2009年12月31日

クリーニング店に強盗、大阪

大阪府熊取町のクリーニング店で強盗事件が発生しました。日刊スポーツが報じています。
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20091230-581154.html

12月30日午後、大阪府熊取町希望が丘のクリーニング店で、男が女性店員にモデルガンを突き付け「金を出せ」と要求、レジから現金約7万円を奪って逃げました。男は追い掛けてきた別の女性店員を殴って軽傷を負わせ、自転車で走り去ったそうです。泉佐野署が強盗致傷事件として調べています。

2009年12月30日

11月も洗濯代支出は減少

総務省統計局の「家計調査報告(二人以上の世帯)」11月分の速報がまとまりました。前月に引き続き、洗濯代支出金額は前年を下回る結果となりました。

11月分の速報結果は、全国全世帯の洗濯代支出金額は633円で、前年の695円より8.9%減少しました。勤労者世帯も前年より10.7%減り671円(前年751円)でした。
地方別では、
  • 北海道 548円(前年543円)
  • 東 北 479円(前年597円)
  • 関 東 741円(前年827円)
  • 北 陸 426円(前年665円)
  • 東 海 423円(前年514円)
  • 近 畿 797円(前年834円)
  • 中 国 584円(前年588円)
  • 四 国 683円(前年483円)
  • 九 州 503円(前年551円)
  • 沖 縄 397円(前年235円)
過去の世帯当たり支出金額はクリーニングオンラインのデータ集にも掲載しています。
http://www.c-online.net/data/

2009年12月29日

三洋、ポンプ12機種をリコール

11月18日のブログでコインランドリー店の電気ポンプから出火する事故について取り上げましたが、三洋電機株式会社ではポンプ12機種をリコール(無償点検・修理)すると発表しました。
http://jp.sanyo.com/info/products_safety/091218.html

同ポンプはケーピーエス工業株式会社が製造し、三洋電機が販売したもので、制御基板の半田付け部における不具合を原因とする基板発火・焼損事故が3件発生。電子部品の半田強度不足から、長期の使用における温度変化、振動等により半田面にクラック(亀裂)が入り、発熱し発火に至ったとしています。

今回、発火の可能性のある2003年5月から2008年6月に製造した商品12機種の制御基板とポンプカバーの交換を行います。

対象機種名や対象製造番号は上記サイトでご確認ください。

きょくとう「新聞報道について」

株式会社きょくとう(本社福岡市、牧平年廣社長)は、今回の問題に関して「昨日の新聞報道について」という説明を同社サイトで公開(pdf)しています。
http://www.cl-kyokuto.co.jp/company/index.html

2009年12月28日

きょくとう、福岡市が立ち入り調査へ

株式会社きょくとう(本社福岡市、牧平年廣社長)が住宅地や商業地で建築基準法が禁じる引火性溶剤を使用していた問題で、福岡市が年明けに改善計画書を提出するよう指導しました。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091228-OYT1T01136.htm

読売新聞によると12月28日、市職員がきょくとう本社を訪れ、担当者から聞き取りを実施。移転やほかの溶剤への切り替えで対応するとの説明を受けたそうです。
ただ、移転などには時間がかかることから、同社は当面、従来の溶剤を使う方針。少量ずつ仕入れたり、安全な場所に保管したりして危険を回避するようにしているとしています。
29日に市内の6工場で、溶剤の保管状況などを立ち入り調査するとのこと。


また福岡市の吉田宏市長は違法操業を放置していたことについて謝罪しました。
http://www.tvq.co.jp/news/news.php?did=5261

TVQ九州放送が伝えたところによると、吉田市長は会見で、福岡市と消防や保健所などとの縦割り行政によって、事態が放置されていたと説明し、謝罪したそうです。

2009年12月27日

制限地域で石油系、きょくとうも

株式会社きょくとう(本社福岡市、牧平年廣社長)が建築基準法が禁じる引火性溶剤を使用し、全国約20カ所で工場を稼働させていたことが朝日新聞の調査でわかりました。ロイヤルネットワーク株式会社が同様の違反で発覚した後も、きょくとうは改善せずに操業を続けていたとしています。
http://www.asahi.com/national/update/1226/TKY200912260421.html

石油系溶剤の使用が明らかになったのは、東京、神奈川、埼玉、大阪、鳥取、山口、福岡の計約20カ所の店舗兼工場。多くが表通りに面し、マンションやスーパーの近くにありました。うち、少なくとも8カ所は、自治体の保健所の指導に基づき石油系の使用を届け出ていましたが、建築基準法を所管する部署に違反が伝わらなかったそうです。
朝日新聞の取材に対し、同社は「合併で取得した工場が大半で、前から石油系を使用していたので違法ではないと認識していた」としています。
さらに同社は2007年、東京都町田市に工場を開設する際、市や消防署に虚偽の届け出をしていたことも明らかにしました。市消防には不燃性溶剤を使うと虚偽報告したあと、石油系溶剤用の機械を搬入し、今年7月まで稼働させていたそうです。

国土交通省は業界に広がる違法操業を重く見て、年明け早々から全クリーニング業者を対象に調査に乗り出すとしています。

2009年12月25日

就労継続支援A型、リネン工場開設

宮崎県都城市のNPO法人キャンバスの会が16日、リネン工場「CBSリネンサービス都北」を開設しました。
http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/index.php?itemid=22605

同会は障害者の就労の場として給食センターやリネン工場などを開設していますが、リネン工場は仕事量の増加により2工場目となります。障害者自立支援法の「就労継続支援A型」の施設で、障害者と事業者が雇用契約を結び、県の最低賃金も保障されます。

工場側溝に新生児放置

福岡県にあるクリーニング工場の敷地内に生まれたばかりの乳児が放置されるという事件が起きました。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091223-OYT1T00693.htm

読売新聞によると、12月23日午前11時40分頃、福岡県直方市知古のクリーニング工場の敷地内で、コンクリート製の側溝(幅、深さとも23センチ)に生まれたばかりの裸の乳児が放置されているのを男性従業員が見つけました。乳児は搬送先の病院で間もなく死亡しました。
母親が自分で捨てたと話しており、福岡県警直方署は保護責任者遺棄致死などの疑いで調べています。母親は工場従業員で、同日午前8時に出勤して約1時間後、「トイレで出血した」と言い残して退社。同署ではここで出産した直後に乳児を捨てたとみているとしています。

2009年12月24日

Primus社、ビデオで導入例を紹介

ランドリー機器を製造販売しているPrimus社(本社ベルギー)がYouTubeにチャンネルを開設しました。
http://www.primuslaundry.com/movies/

ホテルリネンや病院リネン、コインランドリーなどでの同社機器の使用例、製品の製造工程などをビデオで紹介しています。

2009年12月23日

大きな反響を呼んだ貼り紙とは

らばQに「大きな反響を呼んでいた、あるクリーニング屋の貼り紙」という記事が掲載されています。
http://labaq.com/archives/51340954.html

そのお店の店頭に貼られていたのは
「もしあなたが失業中で、面接のためにきれいな服が必要なら無料でお洗いします」
面接のために服を洗うこともできない人のために、それを支援する人がいるという、世界の小さな片隅を映し出した画像で、これが海外サイトで注目を浴びているそうです。記事では、コメントも抜粋して掲載されています。

ちなみに写真をよくみると、店名はPlaza Cleaners、GreenEarthを使っている、1951年創業、などがわかります。それらで検索してみると、おそらく米国オレゴン州ポートランドのクリーニング店ではないかと思うのですが。

日華化学社員と学生とで意見交換

日華化学株式会社(本社福井市、江守康昌社長)で、学生が企業の海外勤務経験者から生きたアジアのビジネス事情を学ぶ初の「アジアビジネスキャンパス」が開かれました。中日新聞が伝えています。
http://www.chunichi.co.jp/kenmin-fukui/article/local/CK2009121102000203.html

これは福井大と日本貿易振興機構福井貿易情報センター、福井市が、モノづくりにビジネス感覚を取り入れるため、本年度から導入した実践的な人材育成事業で、今回が第一回目。

当日は福井大の学生22人が、同社の技術開発やマーケティング部門の社員らと意見を交わしました。
また講義では、同社の江守社長が、界面活性剤を核に繊維加工や医薬、クリーニングなど多角的に事業展開する同社の経営方針を説明。エチゼンクラゲに含まれる物質の有効利用に向けた挑戦事例も紹介したそうです。

2009年12月22日

11月のチェーンストア販売、衣料品14.4%減

日本チェーンストア協会が11月度の「チェーンストア販売統計」を発表しました。
http://www.jcsa.gr.jp/

会員企業数68社(店舗数8,185店)の販売データをまとめたもので、概況としては、雇用・所得環境が厳しいこと及び先行き不安感を背景に生活者が節約志向を一層強めている中で、気温が全国的に高めに推移したため季節商材を中心に動きが鈍かったことに加え、土曜日が1日少なかったこともあって、総販売額の前年同月比(店舗調整後)は12ヵ月連続のマイナスとなった、 と分析しています。

衣料品を見てみると、販売金額は1,214億6,359万円で、前年同月比14.4%の減少。前月比は8.6%増でした。
部門別では、
紳士衣料  265億4,872万円(前年比9.3%減)
婦人衣料  376億4,024万円(前年比8.5%減)
その他衣料 572億7,463万円(前年比19.9%減)

紳士衣料は、パンツ、ワンマイルウェアは好調だが、気温が高くコート、ジャケット、セーターは不調。
婦人衣料は、Tシャツは好調だが、気温が高くコート、ジャケットは不調。
その他衣料・洋品は、インナーは機能性を中心に好調だが、婦人靴下、男児衣料、紳士靴、手袋・マフラーなどの季節服飾品は不調。雨の日が多く傘の動きは良かった。

2009年12月19日

11月の百貨店売上、衣料品15.6%減

日本百貨店協会が11月の「全国百貨店売上高」を発表しました。
http://www.depart.or.jp/

調査対象百貨店86社271店のデータをまとめたもので、売上高総額は約5,635億円、前年同月比で11.8%の減少でした。21カ月連続で前年同月比マイナスとなりました。
11月の売上の特徴としては、
依然として好転の兆しが見えない雇用情勢や所得環境などを背景に、政府のデフレ宣言による心理的影響も加わって、消費者の買い控えと低価格志向が一層強まり、高額品を中心に厳しい商況が続いた。また、平年より高めに推移した気温による重衣料の苦戦や土曜日が前年に比べ1日減少した影響から、歳暮・おせち販売の強化や集客催事の積極展開など各店の取り組みも及ばず、売上基調としては前月同様に推移した。
と分析しています。

衣料品を見てみると、売上高は1,999億4,772万7千円で、前年同月比15.6%減でした。衣料品は29カ月連続でマイナスとなりました。
商品別では、
  • 紳士服・洋品  437億7,215万5千円(前年比19.4%減)
  • 婦人服・洋品 1,278億4,731万8千円(前年比14.0%減)
  • 子供服・洋品  125億7,163万8千円(前年比18.2%減)
  • その他衣料品  157億5,661万6千円(前年比15.0%減)
となっています。

2009年12月18日

開運絵馬付き学生服キャンペーン

株式会社白洋舎(本社高松市、鵜川俊英社長)は昨年に引き続き、受験生にうれしい開運絵馬付き学生服クリーニングキャンペーンを実施しています。
http://www.hakuyosha-gp.co.jp/a6055.html

期間中、学生服のクリーニング料金が20%割引になるほか、滝宮天満宮で合格祈願した開運絵馬を無料進呈するというもの。
キャンペーン期間は12月11日から来年3月末まで。

ホテル大箱根、エコプラン代金から寄付

株式会社プリンスホテルの運営するホテル大箱根(神奈川県足柄下郡箱根町、内藤卓男支配人)は、箱根町の宿泊施設では初めて「エコな連泊プラン」の売上金から1%を箱根トラストに寄付するプランを今年7 月から販売しました。
同プランは9月末まで120名が利用、売上は1,362,000円でとなり、12月7日、その1%に当たる13,620円を箱根町へ寄付しました。

ホテル大箱根のリリース(pdf)
http://www.princehotels.co.jp/daihakone/pdf/kifu.pdf

「エコな宿泊プラン」は、連泊者を対象にし、ホテル滞在中のベットシーツの交換、客室の清掃、客室備品の交換を行わないというもの。来年3月末日までの販売プランですが、同ホテルでは永続的にこのプランを販売することで、事業活動を通じて地域との共生をはかり、地域社会に貢献することを目指すとしています。

2009年12月17日

洗濯についてアンケート、無印良品

無印良品「くらしの良品研究所」は、洗濯についてのアンケートを実施しています。洗うことを通して、衣服の商品開発にもつなげていこうというもの。
アンケートは家庭で洗濯をするMUJI.netメンバーの方を対象に、受付期間は12月16日から22日まで。
http://www.muji.net/lab/theme/wash/thm06_01.html

衣服は素材ごとにどんな風に洗っているののか。ドライクリーニングには、どんな基準で出すのか。どんな干し方をしているのか。素材別、アイテム別にアンケートを行っています。
また洗濯に関わる失敗やきれいに洗える知恵なを、共有していきたいとしています。

