2023年10月25日

9月のチェーンストア販売、衣料品3.5%減

日本チェーンストア協会が2023年9月度の「チェーンストア販売統計」を発表しました。
http://www.jcsa.gr.jp/

会員企業数54社(店舗数10,803店)の販売データをまとめたもので、総販売額は1兆708億7,238万円(前年比2.8%増)でした。
概況として9月は、依然として食料品は節約志向の高まりから買い控えが続いているが、店頭価格の上昇もあり売上は伸びた。衣料品は高気温の影響もあり季節商品の動きが鈍かったものの、住関品はまずまずの動きだったこともあり、総販売額の前年同月比(店舗調整後)はプラスとなった、としています。

衣料品を見てみると、販売金額は460億4,094万円で、前年同月比3.5%減でした。
部門別では、
紳士衣料  65億7,343万円(前年比10.5%減)
婦人衣料  120億9,279万円(前年比3.4%減)
その他衣料 273億7,472万円(前年比1.7%減)

紳士衣料は、フォーマル、半袖ドレスシャツ、ショートパンツ、半袖Tシャツなどはまずまずの動きだったが、ビジネススーツ、秋物カジュアルシャツ、長袖Tシャツ、カットソー、ボトムなどは苦戦した。

婦人衣料は、フォーマルスーツ、カジュアルシャツ、デニムパンツ、Tシャツなどはまずまずの動きだったが、秋物パンツ・スカート、カットソー、トップスなどの動きは鈍かった。

その他衣料・洋品は、紳士・婦人インナー、紳士綿下着、スニーカー、帽子、日傘、財布などはまずまずの動きだったが、紳士・婦人パジャマ、婦人ブランド下着、スクール衣料、子供長袖Tシャツ、ストッキング、レイングッズなどの動きは鈍かった。