、今年7月から10月までに計3,300点を販売。
いずれも実際にはカシミヤは含まれていませんでした。

カシミヤを巡る同法違反は昨年7月以降で6件目。公正取引委員会は日本百貨店協会に自主検査を促すなど、業界の意識改革を求めています。

カシミヤのような高級獣毛に限らず、表示の誤りはクリーニングする際にもトラブルの原因となりかねませんので、適正表示を徹底してほしいですね。

2008年12月10日

滋賀県の障害者就労支援ネットワーク

障害者の就労を支援する滋賀県湖東地域の企業や福祉施設でつくるネットワークの第1回懇談会が12月3日、彦根市で開かれました。中日新聞によると、このネットワークは障害者就労支援に取り組む県の「湖東働き・暮らし応援センター」が呼び掛け、企業9社、養護学校などが参加したということです。
http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20081204/CK2008120402000007.html

懇談会では、知的障害者を18人雇用する滋賀県犬上郡多賀町のクリーニング業・株式会社クレールの長友朗相談役も雇用の心構えや工夫を紹介しました。
同社は参天製薬株式会社の特例子会社。重度障害者を多数雇用することを目的に平成9年に設立され、無塵・無菌服のクリーニングを行なっています。

2008年12月9日

メジャーリーガーの野球教室に協力

今シーズンも米メジャーリーグでプレーした井口資仁選手が12月6日、沖縄・嘉手納球場で少年野球教室を開催しました。琉球新報が開催直前の井口選手のインタビューを掲載しています。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-138741-storytopic-2.html

この少年野球教室は沖縄の大手クリーニング業・株式会社丸三の荷川取浩二社長と井口選手が行った対談の中で具体化したものだそうです。
「荷川取さんをはじめ、たくさんの方の協力で大々的に野球教室を開くことができる」と援助に感謝している、と琉球新報は伝えています。

2008年12月8日

展示会レポート、映像も追加

クリーニングオンラインの 「2008東京国際クリーニング総合展示会」特集ページに、映像レポートを追加しました。写真レポートとあわせ、会場の雰囲気を味わってください。
http://www.c-online.net/exhibit/clv2008/movie/

今年は15本の映像を掲載しています。それぞれアクセスしやすいように、11〜14秒程度の短い映像となっていますが、会場の様子を感じることができるかと思います。mpegとmovファイルを用意していますので、ご使用のPC環境に応じて選択してください。

2008年12月7日

展示会レポート、今年も全部見せます!

「2008東京国際クリーニング総合展示会」が12月5日から本日まで、東京ビッグサイトで開催されました。
クリーニングオンラインでは、今年も出展全ブースを掲載した写真レポートを公開しています。
http://www.c-online.net/exhibit/clv2008/photoreport/

特に最終日の今日は、朝から大勢の来場があり、期間中3日間で3万人近い来場者数となったようです。大会本部の発表した入場者数は次のとおり。
  • 1日目:7,751人
  • 2日目:7,994人
  • 3日目:13,297人
  • 合 計:29,042人
展示会へ行った人も、行かなかった人も、写真レポートで会場の雰囲気を感じ取ってみてはいかがでしょうか。

次回は来年、大阪で開催予定です。


2008年12月6日

業界団体の環境の取り組みセミナー

おおさかATCグリーンエコプラザビジネス交流会水・土壌汚染研究部会は12月18日、第30回水・土壌汚染研究部会セミナーとして「業界団体の環境の取り組み」を開催します。
土壌・地下水汚染に関係のある業界団体として、(社)滋賀県環境保全協会、全国鍍金工業連合会、全国クリーニング生活衛生同業協同組合の3団体が、環境への取り組みを紹介します。