アンケートの対象になっている素材は
  • 綿のTシャツ・シャツ
  • 綿のパンツ・スカート
  • 麻・麻混のシャツ・ワンピース
  • 麻・麻混のパンツ・スカート
  • ウール・ウール混のジャケット
  • ウール・ウール混のパンツ・スカート
  • ウール・ウール混のセーター
  • 麻・麻混のセーター
  • カシミア・カシミア混のセーター
アンケートの結果や、その後の経過については、くらしの良品研究所およびメールマガジンにて、随時ご報告・ご紹介するそうです。

地域まつり中止で開催費を寄贈

株式会社トーカイ(本社高松市、山田豊社長)は四国新聞社を通じて香川県共同募金会に60万円を贈ったことを、同新聞社が伝えています。
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/locality/article.aspx?id=20091209000109

毎年11月に地域住民らを招いて実施している「ふれあいまつり」を新型インフルエンザの影響で中止したため、開催費などを寄贈。贈呈式では、山田社長が「福祉の向上に役立ててください」と、募金会の酒井郁事務局長に目録を渡し、感謝状を受けました。
また「ふれあいまつり」の中止に伴い、同社は地域の700世帯に手指消毒剤と衛生用せっけんを配付したそうです。

京都市立病院、ワタキューに管理委託

京都市は京都市立病院の再整備を「民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律(PFI法)」の基づいて行いますが、その委託先にワタキューセイモア株式会社を代表企業とするグループに決定しました。来年度から18年間の長期契約で、病院施設の維持管理や医療機器の保守点検などを一括して行います。
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009112400036&genre=A2&area=K00

京都新聞によると、委託先に決定したグループ企業は、ワタキューセイモアのほか、三菱商事株式会社、株式会社麻生。今年8月の入札でこの企業のみが入札参加し、853億1,621万4,690円(税抜き)で落札しました。
市が施設整備に係る資金調達を行い、事業者が設計、建設、運営・維持管理を行います。市によると、既存手法の整備に比べ約46億円削減できるとみているとしています。

老朽化が進む北館の建て替えや、生活習慣病に関する医療行為を一元的に行う「心臓・脳・血管病セター(仮称)」を設置するほか、屋上にはヘリポートも。これまで個々の事業者に発注していた医療機器の保守点検や滅菌消毒、医薬品の調達など医療行為を除く業務を一括で実施するそうです。

なお京都市立病院のサイトに整備運営事業に関するファイルが公開されています。
http://www.city.kyoto.lg.jp/city-hosp/

2009年12月14日

eガイドをリニューアル

クリーニングオンラインは全国各地のクリーニング店を紹介しているインターネット上のイエローページ「クリーナーズeガイド」をリニューアルしました。
http://www.c-online.net/ceg/

今年からクリーニングオンラインは新レイアウトとなり、順次、レイアウトの変更を行ってきましたが、「クリーナーズeガイド」もそれに対応したものとなりました。

全国各地のクリーニング店様からの登録をお待ちしております(登録は無料です)。

ライガー・マスクのクリーニング

ご覧になった方もいらっしゃるかと思いますが、テレビ朝日「シルシルミシル」11月25日放送分で「クリーニングは何でも洗濯してくれるんですか?靴を出してもいいんですか?」を調べるコーナーがありました。
靴はもちろん大丈夫なのですが、プロレスラーのマスクはどうか、ということで、実際にマスクを喜久屋さんに持ち込んでみた映像がyoutubeにアップされていました。
http://www.youtube.com/watch?v=Z6uVg59LMKI

マスクのクリーニングは、素材ごとに汚れを落とす、脱臭機の中へ、型くずれを防ぐため綿入りの袋をつめる、包装という手順で行われました。特殊なため、納期は約3週間、料金は約15,000円だそうです。

2009年12月10日

カシミヤ表示で措置命令

消費者庁は12月9日、株式会社三陽商会(本社東京、杉浦昌彦社長)に対して景品表示法に基づく措置命令を行いました。
【景品表示法関係報道発表/pdf】
http://www.caa.go.jp/representation/pdf/091209premiums.pdf

「MACKINTOSH PHILOSOPHY」の商標を付したニット商品に「カシミヤ25%」と表示されていましたが、実際にはカシミヤは用いられていませんでした。
対象商品は次の3品番で、8月11日頃から9月25日頃まで販売されていたようです。
  • ベスト   (品番MEJ34-530)25,200円
  • カーディガン(品番MEJ35-530)29,400円
  • プルオーバー(品番MEJ32-530)28,350円

2009年12月9日

COL「情報プラス」コーナーを開設

クリーニングオンラインに新コーナー「情報プラス」が加わりました。
http://www.c-online.net/plus/index.html

「情報プラス」はインターネット上でPRできる業界向けのオンラインスペース。クリーニングオンラインの1ページ相当を自由にお使いいただけます。
商品の案内、展示会やセミナーの告知、グループ等の活動報告、ホームページを開設していなくても、インターネット上で、大きな投資なしにPRすることができますので、皆様のご活用をお待ちしております。

2009年12月8日

カシミヤの純度測定できる装置開発

偽装表示等が後を絶たないカシミヤですが、特殊な光を当てて純度を測定する技術を岩手県立大の研究チームが開発しました。「カシミヤ100%」をうたった製品が本物かどうかなど、鑑定の切り札として注目されると、読売新聞が伝えています。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20091207-OYT1T00645.htm

岩手県立大の倉林徹教授らが大手流通会社からの依頼で研究を開始。その結果、テラヘルツ波を繊維に照射すると、分子レベルの振動波が生じ、素材によって波長や強さが異なり、人間の指紋のように識別可能としています。カシミヤや羊毛、綿、アクリル、ナイロンなど約30種類を調べ、それぞれ特有の振動波を確認。カシミヤに肌触りが似ている羊毛も、間違えずに識別できたそうです。

課題は、長さ2メートル、幅1メートルもある装置の小型化ですが、民間との共同開発で小さな装置を作り、実用化を目指したいとしています。

2009年12月7日

白洋舎、年末クリアランス

株式会社白洋舎は12月12日から31日まで「年末クリアランス・セール」を実施します。
http://www.hakuyosha.co.jp/news/news37.html

セール期間中、ドライクリーニング2点以上で10%引き。また利用金額2,000円(税別)ごとにスクラッチカードを1枚進呈。ドライ500円引券、ドライ300円引券、ドライ100円引券、宅配付き布団クリーニング2枚組3,000円引券、粗品などが当たります。はずれ券も2枚で100円引券として使えます。

12月23日、26日、27日には「2009年謝恩ダブルポイントプレゼント」として、うららかポイント2倍プレゼントも実施します。

2009年12月5日

手ぬぐいクリスマスツリー

北海道上川郡東神楽町の森のゆホテル花神楽のロビーにお目見えした、入浴用手ぬぐいで作ったクリスマスツリーが評判を呼んでいると北海道新聞が報じています。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/topic/203445.html

このツリーは、旭川市のクリーニング会社社員・八島恵理さんが作成しました。
発泡ウレタンでツリーの型を作り、入浴用手ぬぐい500本を張り付けた、高さ2.4メートルの大作。上部には手ぬぐいの星を乗せたほか、根元付近には手ぬぐいを折って作った愛らしいウサギも。発光ダイオードの電球200個の光が白い布に映え、雪の積もったもみの木の雰囲気たっぷりだと伝えています。

八島さんは今秋から取引先のホテルに、動物型に折ったハンドタオルを客室に置くよう提案し、自ら「手ぬぐいアーティスト」として活動を開始したそうです。

2009年12月4日

10月の洗濯代支出は減少

総務省統計局の「家計調査報告(二人以上の世帯)」10月分の速報がまとまりました。前月に引き続き、洗濯代支出金額は前年を下回る結果となりました。

10月分の速報結果は、全国全世帯の洗濯代支出金額は686円で、前年の757円より9.4%減少しました。勤労者世帯も前年より2.4%減り742円(前年760円)でした。
地方別では、
  • 北海道 521円(前年551円)
  • 東 北 587円(前年667円)
  • 関 東 722円(前年926円)
  • 北 陸 770円(前年619円)
  • 東 海 688円(前年708円)
  • 近 畿 830円(前年761円)
  • 中 国 651円(前年731円)
  • 四 国 579円(前年570円)
  • 九 州 544円(前年572円)
  • 沖 縄 184円(前年174円)
過去の世帯当たり支出金額はクリーニングオンラインのデータ集にも掲載しています。
http://www.c-online.net/data/

2009年12月3日

仙台エクセル東急、来年11月で営業終了

仙台エクセルホテル東急が来年11月末で営業を終了することになりました。
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091203t12027.htm

河北新報によると、同ホテルは地上13階、地下2階で宴会場や結婚式場、飲食店も備えています。最近5年間の平均客室稼働率は74%でしたが、土地建物所有者との賃貸借期間が2011年3月末に満了を迎えることも踏まえ、閉鎖を決めたとのこと。
ホテル側は「開業から29年が経過。新たな設備投資には多額の資金が必要となり、今後の事業性を考慮した結果、営業終了すべきだと判断した」と説明しているそうです。

仙台市中心部ではJR仙台駅前の老舗ホテル「仙台ホテル」も年内に営業終了する予定になっています。

トーカイ、配当予想を修正

株式会社トーカイ(本社岐阜市、小野木孝二社長)は11月24日開催の取締役会で配当予想を修正したことを発表しました。
当期の期末配当金について1株につき前期比4円増配の8円とし、年間配当金を8円から12円に修正しました。

同社では、平成20年3月期から始まった3カ年計画に基づく大型の設備投資も当期で終了すること、さらに、平成21年9月24日に業績予想の修正を行い順調に推移している当連結会計年度の業績を鑑みて修正したとしています。

2009年12月2日

ホテル宿泊客満足度調査

株式会社J.D.パワー アジア・パシフィックは「2009年日本ホテル宿泊客満足度調査」の結果を発表しました。
http://www.jdpower.co.jp/press/index09.html

日本全国のホテルグループ・チェーン141ブランドを対象に、宿泊者のホテルでの経験やサービスに対する満足度を調べるもので、今年で4回目となります。直近1年間に宿泊したホテルについて2009年8月にインターネット調査を実施し、32,704人から回答を得ました。

1泊の正規宿泊料金をもとに「35,000円以上」「15,000円以上35,000円未満」「9,000円以上15,000円未満」「9,000円未満」の4つの部門に分け、それぞれで「予約」「チェックイン/チェックアウト」「客室」「F&B(料飲)」「ホテルサービス」「ホテル施設」「ホテルスタッフ」「料金」について宿泊客満足度を測定しています。
各部門のベスト3は次の通り。

■1泊35,000円以上部門
 1.ザ・リッツ・カールトン
 2.帝国ホテル
 3.パン パシフィック

■1泊15,000円以上35,000円未満部門
 1.ロイヤルパークホテルズ
 2.アソシアホテルズ&リゾーツ
 3.リーガロイヤルホテル

■1泊9,000円以上15,000円未満部門
 1.リッチモンドホテルズ
 2.富士屋ホテル
 3.ホテル モントレ

■1泊9,000円未満部門(1位同数)
 1.コンフォート
 1.スーパーホテル
 3.ドーミーイン

今回の調査では、一泊一室あたりの宿泊料金は4部門すべてにおいて昨年よりも1割程度下落しており、業界全体での価格競争の進行がうかがえるとしています。また、随所でサービス力は高まり、すべての部門において宿泊客満足度は昨年よりも向上しました。

宿泊先を決める際は、再宿泊の意向の低い顧客は価格を、意向の高い顧客はホテルの魅力を重視する傾向にあるとしています。

2009年12月1日

3年連続で車に突っ込まれた店

3年連続3回目!優勝ならうれしいんですが、車に突っ込まれる事故ですので、うれしくありませんね。TBS News-iが報じています。
http://www.youtube.com/watch?v=yxaoLUT3lBM

報道によると、アメリカ・アリゾナ州フェニックスのクリーニング店に車が突っ込む事故がありました。間一髪、直撃を免れた店主、それほど動じた様子はありませんが、頭を抱えてしまいます。なんと、この店に車が突っ込んだのは、これで3年連続3回目なのです。
一昨年、昨年の事故の様子も映っていますが、「これで3回目、信じられないよ。デジャビュの繰り返しだ。 幸いけが人もなかったし3回ともかわいいもんだよ」と店主は話しています。

大きなコンクリート壁を作って、4回目はなんとしても阻止したいそうです。

youtubeでみるTVCM

youtubeでみるクリーニング店様のTVコマーシャル。中にはむかしのものもありますが、興味がありましたら見てみてください。

もろとみクリーニング
http://www.youtube.com/watch?v=bLW9WkNjwoY

ヨシハラクリーニング
http://www.youtube.com/watch?v=oV1b-opmvAM

ホワイト急便
http://www.youtube.com/watch?v=1OWtyaH_7V4
http://www.youtube.com/watch?v=gMNJVSEzyMU
http://www.youtube.com/watch?v=NV2EGMuOgo4

中元クリーニング
http://www.youtube.com/watch?v=HtZWrKkCRuw

アイクリ
http://www.youtube.com/watch?v=uBQrUktELTI

第一クリーニング(4番目に出てきます)
http://www.youtube.com/watch?v=bnupCKJDj2E


おまけとして、英国Hoover社の家庭用洗濯機のコマーシャルもどうぞ。
http://www.youtube.com/watch?v=ggWpqu6PIoU

2009年11月28日

マイバッグ持参率98%、石川県

6月からレジ袋の無料配布を中止した石川県内のスーパーなど34事業者(計430店)で 、6月から9月のマイバッグ持参率が平均91.0%となったことが、県のまとめでわかったと、北国新聞が報じています。
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20091127104.htm

マイバッグの平均持参率は事業者別にみると
  • クリーニング店 6事業者(147店):98.0%
  • ドラッグストア 5事業者(122店):92.0%
  • スーパー   23事業者(161店):90.8%
クリーニング店でのマイバッグ持参率の高さが伺えます。

各事業者が県、いしかわ環境パートナーシップ県民会議と締結したレジ袋削減協定では、2010年度末までにマイバッグ持参率80%以上の目標を設定。予想を上回る持参率について、県は「関係機関が連携した周知に加え、マイバッグ持参の 消費者に特典を提供するなどの各事業者の取り組みが功を奏した」とみているとしています。

2009年11月27日

圧縮パック等も、那覇のコイン店

圧縮パック機やリラクゼーション機器も設置したコインランドリーがオープンしたことを那覇経済新聞が伝えています。
http://naha.keizai.biz/headline/751/

那覇市松山にオープンしたコインランドリー「タイキ松山本店」は、洗濯、すすぎ、乾燥の運転切り替えが可能なプリペイドカード式の全自動洗濯機6台を全国ではじめて設置。乾燥機8台、スニーカーランドリー1台、そして業界初となる圧縮パック機も導入。

またエントランスに長さ2メートルの水槽を設置したほか、マッサージチェア2台やエクササイズマシン2台を置いたリラクゼーションコーナーも設けています。
空気清浄機やテレビ、洗濯物や毛布などが畳める大きな机もあるそうです。

同店はスタッフも常駐しており、営業時間は6時から翌2時まで。

2009年11月26日

山本、ソルカン機などの発表会

株式会社山本製作所(本社広島県尾道市、山本尚平社長)が12月に本社工場で「ドライクリーナラインナップ発表会」を開催します(共催は住商アイナックス株式会社)。
12月10日が販売店向け製品説明会、11日・12日がユーザー向け実演展示会です。

業務用洗濯機事業から撤退した三菱重工産業機器株式会社が製造してきたドライクリーナ(MM機等一部は除く)は同社が生産することになりましたが、今回はそのソルカン機、ベクセルクリン機、パーク機などの機械を発表します。
あわせて石油系ドライ機や高回収乾燥機、コイン式洗濯乾燥機なども展示する他、11日・12日には「ソルカン・ベクセルクリン溶剤動向セミナー」も開催します。

2009年11月25日

東洋紡、塩素耐性を高めたろ過膜

東洋紡は工場排水や下水を工業用水などに再利用できる、ろ過膜を開発しました。
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20091123AT1D200BE22112009.html

日経ネットによると、逆浸透膜を改良し「セルローストリアセテート」と呼ぶ素材を採用。前処理した排水を飲料水レベルまでに浄化できるようにしたもの。
塩素への耐性を高めたことで、処理過程の水に消毒用塩素を混ぜて雑菌や洗剤の残りを消毒できるため、運転中の膜の目詰まりを防ぐことができるそうです。

10月のチェーンストア販売、衣料品8.8%減

日本チェーンストア協会が10月度の「チェーンストア販売統計」を発表しました。
http://www.jcsa.gr.jp/

会 員企業数70社(店舗数8,221店)の販売データをまとめたもので、概況としては、2つの台風の影響により降水量が多く、また、気温は変動が大きく月初と下旬に高かった。売上は雇用・所得環境が厳しいこと及び生活者の先行不安感を背景とする生活防衛意識の高まりや低価格指向から苦戦し、総販売額の前年同月比(店舗調整後)は11ヵ月連続のマイナスとなった、 と分析しています。

衣料品を見てみると、販売金額は1,118億7,946万円で、前年同月比8.8%の減少。前月比は19.2%増でした。
部門別では、
紳士衣料  220億1,152万円(前年比8.5%減)
婦人衣料  329億6,109万円(前年比13.6%減)
その他衣料 569億685万円(前年比5.8%減)

紳士衣料は、ジャケット、ワンマイルウェアは好調だが、ドレスシャツ、スーツ、ブルゾンは不調。
婦人衣料は、セーター、カーディガンは好調だが、Tシャツ、パンツは不調。
その他衣料・洋品は、インナーは機能性を中心に好調だが、婦人靴下、子供用男児衣料、紳士靴は不調。雨の日が多くレイングッズの動きは良かった。

ちなみにワンマイルウェアとは、家から1マイル(約1.6キロ)ぐらいの範囲で着る服。ホームウエアとタウンウエアとの中間的な服のこと。[デジタル大辞泉より]

2009年11月24日

大阪、丸富の取り組みを紹介

丸富株式会社(本社大阪市西淀川区、田村義昭社長)が産経関西の「産創館レポート」に掲載されています。
http://www.sankei-kansai.com/2009/11/16/20091116-017035.php

安全性を考えシリコーン・ドライ機の採用、トヨタ生産方式による作業の平準化と標準化の推進、アルバイトから社員への「チャレンジ応募制度」や受付の能力向上を目指した「受付接遇検定試験」の実施など、同社の取り組みが紹介されています。
記事中、田村社長は
「現在、衣料品メーカーによる新素材の開発や家庭用洗濯機、洗剤の開発が進むなかで、クリーニング業務の存在意義を含めてサービスの内容を大きく変えていかなければならない」
と話しています。

2009年11月22日

コイン機から現金盗む

コイン機から現金を盗んだとして京都で男が逮捕される事件がありました。
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009111900198&genre=C1&area=K00

京都新聞によると、京都市上京区のマンション内に設置されたコイン式の洗濯乾燥機の料金箱をドライバーでこじあけ、2,600円を盗んだ疑いで住所不定無職の男が京都府警上京署に逮捕されました。
上京区内のマンションやコインランドリーで、9月下旬から11月上旬に未遂を含む同様の被害がほかにも12件(計12万4,400円)発生していました。容疑者の男は「生活費のために市内で10件ほどやった」と供述しているそうです。

2009年11月20日

10月の百貨店売上、衣料品13.6%減

日本百貨店協会が10月の「全国百貨店売上高」を発表しました。
http://www.depart.or.jp/

調査対象百貨店86社270店のデータをまとめたもので、売上高総額は約5,135億円、前年同月比で10.5%の減少でした。20カ月連続で前年同月比マイナスとなりました。
10月の売上の特徴としては、
前年に比べて土曜日が一日増加したこと、エコポイント制度の効果から家電が二桁増(11.3%)となったこと、正月おせちの早期受注が好調に推移したことなどプラス要素が見られた一方、ブランド衣料や特選雑貨などの苦戦で客単価が下落していること、改装工事による売場減少や前年の大型催事の反動減など特殊要因を抱える店があること等のマイナス要素が重なり、前月に比べ売上減少幅を広げる結果となった。なお、台風上陸の該当地区(関東・中部・東北)では、その影響を2%前後の押下げ要因と見ている。
と分析しています。

衣料品を見てみると、売上高は1,991億1,389万2千円で、前年同月比13.6%減でした。衣料品は28カ月連続でマイナスとなりました。
商品別では、
  • 紳士服・洋品  400億2,753万6千円(前年比13.8%減)
  • 婦人服・洋品 1,307億1,800万1千円(前年比13.5%減)
  • 子供服・洋品  125億5,627万2千円(前年比15.5%減)
  • その他衣料品  158億1,208万3千円(前年比11.9%減)
となっています。

2009年11月19日

油分含んだタオルが発火と断定

今年1月11日のブログで、昨年末に福島県いわき市の高齢者介護施設で2人が死亡、3人が重軽傷を負った火災について掲載しました。タオルが自然発火した可能性を含め、原因を調べているということでしたが、いわき市消防本部は11月17日、マッサージ用オイルが染み込んだタオルを乾燥機で乾かして保管した結果、熱をもって自然発火したのが原因と正式に発表しました。毎日新聞が報じています。
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20091118ddlk07040121000c.html

この火災では、アロマオイルを使用したマッサージで使われたタオルが自然発火したのではないかということが当初から有力視されていましたが、いわき市消防本部は消防大学校に依頼した分析により断定しました。
それによると、同施設で使用していたオイルは60度以上に置くと、油分から発生する「酸化熱」で発火することが確認されたそうです。同施設はタオルを70度で乾燥させ、十分冷えないままに十数枚畳んでリネン室に置いたため、発火したとみられるとしています。

2009年11月18日

電気ポンプから出火

北海道苫小牧市にあるコインランドリー店の電気ポンプから出火する事故があり、消費者庁が注意を呼びかけていると北海道新聞が伝えています。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/200610.html

11月3日、苫小牧市のコインランドリー店舗内に設置されている洗濯槽に水を供給する三洋電機製の電気ポンプ(品番P-EC600U2F、高30センチ、奥36センチ、幅34センチ)から出火。機器を覆っているプラスチック樹脂製のカバーが焼けたとのこと。けが人はいませんでした。

同型機種の出火事故は3件目で、これまでに9月21日に埼玉県内のコインランドリー、10月30日に佐賀県内の老人ホームで起きています。いずれも原因は調査中です。
対象製品は、1998年6月から2006年4月にかけて約580台が製造されたそうです。

展示会全部見せます!映像もどうぞ

クリーニングオンラインでは、「2009大阪国際クリーニング総合展示会」出展全ブースを掲載した写真レポートを公開しています。
それに加えて、YouTubeで展示会の映像を配信しています。
http://www.c-online.net/exhibit/clv2009/photoreport/photo06.html

写真レポートとあわせて会場の雰囲気をお楽しみください。

2009年11月17日

洗濯物の外干し、米国で見直し

家庭洗濯の話題ですが、アメリカで洗濯物を外に干すことが見直されている、と時事ドットコムが報じています。
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009111600017

アメリカでは乾燥機の利用が一般的で、屋外に干すことは「景観を阻害」「貧しさの象徴」といった意識が根強いとのこと。洗濯物が干してある地区では家屋の不動産価値が下がるとの声すらあり、米民間団体「プロジェクト・ランドリー・リスト」によれば、外干しに罰金が科される例もあるそうです。

しかし、乾燥機が家庭の電力消費量の少なくとも6%を占めるとの試算もある中、コロラド、ハワイ、メーン、バーモント各州が今春までに規制の緩和・撤廃法案を可決。同団体の調査ではメリーランド、バージニアなど8州でも追随する動きがあり、環境保護や節約を促す流れが強まっているとしています。

2009年11月16日

大阪展、来場登録者は3,914人

「2009大阪国際クリーニング総合展示会」の来場者数は3日間で3,914人でした。
大会本部の発表によると、期間中、入場時に登録のあった人数は、
  • 11月13日 1,217人
  • 11月14日 1,090人
  • 11月15日 1,607人
前回(2007年)、大阪で開かれた展示会の来場者は3日間で1万7,018人でした。

2009年11月15日

もちろん今年も、展示会全部見せます!