内容は次のとおり。

企業の環境保全活動を支援する協会の役割
 (社)滋賀県環境保全協会事務局長 渡辺維子

メッキ工業界の環境保全に向けた取り組み
 全国鍍金工業組合連合会常任理事 環境対策委員長
 神谷理研株式会社代表取締役 神谷文吾

クリーニング業界の環境保全に向けた取り組み
 全国クリーニング生活衛生同業組合連合会
 クリーニング綜合研究所技術部長 山本侑一

受講料は1,000円、定員100名。
案内のpdfファイルはこちらにあります。
http://www.ecoplaza.gr.jp/img/pdf/ws081218.pdf

2008年12月5日

白洋舎クリアランスセール

白洋舎は12月に入って、年末クリアランスセールを実施しています。
http://www.hakuyosha.co.jp/news/

・12月1日〜12月31日
 ドライクリーニング(標準・ローヤル・素材別)
 対象品目10%OFF

・12月13日〜12月31日
 店舗ご利用3,000円毎に1回くじ引き実施
 次回よりご利用いただけるドライ割引券などプレゼント

・12月20日〜12月28日
 2008年謝恩ダブルポイントプレゼント
 この期間に店舗での利用で、うららかポイントが2倍に

消費が低迷していますが、年末商戦へ向けて、需要を高める動きですね。

2008年12月4日

展示会イヴ

いよいよ明日から「2008東京国際クリーニング総合展示会」が開催されます。会場の東京ビッグサイトでも準備がすすめられ、開幕のテープカットも用意されています。



クリーニングオンラインのアンケートでは、例年、行かないと回答する人が多い中、今年は展示会に行くと回答した人が6割近くにのぼり、関心の高さが伺えます。おそらく期間中の来場者は3万人くらいになるでしょうが、来場された方は、(良くも悪くも)業界の状況を肌で感じてほしいものです。

それでは、会場でお会いいたしましょう(って、出展はしていないんですけどね)。

2008年12月3日

児童買春容疑で逮捕

今日はクリーニング店の文字が出てくる事件を紹介します。
このようなニュースは、ここで取り上げるべきか賛否があるかもしれません。しかし一般紙のニュースですので、目に留まることも多いですし、本ブログの掲載に関するご意見などを募るうえでも、記事を紹介します。

朝日新聞に、クリーニング店店主が児童買春などの疑いで逮捕されたという記事が掲載されました。
http://www.asahi.com/national/update/1202/TKY200812010427.html

記事によると、同性同士を対象としたインターネットの出会い系サイトで知り合った群馬県内の中学2年の少年に金品を渡してわいせつな行為をしたとして、群馬県警 少年課と高崎署は12月1日、埼玉県の小学校教諭と東京都のクリーニング店店主を児童買春などの疑いで逮捕したと発表した、ということです。

2008年12月2日

写真展示「LAUNDROMAT」

ELTTOB TEP ISSEY MIYAKE(大阪市中央区南船場)は11月13日から12月25日まで、ニューヨークの雑誌「OWN」とのコラボレーション写真展示「LAUNDROMAT」を行なっています。
http://www.isseymiyake.co.jp/ELTTOB_TEP/2008/11/13160105.html

店内に実寸大の洗濯機や乾燥機の写真などが展示され、ニューヨークのコインランドリーの写真でELTTOB TEPならではのクリスマスを表現しています。

同店は、イッセイミヤケが手がける全ブランドの総合店。店名を逆から読むと、ペットボトルなんですね。

2008年12月1日

今度はワイシャツ7円!!

9月26日のブログで、洗濯代行サービスDeliWashのオープンキャンペーンのチラシを紹介しました。同店はクリーニングオンラインの事務所の最寄駅の前に開店したのですが、駅の反対側にも別の洗濯代行サービスの店舗があります。
洗濯代行と宅配クリーニングを行なっているセブンウォッシュというお店ですが、今日、駅前でリニューアルオープンの販促ポケットティッシュを配っていました。



DeliWashはワイシャツ10円セールでしたが、セブンウォッシュはワイシャツ7円(一人7枚/先着700枚)でクリーニングするというもの。さらにビックリする値段ですね。