「2009大阪国際クリーニング総合展示会」が本日まで、インテックス大阪で開催されました。
クリーニングオンラインでは、今年も出展全ブースを掲載した写真レポートを公開しています。
http://www.c-online.net/exhibit/clv2009/photoreport/

展示会へ行った人も、行かなかった人も、写真レポートで会場の雰囲気を感じ取ってみてはいかがでしょうか。

2009年11月13日

大阪展が開幕、11月15日まで

「2009大阪国際クリーニング総合展示会」がインテックス大阪ではじまりました。今日から日曜日まで3日間の開催となります。
今年の展示会は出展者数は減っているものの、店舗減少、景気低迷、環境問題など、さまざまな課題があるクリーニング業界に何らかの解決策を示してくれるものと思います。出店各社の熱い想いを会場で感じ取ってください。


(この写真の提供はクリーニング流通新聞)

2009年11月12日

取次所、10万軒を下回る

全国のクリーニング所は136,751施設(無店舗取次店除く)で、前年より2.65%減少しました。クリーニング所施設は1997年の164,225施設をピークに減少を続け、10年あまりで3万軒近く減ったことになりました。
http://www.c-online.net/data/c_store/index.html

厚生労働省が発表した「生活衛生関係営業施設数調べ」(2009年3月末)によると、全国のクリーニング所は次の通り。
  • クリーニング所:35,211
  • 取次所    :98,586
  • 指定施設   :2,954
  • 無店舗取次店 :346
一般施設は1980年には56,545施設ありましたから、実に4割近くも減少したことになります。
取次所が10万軒を下回ったのは1987年以来となります。
無店舗取次店は346店で2005年に調査を始めてから、はじめての減少となりました。

2009年11月11日

船橋でクリーニング工場が全焼

千葉県船橋市で11月10日午前3時ごろ、クリーニング工場が全焼する火事がありました。フジニュースネットワークが伝えています。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00166315.html

クリーニング工場およそ90平方メートルを全焼したほか、隣の木造平屋建て住宅およそ90平方メートルを全焼して、およそ3時間後に火は消し止められました。けが人はいませんでした。
警察と消防は、出火の原因を調べているそうです。

2009年11月10日

チェーン数・店舗数とも減少、FC統計

社団法人日本フランチャイズチェーン協会は2008年度のフランチャイズチェーン統計調査を発表しました。
http://jfa.jfa-fc.or.jp/tokei.html

2008 年度の日本国内のフランチャイズチェーン数は1,231 チェーンで、前年度より1.2%減少しました。国内の総店舗数(直営店と加盟店の合計)は前年度より2.1%減少し、23万822店舗。
チェーン数、店舗数とも調査が始まって以来、はじめての減少となりました。
フランチャイズチェーンの末端売上高は20兆8,087億円で、前年度より3.6%増加しました。

業種別にみた場合、「クリーンサービス・クリーニング」はチェーン数22(前年度25)、店舗数4,498(同4,589)、売上高902億7,900万円(同1,131億1,800万円)でした。

2009年11月9日

島しょ部の取次を拡大

株式会社白洋舎(本社高松市、鵜川俊英社長)が島しょ部でのクリーニング取次サービスを拡大しています。
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/info_box/article.aspx?id=20091107000099

四国新聞社によると、同社は11月6日から丸亀市沖の広島でクリーニング取次を開始。女木島、男木島、豊島に続く4島目となります。サービスの窓口を島内のうどん店に開設し、毎週土曜日に回収し、翌週の木曜日に窓口に届くようになるそうです。

6月10日のブログで同社の「島しょ部の取次が好評」という記事を紹介しましたが、着実にサービスを拡充させているようです。

2009年11月8日

滋賀県初のドッグウォッシュ

滋賀県では初となる愛犬が洗えるコインシャワーがオープンしました。
http://www.fujitaka.com/newsrelease/2009/20091104/index.html

株式会社フジタカ(本社京都府長岡京市、高井保治社長)が販売しているセルフ式でペットを洗うことができるコインシャワーシステム「ドッグウォッシュZAB」が、大津市のランドリープラザ雄琴店に導入され、11月7日にオープン。滋賀県では初の出店で、引き続き守山市のランドリープラザ本店でも近日中にオープンするそうです。

ドッグウォッシュはブースの中にシャワー・バスタブ・ドライヤーといったペット洗いに必要な設備が全て備え付けられています。バスタブ内は大型犬がゆったりと入れるスペースになっており、しかもバスタブの底が上下に動くので、犬種を問わず大型犬から小型犬まで利用しやすい状態にセッティングできるというもの。
料金は、小型犬コースが30分/1,000円、中・大型犬コースが60分/1,500円で、ペットショップで洗ってもらう(約3,000円~10,000円)よりも経済的だとしています。

ドッグウォッシュは平成17年4月の販売開始より、これまで全国で50店舗の出店実績があるそうです。

2009年11月6日

カーテンクリーニングのセミナー

11月11日から13日まで、東京ビッグサイトで「第28回JAPANTEX2009 インテリアトレンドショー」が開かれます。国内最大級のインテリア総合見本市です。
http://www.japantex.jp/

期間中、社団法人日本インテリアファブリックス協会・需要開拓委員会所属のウィンドートリートメント業界活性化プロジェクト(WTP)主催によるミニセミナーも開催されます。セミナーはインテリア専門店、内装工事店を主対象にしたものですが、プログラムのひとつにインテリア文化研究所代表・本田榮二氏による「循環型インテリアビジネス(カーテンクリーニング)のすすめ」があります。
概要は
インテリア専門店にも狩猟型ではなく、農耕型のビジネスモデルが求められています。カーテンクリーニングに取り組むことで生活者との絆を梃子にしてインテリア全般に拡大する一点突破全面展開の戦略が今こそ求められていると言えます。
とのことで、オンラインインテリアビジネスニュースによる解説では、
インテリア専門店によるカーテンクリーニングが一般化しているドイツのインテリア業界に詳しいインテリア文化研究所代表の本田榮二氏。同氏は「世界的な超巨大インテリア企業との競争に生き残ってきたドイツのインテリア専門店の強力な武器はカーテンクリーニング」と力説している。
カーテンクリーニングの将来像は?クリーニング業界にとっても気になるところです。

2009年11月5日

日光リネン、工場内に保育室

日光リネンサプライ株式会社(本社金沢市)は白山市の工場内に、保育室を設置しました。県内で企業内に保育室を設ける例はまだ少なく、白山市内の中小企業では2例目だそうです。北陸朝日放送が伝えています。
http://www.hab.co.jp/headline/news0000004161.html

工場内の保育室の設置は、仕事と子育てを両立させたいと考える従業員を支援するためのもの。保育室は従業員休憩室と併設されているため、子どもと一緒に通勤し、休憩中にも様子を見ることができるなど、安心して働くことができます。
設置初日の11月4日には新たに採用された6人の従業員が、さっそく子どもを預けて、初日の勤務に向かったそうです。

2009年11月4日

クロロカーボン衛生協会通信第10号

クロロカーボン衛生協会が「クロロカーボン衛生協会通信・第10号」(2009年10月)をサイトにアップしています(PDF配信)。
http://www.jahcs.org/message/message.htm

今号では改正化管法など「各種法律の改正情報」をはじめ、「塩素系溶剤の基礎知識テスト(その2)」といった記事が掲載されています。

2009年11月3日

白洋舎、第3四半期は減収減益

株式会社白洋舎(本社東京、五十嵐素一社長)は、平成21年12月期第3四半期の連結業績(平成21年1月1日~9月30日)を発表しました。
http://www.hakuyosha.co.jp/ir/02.html

それによると、
  • 売上高    341億6,700万円(前年同期比5.6%減)
  • 営業利益   7億4,000万円(同31.4%減)
  • 経常利益   7億6,100万円(同20.7%減)
  • 四半期純利益 2億5,600万円(同8.6%減)
の減収減益でした。

平成21年7月1日~9月30日期間では、クリーニング事業は個人消費を取巻く環境が依然として厳しい状況が続き、売上高は57億9,200万円、営業損失500万円。
レンタル事業では景気低迷、取引先の事業縮小、ホテル稼動の低下等を主要因とする需要の減少で、売上面では苦戦。売上高は48億2,500万円、営業利益2億300万円でした。
不動産事業の売上高1億9,000万円、営業利益6,400万円。その他事業は売上高9億6,900万円、営業利益1,700万円でした。

ダスキン、第2四半期は営業利益増

株式会社ダスキン(本社吹田市、山村輝治社長)は、平成22年3月期第2四半期の連結業績(平成21年4月1日~平成21年9月30日)を発表しました。
http://www.duskin.co.jp/ir/information/kessan.html

それによると、
  • 売上高    902億2,800万円(前年同期比3.9%減)
  • 営業利益   65億500万円(同6.8%増)
  • 経常利益   72億3,300万円(同1.0%減)
  • 四半期純利益 31億8,200万円(同14.8%増)
でした。

同社の愛の店関連事業では主力事業のクリーンサービス事業に関しては地域に根ざした小商圏での営業活動に注力しましたが、家庭市場、事業所市場とも売上は減少。
家庭市場では、新規顧客の獲得は依然として低水準でしたが、ミスタードーナツパスカードの既存顧客への配布等の施策により解約件数は前年同期を下回り、売上の減少幅は前期の下半期に比べ縮小。しかし殆どの商品群で前年同期の売上を下回る結果でした。
事業所市場では昨秋以降、売上減少が続いており、主力のマット商品、空気清浄機商品等の売上が減少。インフルエンザが流行したことにより、衛生除菌関連商品の売上は前年同期を上回りました。

愛の店関連事業の売上高は504億3,100万円(前年同期比4.5%減)、営業利益は99億100万円(前年同期比2.7%増)となりました。

2009年11月2日

今年のTES認定、業界から31人

社団法人日本衣料管理協会は平成21年度(第28回)繊維製品品質管理士(TES)試験の結果を発表しました。
http://www.tes-shikaku.jp/tes06/tes07.html

試験は7月19日に行なわれましたが、今年の出願者数は男性1,443人、女性986人の計2,429人。合格者は男性299人、女性182人、計481人でした。

クリーニング業で全科目に合格しTESに認定されたのは男性24人、女性7人、計31人。業種別では6.4%を占めます。

2009年11月1日

9月の洗濯代支出は減少

総務省統計局の「家計調査報告(二人以上の世帯)」9月分の速報がまとまりました。洗濯代支出金額は前年並の結果となりました。

9月分の速報結果は、全国全世帯の洗濯代支出金額は499円で、前年の544円より8.3%減少しました。勤労者世帯も前年より10.5%減り511円(前年571円)でした。
地方別では、
  • 北海道 602円(前年477円)
  • 東 北 537円(前年686円)
  • 関 東 586円(前年566円)
  • 北 陸 603円(前年503円)
  • 東 海 372円(前年506円)
  • 近 畿 465円(前年608円)
  • 中 国 336円(前年401円)
  • 四 国 564円(前年852円)
  • 九 州 390円(前年383円)
  • 沖 縄 216円(前年149円)
過去の世帯当たり支出金額はクリーニングオンラインのデータ集にも掲載しています。
http://www.c-online.net/data/

2009年10月31日

大阪展の事前登録はじまる

11月13日からインテックス大阪で開催される「2009大阪国際クリーニング総合展示会」の入場料は1人1,000円です。事前登録すれば、1人500円になりますので、来場される方は、大会本部サイトで事前登録されることをおすすめいたします。
http://www.emotion-jp.net/check/fair/clv21/entry/index.php

または割引券付きのチラシを会場へ持参すれば、1人500円で入場できます。このチラシをご希望の方はクリーニングオンラインまでご連絡ください。

2009年10月30日

11月12日にリネンサプライセミナー

社団法人日本リネンサプライ協会(廣瀬武会長)は11月12日、大阪・リーガロイヤルホテルで「平成21年度リネンサプライセミナー」を開催します。今回のテーマは「新型インフルエンザ対策及び現場に在った省エネのヒント」。セミナーの内容は、

「新型インフルエンザ対策について」
講師:門脇武博氏(北里大学名誉教授、クリーニング綜合研究所所長)
「ESCO事業による削減戦略と環境」
乾正博氏(株式会社洸陽システムソリューション 代表取締役)
「設備投資ゼロでエネルギーコスト削減」
西山哲司氏(株式会社テクノ経営総合研究所マネジメントコンサルタント)

時間はセミナーが13時から17時30分。その後、17時50分から懇親会が開かれます。

2009年10月28日

清潔な香りが...

清潔感のある香りは倫理的な行動を促進させる?という話題が、スラッシュドット・ジャパンに投稿されています。
http://slashdot.jp/science/09/10/28/0342258.shtml

元記事はScienceDailyで紹介された研究結果で、同じテストを無香の部屋とシトラス系のWindex(米国の窓ふき用洗剤)の香りのする部屋にいる被験者に受けさせ、結果を比較したもの。

最初の実験では被験者に12ドル渡し、隣の部屋にいるパートナーと分けさせるというもの。パートナーに元の金額は知らされておらず、被験者が公平に分けることを信頼しているとの設定でした。
清潔感ある香りの部屋の被験者はパートナーに平均5.33ドル分けましたが、無香の部屋の被験者は2.81ドルしか分けなかったそうです。

また慈善団体へのボランティアと寄付に関する意識を調査したところ、清潔な香りの部屋の被験者のボランティアへの興味は7点満点中4.21点でしたが、無香の部屋は3.29点。清潔な香りの部屋の被験者の22%が寄付を希望しましたが、無香ではたった6%しか寄付の意思がなかったそうです。

被験者らは部屋の香りには気づいておらず、実験時の気分と結果との間には関連は認められなかったとも確認されています。

2009年10月27日

中青会、お客様アンケート実施中

全国クリーニング生活衛生同業組合連合会中央青年部会はクリーニングサービスについてのお客様アンケートを実施しています。
今回のテーマは「家庭洗濯」。衣類に取り付けられている取り扱い絵表示や家庭洗濯での失敗についてなどを回答してもらうという内容です。このアンケートを通じて、より高いクリーニングサービスの提供を目指しているとしています。
http://www.cleaning-seinenbu.net/?page_id=2267/

アンケートの実施期間は9月24日から11月30日。回答者の中から抽選で50名にクリーニングギフト券1,000円分が当たります。

お客様アンケート

2009年10月26日

コインランドリーで放火

いいブラジャーがなくて、腹が立って火を付けた?
大阪市のコインランドリーで、乾燥機内の衣類に火を付けた疑いで男が逮捕されました。スポーツ報知大阪版が伝えています。
http://hochi.yomiuri.co.jp/osaka/gossip/topics/news/20091022-OHO1T00080.htm

記事によると10月21日、大阪府警港署が放火未遂の疑いで、別の窃盗罪で起訴されている59歳の無職男を再逮捕しました。8月に大阪市南区のコインランドリーで、乾燥機内にライターで火をつけた紙を入れ、衣類に火を付けた疑い。
容疑者は「ブラジャーを盗もうとしたが、いいものがなく、腹が立って火を付けた」と供述しているそうです。
同店では今年6月から8月まで4度も同様の手口による不審火が発生。残りの3件についても関与を認めているとのことです。

2009年10月25日

9月のチェーンストア販売、衣料品6.1%減

日本チェーンストア協会が9月度の「チェーンストア販売統計」を発表しました。
http://www.jcsa.gr.jp/

会 員企業数70社(店舗数8,206店)の販売データをまとめたもので、概況としては、失業率が高水準であること、所得が減少傾向にあること等雇用・所得環境が厳しいことを背景とする生活者の生活防衛意識の高まりや単価ダウンの影響により苦戦し、総販売額の前年同月比(店舗調整後)はプロ野球優勝セール等の販促効果によりマイナス幅は縮小したものの10ヵ月連続のマイナスとなった、 と分析しています。

衣料品を見てみると、販売金額は938億7,277万円で、前年同月比6.1%の減少。前月比1.1%減でした。
部門別では、
紳士衣料  166億1,060万円(前年比1.2%増)
婦人衣料  294億8,819万円(前年比7.7%減)
その他衣料 477億7,398万円(前年比7.3%減)

紳士衣料は、気温が低く秋物のスーツ、ジャケット、セーター、カットソーは好調だが、スラックス、ドレスシャツは不調。
婦人衣料は、ジャケット、パンツ、低価格ジーンズは好調だが、スーツ、フォーマルは不調。
その他衣料・洋品は、インナーは機能性を中心に好調だが、パジャマ、ソックスは不調。子供靴の動きは良かった。

2009年10月24日

94年以降最悪、宮城県の最低賃金違反

最低賃金を守っていない宮城県内の事業場が、今年1月から3月だけで31事業場に達したことが、宮城労働局の調べでわかりました。読売新聞が報じています。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20091023-OYT8T00123.htm

今年3月までに調べた115事業場で違反は31事業場あり、違反率は27%。1994年以降で最悪となりました。
また1時間あたりの最低賃金を受け取っていなかった労働者数は120人(調査対象の全労働者の6.5%)。
わずか3カ月で、昨年全体の違反件数(24事業場)、労働者数(72人)をすでに上回っています。

最低賃金に満たないケースは、女性や高校生のパート、アルバイトが大半。業種別では繊維・縫製、理容・美容、クリーニング、タクシー、旅館業などが目立つそうです。
違反の理由は、45%の事業場が「最低賃金額を知らなかった」と答えたとのこと。

宮城県では今日24日からは最低賃金が9円増の662円に改定されるため、労働局では商工会議所などに周知して注意を呼びかけるとしています。

2009年10月23日

ペット写真からオリジナルマット

株式会社サニクリーン(本社東京、山田健社長)は、ペットの写真データからオリジナルのインテリアマットを製作する新サービス「我が家のペットで、オリジナルインテリアマットサービス」を開始しました。
http://www.sanikleen-pet.com/mat/index.html

愛犬や愛猫のデジタルカメラで撮影した写真などを用いたオリジナルのインテリアマットをホームページを通じてオーダーできるもの。次の3つのコースが用意されています。
  1. 自分でできるインテリアマットコース(パソコンを使って自分で作る簡単コース)
  2. テンプレートでデザイン インテリアマットコース(プリクラ感覚で作るおしゃれなマット)
  3. こだわりデザイン インテリアマットコース(プロのデザイナーが要望に応えてデザイン)
マット糸の一本一本、根元までプリントされ、18色のカラーを使って、写真が持つ本来のカラーを再現。お部屋のインテリアやギフト、プレゼントに最適としています。

2009年10月22日

9月の百貨店売上、衣料品10.5%減

日本百貨店協会が9月の「全国百貨店売上高」を発表しました。
http://www.depart.or.jp/

調査対象百貨店87社270店のデータをまとめたもので、売上高総額は約4,762億円、前年同月比で7.8%の減少でした。19カ月連続で前年同月比マイナスとなりましたが、減少幅は2カ月連続で縮小しています。
9月の売上の特徴としては、
業績低迷による法人需要の減退から外商など非店頭売上が不調であったこと、食品売上やセール比率の増加によって客単価が低下していることなどマイナス要素が見られた一方、5連休となったシルバーウィークは好天にも恵まれ入店客数に大きく寄与したこと、地方物産展やプロ野球優勝セールなどの各種催事が概ね活況であったこと、主力の衣料品分野でも単価ダウンの中で買上件数には復調の兆しが見られること、改装や新ブランド導入が奏功した店があることなどがプラス要素として報告されている。
と分析しています。

衣料品を見てみると、売上高は1,722億6,578万5千円で、前年同月比10.5%減でした。衣料品は27カ月連続でマイナスとなりました。
商品別では、
  • 紳士服・洋品  288億3,235万円(前年比11.6%減)
  • 婦人服・洋品 1,189億446万1千円 (前年比10.3%減)
  • 子供服・洋品  109億3,149万5千円(前年比8.9%減)
  • その他衣料品  135億9,747万9千円(前年比11.0%減)
となっています。

2009年10月21日

布団入れ替え時のダニ対策

クリーニングしないでしまい込んでいた掛け布団などは格好のダニの巣になっていた恐れがあるとし、産経ニュースが対策を紹介しています。
http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/091020/sty0910200805001-n1.htm

この時期は布団の入れ替え時期ですが、しまい込まれていた布団は「ダニの格好の繁殖場所」(用賀アレルギークリニック・永倉院長)とのこと。クリーニングをしないで夏の間、押し入れにしまい込んでおくと、通気性が悪く高温多湿になりやすいため、ダニが繁殖。秋になると死に、ハウスダストとして布団の中にたまる可能性が高いそうです。

では、布団からダニの糞や死骸を取り除くには、どうすればいいでしょう。
東京環境アレルギー研究所の白井秀治さんは「一番は丸洗い」とアドバイスしています。同研究所が高密度な防ダニ布団カバー用の生地にハウスダストを包んで家庭用洗濯機で洗ったところ、水洗いではダニアレルゲンの90%、60℃の熱水では96%がそれぞれ流れ落ちたとしています。

丸洗いできないものは、丁寧な掃除機がけとふき掃除が基本だそうで、掃除機で週1度、布団の両面を吸い取ります。1平方メートルにつき、20秒以上かけるのが目安とのこと。

また、ぬいぐるみも「中性洗剤と水で手洗いすれば問題ない」(永倉院長)と話しています。

2009年10月20日

包装・ハンガーなし、エココースが人気

包装なし、ハンガーもなし。仕上げた衣類をそのままお渡しする新サービスが好評、という記事を朝日新聞が掲載しています。
http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000000910190003

埼玉県越谷市の「美秀(びしゅう)」がはじめた新サービスは仕上げたシャツやスーツをそのまま渡すという究極の「エココース」。料金も通常のほぼ半額。「ゴミも家計の負担も減らせる」という利用者の声も紹介しています。

同店の通常の仕上げは、
  1. 洗浄
  2. プレス
  3. たたみ
  4. 包装
というコースですが、エココースはプレスまで。店内ではハンガーにかけていますが、お客にお渡しするときは商品だけを渡します。お客が持参したハンガーにかけて持ち帰ったり、まとめて車に積んで家に帰ってからハンガーにかけるなどしてもらうという仕組み。
現在はワイシャツと紳士用スーツ限定のサービスで、ワイシャツは1枚80円、スーツ上下は500円といずれも通常コースのほぼ半額となっています。

経営者の村田修一さんは元テレビ制作マンで、担当したクリーニング業界の特番が環境問題にも関心をもったきっかけの一つになり、最終的には自分で店を持つまでになったそうです。

2009年10月19日

大阪展、アンケート実施中

11月13日から15日までインテックス大阪で『2009大阪国際クリーニング総合展示会』が開催されます。前回の大阪展よりもさらに出展が減り、規模は縮小されましたが、年に一度の業界最大のイベントには変わりありません。

クリーニングオンラインでは恒例となった、展示会に「行く」「行かない」アンケートを実施しています。
http://www.c-online.net/vote/tvote.cgi?event=vote005

皆様のご協力、よろしくお願い申し上げます。

2009年10月16日

福生市が子育て支援カード

東京都福生市は今日から子育て支援カード「ふっさ子育てまるとくカード」の申込みの受付を開始しました。市内の企業・商店と市が連携して、子育て世帯を応援する事業で、中学生以下の子どものいる世帯と妊婦のいる世帯に対しカードを発行。カードを提示することで、協賛店が提供する割引など特典が受けられます。
http://www.city.fussa.tokyo.jp/health/child/88vtda000001s619.html

10月15日現在の協賛店は186店で、うちクリーニング店が9店。店によってサービス内容が異なりますが、ドライクリーニング割引やポイントプレゼントなどのサービスを提供します。

2009年10月15日

水質汚濁防止法違反で書類送検

排出基準を超えるアルカリ性排水を川に垂れ流していたとして、神奈川県海老名市のクリーニング業者などが書類送検されました。毎日新聞が報じています。
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20091015ddlk14040293000c.html

神奈川県警生活経済課と海老名署は10月14日、クリーニング業「サガミキューズ」と「フット」の2社、セメント瓦製造販売会社1社とそれぞれの店長ら3人を水質汚濁防止法(排出基準など)違反容疑で横浜地検に書類送検しました。いずれも容疑を認めているそうです。

2009年10月14日

ダスキンCM「工場の乾燥機篇」

株式会社ダスキンの企業CM「エコのタネ〜工場の乾燥機篇」ご覧になりましたか。

大橋のぞみちゃんがモップの洗濯工場で、くるくるまわる乾燥機を見ながら説明を受けているというもので、
ダスキンはモップを効率良く乾かす乾燥機の開発導入などでCO2排出量を約26%削減しました。2012年度には32%削減を目指しています。
ということをPRしています。
大橋のぞみちゃんの次に、株式会社稲本製作所の大型乾燥機が目立っていますね。

テレビでまだご覧になっていない方は、同社のTVCM作品集からどうぞ。
http://www.duskin.jp/info/cm/index.html

2009年10月13日

家庭洗濯できる女性用スーツ専門店

株式会社オンリー(本社京都市、中西浩一社長)が10月1日、東京・南青山と大阪・難波に家庭洗濯できるレディススーツの専門ショップ「She loves SUITS」を開きました。女性用の洗えるスーツを13モデル50品番と幅広く展開するのは初めてだと、日経WOMANが伝えています。
http://woman.nikkei.co.jp/news/article.aspx?id=20091009ax020n1

家庭の洗濯機で洗える「クラシックライン」はパンツスーツが19,950円、スカートスーツが18,900円。スーツの他にも、ジャケット、パンツ、スカート、アクセサリー、小物類を扱います。

「She loves SUITS」のサイトでは、実際の洗濯方法を解説しています。
  1. スーツの上下一緒にきれいに畳む
  2. 畳んだスーツを専用洗濯ネットに入れる
  3. ウールに適したコースで洗濯機で洗う
  4. 軽くシワをのばしハンガーにかけ陰干し
シワが気になる場合のアイロンがけの方法も説明しています。
詳しくはこちらをどうぞ。http://sheloves.jp/

2009年10月12日

アルゼンチン、ドライ機規制の抗議に支援

アルゼンチンでクリーニング機械の買い換え方針に抗議するデモが行われたことを7月6日のブログで取り上げましたが、その後の動きとして、抗議活動を続けるクリーニング業者を支援するパーティーが開かれた模様を沖縄タイムスが報じています。
http://www.okinawatimes.co.jp/news/2009-10-12-M_1-021-1_003.html

支援のチャリティーショーと夕食パーティーはブエノスアイレス市にある県人連合会館で開かれました。会場には若い日系人を中心に、非日系人や年配者の姿も見られ、1,300枚の入場券は完売。

「クリーニング規制」条例に反対するクリーニング店のグループは、6月の抗議デモの後、市当局などと折衝。罰金の値下げや検査官派遣の一時中止、新しい機械への切り替えの5年延長などを取りつけました。
これまでは移動や交渉などの諸費用は、ポケットマネーや何人かの寄付でやりくりしてきたそうです。

2009年10月10日

メール内容を融資先に漏らす

山形県のきらやか銀行が、投稿されたメールの内容を融資先に漏らしていたことがわかりました。東北財務局は個人情報保護法違反の疑いもあるとみて、銀行の処分を検討しています。

朝日新聞、共同ニュースが報じたところによると、今回の問題で、メールを投稿した人、融資先ともにクリーニング業者であるとしています。
http://www.asahi.com/national/update/1009/TKY200910090286.html
http://www.47news.jp/CN/200910/CN2009100901000907.html

福島県内のクリーニング業の男性が、きらやか銀行の融資先の山形県酒田市のクリーニング業者の過去の不祥事に触れながら、業者の経営計画に疑問を投げかけ、銀行側に融資の再考を促す内容の投稿を7月末に銀行のホームページから送信しました。

メールはきらやか銀行の広報部から業者の担当支店に伝えられ、支店の担当者がメールを印刷した上で、事実確認のためクリーニング業者を訪問。業者の要請に応じ、男性の名前や住所なども記載されたメールをそのまま手渡しました。

男性は今月、同業他社や関係団体の職員から「あなたが誹謗中傷していると、大手業者が言っている」と知らされ、この業者から流れてきたという文書を見せられ「これ以上騒動を起こすな」などと言われたそうです。男性が今月6日、きらやか銀行に問い合わせて発覚。銀行側は男性に謝罪しました。

朝日新聞には、「メールがどこまで流出しているかわからず、大変怖い。業界内で非難され、商売にも影響が出かねない」という男性のコメントが掲載されています。また業者は「書かれた内容について相談するため社長が文書を数人に見せた。投稿者を非難する目的はない」と説明しているとのことです。

2009年10月9日

台風で重油タンクに被害

日本列島を直撃した台風18号。被害にあわれた方々にお見舞申し上げます。
雨、風ともにすごかったですが皆様のところは大丈夫でしたか。

被害の状況を各ニュースが伝えていますが、朝日新聞滋賀県版にクリーニング店の重油タンク破損の記事が掲載されています。
http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000000910090003
それによると、守山市のクリーニング店で重油の入ったタンクの配管が損傷し、100リットル以上が近くの河川に流れたそうです。

2009年10月8日

白洋舎、秋のキャンペーン第2弾

株式会社白洋舎は10月1日から31日まで「秋のクリーンチャンス第二弾」を実施しています。
http://www.hakuyosha.co.jp/news/index.html

“夏物をすっきりケアして、しっかりおトク!この機会に、お出し忘れの冬物もどうぞ”
ということで、期間中、背広上下・婦人上下・ワンピースが標準で100円引き。ローヤル・素材別・クリスタルクリーニングの場合は200円引きになります。

ドライクリーニングが全品10%オフとなっています。

また9月1日から実施している「汗さっぱりプレゼント」も10月31日まで行われています。
先着10,000名を対象に、クリーニング代500円以上(税別)の品物1点ごとに1ポイント付与し、累計ポイントにより下記商品をプレゼントするもの。
 ・15ポイントで、
   10月は、植物性コンパクト洗剤1個
 ・50ポイントで、
   魚沼産コシヒカリ2㎏

2009年10月7日

バーバリーでナチュラルクリーンのチケット

ELLEオンラインによると、バーバリー・ブラックレーベルが10月1日から31日まで「スーツ&コートキャンペーン」を実施しています。期間中、対象となるスーツまたはコートをお買い上げのお客様に、「ナチュラルクリーン」のクリーニング・チケットをプレゼントするというもの。
http://sp.elle.co.jp/fashion/burberrybl/0909/

キャンペーン開催店舗はバーバリー丸の内店、伊勢丹新宿店などバーバリー・ブラックレーベル(婦人服)全国10店舗。

2009年10月6日

古着をエコバッグに

有限会社クリーニングせいの(山形県東根市、清野誠社長)が、愛用した衣類をエコバッグにリメークするサービスを行い、人気を集めていると山形新聞が報じています。
http://yamagata-np.jp/news/200910/05/kj_2009100500083.php

長い間愛用したシャツや思い出が刻まれたドレス、子どもがはいていたジーンズなど、処分できずにたんすに眠っている衣類をエコバックにリメークするサービスで、胸のワンポイントやえりの形状をうまく生かしたり、和服の高級帯で和装に合うバッグを仕上げるなどユニークな製品に仕上げています。基本加工料は1,500円

記事によると、このサービスをはじめたきっかけは、高い値段の服を購入しながら、デザインが古くなったり、サイズが合わなくて着られなくなったという悩みを顧客から聞いたことだそうです。バッグの製作は独学で工夫し、肩掛けのトートバッグ、スポーツタイプのドラム型、ファスナーを付けたポシェットなどにも対応しているとのこと。

同社サイトには、「子供ジーンズ」「婦人スーツ」「デニムジャケット」「ワンピース」「法被」「帯」などをバッグにしたリメークの実例が紹介されています。
http://www.cl-seino.com/

2009年10月5日

倉庫に落雷、シーツ焦げる

クリーニング会社の倉庫に落雷があり、シーツが焦げる事故がありました。産経ニュースが伝えています。
http://sankei.jp.msn.com/region/chubu/shizuoka/091004/szk0910040222002-n1.htm

10月3日午前10時10分ごろ、静岡県下田市のクリーニング会社の倉庫の屋根に設置されている換気扇に雷が落ちました。熱を持った破片が倉庫内のシーツに付着し、出火したようです。
大きな音で落雷に気付いた付近の住民が消防と協力して消火にあたり、火は50分ほどで消し止められたそうです。シーツ約50枚が焦げましたが、けが人はいませんでした。

2009年10月3日

8月の洗濯代支出は前年並

総務省統計局の「家計調査報告(二人以上の世帯)」8月分の速報がまとまりました。洗濯代支出金額は前年並の結果となりました。

8月分の速報結果は、全国全世帯の洗濯代支出金額は509円で、前年の508円より1円増加しました。勤労者世帯も前年より2.3%増えて587円(前年574円)でした。
地方別では、
  • 北海道 586円(前年538円)
  • 東 北 769円(前年367円)
  • 関 東 488円(前年578円)
  • 北 陸 841円(前年455円)
  • 東 海 482円(前年468円)
  • 近 畿 506円(前年533円)
  • 中 国 477円(前年580円)
  • 四 国 424円(前年578円)
  • 九 州 347円(前年369円)
  • 沖 縄 186円(前年99円)
過去の世帯当たり支出金額はクリーニングオンラインのデータ集にも掲載しています。
http://www.c-online.net/data/

2009年10月2日

仙台サンプラザ、運営を民間委託

仙台市が所有するコンサート会場とホテルの複合施設「仙台サンプラザ」が10月1日、民間5社が出資・設立した会社「仙台サンプラザ」に運営が委託されました。河北新報社が伝えています。
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/09/20090930t12007.htm

いずれも仙台市に本社を置く、株式会社ホテル仙台プラザ、陽光ビルサービス株式会社、東洋ワーク株式会社、株式会社オートランドリータカノ、株式会社東北共立が運営会社に出資。

同社が仙台市と交わした賃貸契約によると、賃貸期間は10月1日から2021年度末まで。現在の従業員79人のうち希望した50人が再雇用されるとしています。施設名は変更しません。

仙台サンプラザは雇用・能力開発機構と市が費用負担して建設し、1991年にオープン。ホテル棟は地上12階、地下1階(客室総数74室)、ホールの収容能力は約2,700人。赤字体質の改善策として民間委託が決まったものです。

2009年10月1日

きょうから衣替え

きょう10月1日から衣替え。学生が冬服を着用しての登校は風物詩ですね。各地の新聞が報じています。

山形新聞「気分も新たに衣替え 県内の早朝は肌寒さも」
http://yamagata-np.jp/news/200910/01/kj_2009100100007.php

河北新報社「あったか制服冬支度 中高生ら衣替え」
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/10/20091001t15040.htm

信濃毎日新聞「きょうから衣替え 街路樹色づく街 中高校生ら冬服に」
http://www.shinmai.co.jp/news/20091001/KT091001FSI090002000022.htm

宇部日報「10月スタート、衣替え始まる」
http://www.ubenippo.co.jp/one.php?no=6298

大分合同新聞「まだ早い?秋モード クールビズ終わる」
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2009_12543767029.html

きょくとうが第2四半期決算を発表

株式会社きょくとう(本社福岡市、牧平年廣社長)が2010年2月期第2四半期決算(非連結)を発表しました。
http://www.cl-kyokuto.co.jp/company/index.html

第2四半期の業績(2009年3月1日~2009年8月31日)は売上高が41億9,800万円。前期より1億6,500万円減少しました。
  • 売上高   :41億9,800万円 (前期比3.8%減)
  • 営業利益  : 4億9,500万円 (前期比5.2%減)
  • 経常利益  : 5億3,000万円 (前期比4.5%減)
  • 四半期純利益: 2億4,100万円 (前期比24.2%減)

決算短信によると、新規出店と品質向上を基本方針として積極的な活動を推進しているとし、
  • 主力店舗の「マックス店」と「100円クリーニングショップ」を中心に、合計で27店舗を新規オープン、加えて68店舗をリニューアル。
  • 「シミ抜き有料化」の導入を、平成21年3月より九州地区で、続いて7月より中国地区でスタートし、順調に推移。
  • 「品質向上委員制度」は、各工場に品質向上委員を任命し、組織的に全社員が取り組むことを制度化するなど、消費者のニーズに対応した取り組みを積極的に展開。
  • 平成21年5月より営業力の強化対策として「関西地区再生プロジェクト」をスタート。
  • 各地区内において「合同運営会議」を毎月1回開催し、全員参加による組織運営体制の強化に取り組む。
以上のような活動を報告しています。

2009年9月30日

障害者雇用優良事業所を表彰

厚生労働省は、平成21年度障害者雇用優良事業所等表彰者を発表。9月2日に表彰式を開催しましたが、そのフォトレポートが公開されています。
http://www.mhlw.go.jp/photo/2009/09/ph0902-01.html

今年度の障害者雇用優良事業所は24事業所で、クリーニング業関連では札幌市の株式会社特殊衣料、島原市のお多福クリーニング店が厚生労働大臣表彰を受けました。
http://www.jeed.or.jp/activity/education/h21_hyosho_result.html

ホテルリネンに関する消費者調査結果

社団法人日本リネンサプライ協会(廣瀬武会長)と株式会社矢野経済研究所は、宿泊施設におけるホテルリネン類に対する消費者ニーズ調査を実施し、その調査結果を発表しました。
http://www.yano.co.jp/press/press.php/000530

2009年6月から7月の期間、関西地区(三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県)に居住し、「過去3年間でホテル・旅館に2回以上宿泊したことがある人」1,184名を対象にインターネットで調査。

調査結果サマリーによると、
宿泊料金に関わらず、最も重視されているのは「浴室の清潔さとリネン類」であり、次いで「ベッド及びベッドリネン」であった。客室内においてリネン類は、非常に重要なアイテムとして認識されていることがわかる。
浴室に備え付けられているタオルに求めるものは、総じて「清潔さ(におい・白さ・新しさ)」と「肌ざわり」であるが、とくに1万円未満のホテルで最も求められているのは「清潔さ」(におい)で89.8%、3万円以上のホテルでは「肌ざわり」が最も多く、71.4%であった。
また、ホテルの評価をする際、リネン類をどのくらい重要視するかについては、1万円未満のホテルでは「多少気にする」が51.4%、3万円以上のホテルでは「重要視する」が73.0%であった。客室内のリネン類の評価が、宿泊施設の評価を左右する可能性が高いという結果となった。

日本リネンサプライ協会では、リネンサプライに関する知識の普及啓発として、2000年度から消費者モニター事業を行っています。

2009年9月29日

リネン工場から出火、タオル焼く

埼玉県戸田市の日本ウエックス株式会社の工場から出火、タオルなどが焼けました。産経ニュースが報じています。
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/saitama/090929/stm0909291100001-n1.htm

記事によると、9月28日午後10時ごろ、日本ウエックスの工場から出火。工場2階の作業場に置いてあったクリーニング済みのタオル300枚から400枚などが焼けたということです。工場は午後6時ごろに従業員が帰宅してから無人だったそうで、消防署で出火原因を調べています。

愛媛組合、エコ呼びかけ街頭PR

今日9月29日は「クリーニングの日」。組合を中心にいろいろな企画があるかと思いますが、お店によってはこの日にあわせたセールなども(行っています?)。

愛媛県クリーニング業生活衛生同業組合(皆本政常理事長)では27日の日曜日、松山市のいよてつ高島屋前で、クリーニング利用時のエコバッグ持参などを呼び掛ける街頭PR活動を行いました。 今年で2回目になります。
http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20090927/news20090927226.html

愛媛新聞社が伝えたところによると、この街頭PRには組合員約10人が参加し、買い物客らにエコバッグ利用やハンガーのリサイクルを訴えるチラシを配布。エコポイント制度の交換対象商品にクリーニングギフト券が選ばれたこともアピールしたそうです。

2009年9月28日

富山第一などの寄付でエコソングCD

財団法人とやま環境財団は、環境教育などに役立てようとエコソング「ピカピカの地球」のCDを作成しました。富山市のシンガー・ソングライター、高原兄さんが作詞作曲と歌を担当。買い物をする際のエコバッグ携帯や、節電・節水、ゴミの分別や車のアイドリング停止などを軽快な音楽に載せて、呼びかけているそうです。

http://hokuriku.yomiuri.co.jp/hoksub1/toyama/ho_s1_09092601.htm
読売新聞によると、このCDはレジ袋の無料配布をやめた富山県内の企業、富山第一ドライクリーニング、アルビス、イオンリテール、大阪屋ショップ、クスリのアオキ、平和堂の6社から計約199万の寄付を受けて制作しました。

CDには歌と4種類のカラオケが収録されており、1,500枚作成。小学校や幼稚園・保育園などに配布し、運動会などで踊ったり、合唱したりして使用してもらうことを期待しているとしています。

2009年9月27日

再生ふとんで屋上緑化

「おたふくわた」ブランドのふとんを製造・販売するハニーファイバー株式会社(本社福岡市、原田浩太郎社長)はイーエムシー株式会社(本社東京、近藤毅志社長)と業務提携し、ふとん綿で使われる「木綿」「合繊」「混綿」の3種類をオリジナルのシート状にした屋上庭園の土壌フィルターを提供することを発表しました。
http://www.emc1.jp/archives/886

現在、東京23区の粗大ゴミの1位はふとんで、年間62万枚以上が焼却処分されているそうです。
ハニーファイバーでは、ふとんが粗大ゴミにならず、1枚でも環境に役立つよう「粗大ゴミゼロ運動 GREEN&CLEAN」 をはじめており、
  • ふとん生地をウエスとして再利用するリサイクル活動
  • 回収したふとんを特殊ふとん袋に入れて、廃棄所の中間覆土の代用品として活用する活動
  • 再生したふとん綿を利用してシート、フィルター状にして屋上緑化用の土壌シートとして使用し、土に帰す実験活動
が動き出しています。

そのうちの、再生したふとん綿を利用してシート、フィルター状にする再生ふとんシートは、平成20年より東京農業大学作物学研究室と共同実験をはじめ、8カ月間で自然分解し、すべて土に帰ること、木綿100%なので土壌に大きな影響なく作物が育つことがわかったそうです。
同社東京本部がある青山ビルの屋上庭園で土壌資材として実験したところ、真下に伸びようとする植物の根を左右に広げさせ、根の成長による建物の破損を防ぐ作用があり、屋上緑化に最適であることがわかりました。この実験結果から、渋谷区役所の屋上緑化事業に採用され、再生ふとんシートを土壌シートとして使用する屋上緑化事業が開始されています。

今回の業務提携により、屋上緑化事業に参入したイーエムシーにこの再生ふとんシートを提供し、焼却されるふとんを減らし、CO2の排出削減に貢献していくとしています。

2009年9月25日

8月のチェーンストア販売、衣料品12.3%減

日本チェーンストア協会が8月度の「チェーンストア販売統計」を発表しました。
http://www.jcsa.gr.jp/

会 員企業数70社(店舗数8,169店)の販売データをまとめたもので、概況としては、北日本と東日本では気温が低く、西日本の一部で記録的な大雨となるなどの天候不順や生活者の生活防衛意識の高まりによる単価ダウンの影響により苦戦し、総販売額の前年同月比(店舗調整後)は9カ月連続のマイナスとなった、と分析しています。

衣料品を見てみると、販売金額は948億9,093万円で、前年同月比12.3%の減少。前月比20.6%減でした。
部門別では、
紳士衣料  155億4,435万円(前年比11.5%減)
婦人衣料  293億262万円(前年比15.1%減)
その他衣料 500億4,396万円(前年比10.9%減)

紳士衣料は、ジャケット、カットソーは好調だが、スーツ、スラックス、ドレスシャツは不調。
婦人衣料は、ブラウスシャツ、パンツ、スカートは好調だが、ジャケット、フォーマル、スーツ、ジーンズは不調。
その他衣料・洋品は、レイングッズ、肌着は好調だが、UV関連品、パジャマ、ソックス、男児、女児、ベビーは不調。

2009年9月24日

東洗、山梨工場で実演展示会

株式会社東京洗染機械製作所(本社東京、三科隆社長)が10月8、9日、山梨工場で「新製品発表実演展示会」を開催します。時間は両日とも10時から16時まで。
今回の展示会では、連続洗濯機や脱水機、タンブラー、ロールアイロナーなど省エネ・生産性向上を提案する機械を展示、実演するそうです。

なお同社は今年、創立85周年をむかえました。

2009年9月22日

ボーケン展示会の日程決まる

財団法人日本紡績検査協会の平成21年度「ボーケン展示会」の日程が決まりました。
http://www.boken.or.jp/eve_exhibi.html

大阪会場
 21年11月12、13日
 会場:綿業会館新館

岡山会場
 22年1月14、15日
 会場:岡山コンベンションセンター

名古屋会場
 22年2月4、5日
 会場:名古屋国際センター

東京会場
 22年2月16、17日
 会場:サンライズビル

今年の展示会会場では、生地及び製品の事故事例紹介だけでなく、ビデオコーナーや体験コーナー等も企画しているとしています。

2009年9月21日

93歳の看板娘

今日は敬老の日ですが、クリーニング店の受付をする93歳の「看板娘」の記事が毎日新聞に掲載されています。
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20090920ddlk40040224000c.html

福岡県行橋市のマンション1階にあるクリーニング店で週6日働く西村さんは93歳。朝8時半に出勤し、昼食休憩を挟んで夕方5時まで忙しく働く日が続くそうです。
「いらっしゃい」と笑顔でお客を迎え、衣類を受け取ると丁寧に整理し、クリーニング工場に預けるという仕事をこなしています。「人の大事なものを預かる責任ある仕事。死ぬまで働きたい」としています。

2009年9月19日

8月の百貨店売上、衣料品11.3%減

日本百貨店協会が8月の「全国百貨店売上高」を発表しました。
http://www.depart.or.jp/

調査対象百貨店87社271店のデータをまとめたもので、売上高総額は約4,568億円、前年同月比で8.8%の減少でした。18カ月連続で前年同月比マイナスとなりましたが、減少幅は2カ月ぶりに1桁台になっています。
8月の売上の特徴としては、
台風11号や総選挙の影響で首都圏を中心に月末の売上に大きな影響を受けたこと、中旬までの冷夏で水着・浴衣・日傘などの季節商材が不調であったことなどマイナス要素が見られた一方、裾値拡大策やセール強化策に一定の効果が見られたこと、文化催事や集客イベントの積極展開により入店客数が堅調に推移したこと、一部の特選ブランドで前年を超えるケースも出ていること、地区別では中国地区や九州地区が健闘したことなどがプラス要素として報告されている。
と分析しています。

衣料品を見てみると、売上高は1,404億7,899万3千円で、前年同月比11.3%減でした。衣料品は26カ月連続でマイナスとなりました。
商品別では、
  • 紳士服・洋品  238億3,768万3千円(前年比11.7%減)
  • 婦人服・洋品 937億8,107万円 (前年比11.4%減)
  • 子供服・洋品  92億4,953万7千円(前年比12.4%減)
  • その他衣料品  136億1,070万3千円(前年比9.6%減)
となっています。

2009年9月18日

利用頻度「減った」3人に1人

ブランド品宅配買取『ブランディア』を運営する株式会社デファクトスタンダード(本社東京、竹内拓社長)がクリーニング・衣替えに関する意識調査を行いました。調査はブランディアのサービスを利用している女性517名を対象に、8月17日から9月6日に実施。
http://media.yucasee.jp/r/detail/3686

それによると、クリーニングを利用する頻度が「前より減った」33.8%、「変わらない」65.6%、「前より使う頻度が増えた」0.6%となっています。クリーニングを利用する理由は「自分で洗えないものがあるから」、利用しない理由は「お金がないから」と、節約という観点で両極端に分かれる回答となったようです。

衣替えに関しては、季節の変わり目ごとに「衣替えをする」80%超でした。
「衣替えをしない」「する時としない時がある」と答えた人が約20%。その理由としては、「レギンスブームなどの影響で、年間を通じて使用できる服が増えたから」が多く、またオシャレで低価格な服が増え、来シーズンのことは考えず、1シーズンのみ着ることを目的に服を選ぶ人が増えていることも伺えるとしています。

2009年9月17日

COLブログ、おかげさまで一周年

2008年9月17日からスタートしたクリーニングオンライン・ブログもおかげさまで一周年をむかえることができました。ありがとうございます。

そこで今日は、一周年を記念して皆様からお寄せいただきましたコメントの一部をご紹介させていただきます。

シニアさん(広島県)
ブログ開設一周年おめでとうございます。業界関連の情報をいち早く的確に知ることができ、いつも拝見しております。これからも更新、楽しみにしております。

霰さん(神奈川県)
いつもさまざまなニュースバリューのある内容ですごいな・・と思っています。
これからも続投を(^◇^)/

ミヤさん(東京都)
ブログ一周年おめでとうございます。というより、ありがとうございます…ですね。
昨年スタートして以来、クリーニングオンラインさんのブログを拝見するのが日課となっています。いつも貴重な情報、本当にありがとうございます。
クリーニングに関連する情報で、これだけ頻繁に更新されている事、さらに厳選された情報に只々驚くばかりです。
大変だとは思いますが、いつも楽しみにしておりますので、これからもよろしくお願い致します。

まもさん(新潟県)
一周年おめでとうございます。
田舎なのでどうしても業界の情報が不足がちです。なによりブログははやくて便利ですね。さらなる発展を楽しみにしています。

通りすがりの、ビーンズきしさん(東京都)
祝!ブログ一周年。365個のリアルタイムなネタを毎日供給し続けるのは、連載「サンタの挑戦」を毎月続けるよりも大変なことです。(さりげなく、宣伝)まいった〜、ツイッター!願わくば、masterの後姿の写真が360°クルクル回るGIFにならないかなあ、と。


皆様のアクセスを励みに、さらに充実した内容にすべく努力してまいります。
なお、せっかくコメントをお寄せいただきながら、すべての方のコメントを掲載できなかったことを深くお詫び申し上げます。

今後ともよろしくお願い申し上げます。

2009年9月16日

逗子市で「敬老の日割引販売」

神奈川県逗子市や逗子市商工会、逗子市商店街連合会などは今年も「敬老の日割引販売」を実施します。
http://www.city.zushi.kanagawa.jp/syokan/keizai/syoukou/keirouwaribuki.html

9月18日から24日まで、市内在住の70歳以上の方を対象に、クリーニング店6店舗をはじめ理美容店、小売店、タクシー会社などの協力店計110店舗で1割引きやポイント2倍などのサービスが受けられるもの。
市役所で交付している買い物カード、または年齢が確認できるものを提示して利用します。割引販売協力店にはポスターを掲示しています。

2009年9月15日

ふとんク協会、丸八の工場を見学

全国ふとんクリーニング協会(鳥取泰育会長、最川治久理事長)が10月16日に見学研修会と総会を開催します。

今回は静岡県磐田市にある株式会社丸八真綿のふとんクリーニング工場を見学。同社は寝具販売だけでなく、ふとんクリーニングのサービスでも大型の洗浄設備を導入し、株式会社ザブザブという別法人を設立し事業化しています。
協会会員からも同工場の見学希望が多かったとのこと。
なお今回の見学会には協会会員以外の方の参加もできるようです。

見学会後、磐田グランドホテルで研修会と総会を開催します。

東都、元気が出る展示会を開催

東都フォルダー工業株式会社(本社埼玉県川口市、前嶋洋左右社長)が10月16、17日の2日間、「元気が出る展示会7/新しい発想と改革」を開催します。
今回の展示会では、投入機SONIC-Eシリーズや浴衣仕上げシステム、シーツ検品システムなどの最新機種を多数発表するとしています。

会場は同社岩槻工場と蓮田工場。時間は両日とも9時から16時まで。

2009年9月14日

ブログ1周年、コメント募集中

昨年9月17日からスタートしたクリーニングオンライン・ブログ。おかげさまで一周年を迎えることとなりました。
クリーニングに関するアレコレを広くタイムリーにお伝えするweblogとしてはじめましたが、数多くの皆様にアクセスしていただき、クリーニングオンラインでも人気のコーナーのひとつとなっています。

そこでブログ開設一周年を記念して、皆様からのコメントを募集いたします。クリーニングオンライン・ブログへのご感想、ご要望、叱咤激励など広く受け付けています。皆様からのコメントを今後の励みにさせていただきます。
なお、お寄せいただいたコメントの一部はブログ内でも発表いたします。

http://www.c-online.net/coml/voice.html
上記フォームで受け付けていますので、ぜひ、皆様のコメントをお寄せください。

引き続きブログをはじめ、クリーニングオンラインへアクセスいただきますようお願い申し上げます。

2009年9月13日

消費科学会が白星社で見学会

社団法人日本繊維製品消費科学会は11月17日、神戸で「第21回クリーニングに関する情報セミナー」を開催します。今回のテーマは、クリーニングはいかにして行われているか(工場見学)。
http://homepage3.nifty.com/shohikagaku/

今回のセミナーでは、神戸市灘区の白星社クリーニング株式会社の本社工場を見学。現在、商業クリーニングで行われている工程を見学をしながら、詳細な説明をきくとともに、その問題点にも切り込んでいこうというもの。
時間は13時30分〜16時30分頃。定員20名。

2009年9月12日

高校求人倍率0.71倍にダウン

厚生労働省が来春の高校・中学新卒者の求人・求職状況(平成21年7月末現在)を取りまとめました。
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2009/09/h0911-2.html

それによると高校新卒者の求人数は135,064人(前年同期比48.8%減)、求職者数は190,986人(同5.5%減)、求人倍率は0.71倍で前年同期を0.60ポイント下回りました。

都道府県別にみると、求人倍率が1.00倍を超えたのは次の4府県。
  • 東京都 :2.62倍
  • 大阪府 :1.46倍
  • 愛知県 :1.35倍
  • 香川県 :1.04倍
一方、求人倍率を低い順でみると、
  • 沖縄県 :0.11倍
  • 青森県 :0.16倍
  • 熊本県 :0.20倍
  • 鹿児島県:0.22倍
  • 岩手県 :0.23倍
  • 高知県 :0.23倍
となっており、氷河期といえるような状況になっています。

2009年9月11日

「おカネください」強盗未遂

先日もクリーニング店に強盗の事件を紹介しましたが、埼玉県久喜市のクリーニング店でも強盗未遂事件が発生しました。産経ニュースが伝えています。
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/saitama/090911/stm0909111131003-n1.htm

事件は、9月10日午後7時40分ごろ、埼玉県久喜市のクリーニング店で、男が女性店員に文化包丁のような刃物を見せ、「おカネください。どうしたらレジ開くの」などと脅したというもの。
店員が奥の事務所にいた女性店長と店の裏口から逃げ出すと、男は何もとらずに逃げたそうです。久喜署は強盗未遂事件として調べています。

2009年9月10日

ドブ川でタオル洗濯、中国

中国湖北省鄂州市にあるホテルのタオル類を外注先の洗濯店が悪臭を発しているドブ川の水で洗っていることが分かり、波紋が広がっています。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0909&f=national_0909_024.shtml 

サーチナによると、これは楚天都市報が報じたもので、同市内のホテルに宿泊した市民がタオルを使った後に全身の皮膚にかゆみを感じたと同紙に通報しました。そこで取材した結果、同ホテルがタオル類の洗濯を依頼している外注先の店が悪臭を発しているドブ川の水を使っていたことが判明しました。
同店の関係者は「水道水を使用したらコストがかかる」と述べたそうです。

市の担当者は「こういった業務には行政側からの許可証が必要になる。しかし指摘があった店は審査を受けておらず違法経営にあたる。監督部門としては近く調査を行いたいと考えている」としています。

2009年9月9日

当てが外れた夏、福井県の状況

朝晩はめっきり秋らしくなりましたね。虫の声も日に日に賑やかになってきました。
今年の夏はいかがでしたか。福井県では「当てが外れた夏 稲作とクリーニング業界」だったと中日新聞が報じています。
http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20090908/CK2009090802000008.html

気象庁によると、6月から8月の北日本の日本海側の日照時間は平年の73%で、1946年以来最短となりました。特に7月の日照時間の短さが目立ち、福井県内では平年の半分以下の約74時間だったそうです。
このような日照不足や集中豪雨が農作物の生育不足をもたらし、時ならぬ野菜の高値を呼んだり、早場米地帯の水田に倒伏被害を発生させたり、海水浴場の海の家は軒並み大幅な売り上げ減に見舞われました。

一方、「天候不順特需」を受けそうなクリーニング業界はどうだったか、記事では検証しています。

フランス屋クリーニング本店(福井市)によると、今夏はカビが生えた布団や衣料を持ち込む人が1週間当たりで10人ほど来店し、例年より1割ほど多かったそうです。しかし梅雨だと客足が遠のいてしまうので、店全体の売り上げは変わらないとしています。

また県内に6店舗を展開するコインランドリーモコも「確かに雨は多かったが、夜に集中したり、ゲリラ豪雨だったりでお客さんの方もペースを乱されたかも。日中のじめじめが長く続かないと、コインランドリー業界はもうからない」と商機に恵まれなかった夏を振り返っています。

2009年9月8日

ノーサンキュー、レジ袋ポスター

オール東京62市区町村共同事業「みどり東京・温暖化防止プロジェクト」が、レジ袋削減キャンペーンをスタートさせました。平成22年3月までのキャンペーン期間中、ポスターの作成・配布、ラジオ番組放送、小学生向けの出張授業の実施など、レジ袋削減の普及・啓発を図るべく様々な取組を展開します。
http://www.team-6.jp/report/news/2009/08/090831b.html

今回、チーム・マイナス6%のチーム員企業、団体に「レジ袋削減キャンペーン」ポスター(B2縦サイズ)の無料配布を行っています。ノーサンキュー、レジ袋をキャッチコピーに、気象予報士の皆さんがノーサンキュー、はじめましたとアピールしています。

2009年9月7日

クロロカーボン衛生協会通信第9号

クロロカーボン衛生協会が「クロロカーボン衛生協会通信・第9号」(2009年8月)をサイトにアップしています(PDF配信)。
http://www.jahcs.org/message/message.htm

今号では「塩素系溶剤による中毒事故を防止しよう」「塩素系溶剤の基礎知識テスト(その1)」といった安全衛生に関する記事が掲載されています。

2009年9月6日

ゆるキャラ登場、栃木県生同組合協議会

栃木県生活衛生同業組合協議会がイメージキャラクター「せいどうくん」の採用を決めました。下野新聞が報じています。
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/economics/news/20090827/198240

「せいどうくん」はもともと小山生活衛生同業組合協議会のイメージキャラクターとして、「まちおこし推進事業」の一環として昨年度つくられたもの。生活衛生のイニシャル「S」がモチーフで、協議会名にある「生」と「同」を組み合わせて名付けたそうです。

今回、上部団体のキャラクターに昇格し、近く約7,000の組合員に「せいどうくん」をあしらった会員証のパネルを配布。「ゆるキャラ」ブームに乗ってPRし、業界全体の活性化につなげたいとしています。

2009年9月4日

伊藤忠がワタキュー株式25%取得

伊藤忠商事株式会社(本社大阪、小林栄三社長)は、ワタキューセイモア株式会社(本社京都府綴喜郡井手町、安道光二社長)との業務提携および資本提携に関する契約を締結したと日本繊維新聞が報じています。
http://www.nissenmedia.com/news/sozai-shosha/2009/09/03200942.php

記事によると、伊藤忠商事はワタキューセイモアの発行済株式の25.0%を取得、持分法適用会社としました。
ワタキューセイモアは年商900億円、病院リネンの業界トップ企業。関連会社に日清医療食品株式会社 、綿久リネン株式会社などがあります。

2009年9月3日

汚れにあわせ自動運転、パナソニック

業務用ではなく家庭用洗濯機の話ですが、パナソニック株式会社(本社門真市、大坪文雄社長)が「エコナビ」を搭載したななめドラム洗濯乾燥機(洗濯9.0kg/乾燥6.0kg)を新発売します。
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn090901-2/jn090901-2.html

業界初の「エコナビ」は「布量センサー」「泥汚れセンサー」「汗汚れセンサー」で構成されており、洗濯工程で、衣類量・汚れの程度に合わせて無駄のない省エネ運転を行います。その機能は次の通り。

(1)布量センサー
 衣類の量を検知して、洗濯時間、水位、消費電力量を決定。

(2)泥汚れセンサー(光センサー)
 一対の発光素子と受光素子で構成された「泥汚れセンサー」を、洗浄液の通り道に設置。洗浄液のにごり具合を検知し、にごりが少ない場合は、汚れが少ないと判定。

(3)汗汚れセンサー(電極センサー)
 衣類から洗浄液に染み出す電気を帯びたイオン性の汚れにより、電極間を電流が通りやすくなる特性を利用して汚れ具合を検知。電流が通りにくい場合は汚れが少ないと判定。

これにより、衣類の量や汚れの程度に合わせて、洗濯時、最大約10%省エネ・約7%節水を実現するそうです。

あわせて、2つの強力な水流により、短時間で洗剤液を繊維の中まで浸透させる「Wジェットダンシング洗浄」、ヒートポンプユニットの仕様や循環ファンの形状を見直し、さらに効率よく除湿運転することで、消費電力量を削減できる「高効率エコ乾燥システム」の搭載で省エネ・節水を実現しました。

2009年9月2日

節約志向にどう対抗?ダスキン社長に聞く

読売新聞が関西初経済ピックアップコーナーの「新社長にこれを聞きたい」で、株式会社ダスキン(本社吹田市)山村輝治社長のインタビューを掲載しています。
http://osaka.yomiuri.co.jp/eco/news/20090821-OYO8T00272.htm

「節約志向にどう対抗しますか」という質問に対し、山村社長は、
世界的な不況は、逆に好機でもあります。現状打破のため、新たな取り組みを抵抗感無く思い切って進められるからです。
とし、ミスタードーナツでの価格や商品の絞り込みなどの取り組みを説明していますが、ダストコントロールに関しても次のように述べています。
清掃用品のレンタル事業も変革します。すべての顧客に同じ商品を販売していましたが、今後は年齢や家族の人数などによって異なる商品開発も進めます。
そして、
他社と競争しているだけでは良いものは生まれません。お客様の心をつかむために知恵を絞れば、失敗する危険は小さいはずです。
とむすんでします。

2009年9月1日

白洋舎、秋のクリーンチャンス

株式会社白洋舎は9月1日から30日まで「秋のクリーンチャンス第一弾」を実施しています。
http://www.hakuyosha.co.jp/news/index.html

“夏物をすっきりケアして、しっかりおトク!この機会に、お出し忘れの冬物もどうぞ”
ということで、期間中、ドライクリーニングが全品10%オフとなっています。

また9月1日から10月31日まで「汗さっぱりプレゼント」も実施。
先着10,000名を対象に、クリーニング代500円以上(税別)の品物1点ごとに1ポイント付与し、累計ポイントにより下記商品をプレゼントするもの。
 ・15ポイントで、
   9月は、ソロモンホワイト1本
   10月は、植物性コンパクト洗剤1個
 ・50ポイントで、
   魚沼産コシヒカリ2㎏

2009年8月31日

7月の洗濯代支出は大幅に減少

総務省統計局の「家計調査報告(二人以上の世帯)」7月分の速報がまとまりました。洗濯代支出金額は前年を上回る結果となりました。

7月分の速報結果は、全国全世帯の洗濯代支出金額は666円で、前年の805円より17.3%減少しました。勤労者世帯も前年より19.8%大幅に減って674円(前年840円)でした。
地方別では、
  • 北海道 626円(前年629円)
  • 東 北 769円(前年720円)
  • 関 東 828円(前年928円)
  • 北 陸 854円(前年1,016円)
  • 東 海 517円(前年579円)
  • 近 畿 555円(前年812円)
  • 中 国 698円(前年694円)
  • 四 国 372円(前年1,020円)
  • 九 州 454円(前年739円)
  • 沖 縄 195円(前年207円)
過去の世帯当たり支出金額はクリーニングオンラインのデータ集にも掲載しています。
http://www.c-online.net/data/

2009年8月29日

ユニクロ、ネオレザーを展開

ユニクロの2009年秋冬シリーズの第一弾キャンペーンがスタートとします。
http://www.uniqlo.com/jp/corp/pressrelease/2009/08/082615_m_09fw.html

テーマは「UNIQLO COLLECTION 東京 2009」。メンズのアイテムは、これまでにない質感で本革に勝るとも劣らない新しい合成皮革の「ネオレザー」。本革の上質感をそのままに、イージーケア性もそなえた素材で、レザーファッションを画期的に進化させるアイテムとしています。

ネオレザーのアイテムにはジャケットからベスト、キャップ、バッグなどがあります。価格はネオレザーベスト2,990円、ネオレザージャケット6,990円、ネオレザーエアテックコート7,990円など。
http://store.uniqlo.com/jp/CSaDisp/Mneoleather

商品説明を見るとドライクリーニングのもの、手洗いのものがありますが、
  • ポリウレタン樹脂を使用していること
  • ポリウレタン素材は、時間の経過と共に、空気中の湿気や紫外線、熱や汚れなどにより、約3年で劣化すること
  • 空気中の水分により劣化するので、新品のまま収納していても劣化を抑える事はできないこと
などの注意点が記載されています。

2009年8月28日

喜久屋社長が語るアイデアサービス

日テレNEWS24「江上剛の汐留リーダーズEYE」で『喜久屋・中畠信一社長に聞く』が放映されています。
http://news24.jp/articles/2009/08/28/06142591.html

株式会社喜久屋(本社東京)の中畠信一社長が、ビジネスモデルと、消費者を引きつけるアイデアサービスを語っています。番組の内容紹介をみると、
喜久屋が行うのは、季節ものの洗濯物をクリーニングした後、次のシーズンまで預かるという「保管サービス」。インターネットで受け付けるため、日本全国から洗濯物が届く。クリーニング代だけで、保管料は無料。狭い日本の住宅事情を背景に、クローゼット代わりにする利用者が多いという。
しかし、保管サービスには場所や空調などコストがかかる。一見、効率が悪そうなこのシステムがなぜ売り上げ増につながるのか、そこに喜久屋の秘密があった。
番組ではイークローゼット、消臭加工、平準化などを説明しています。
約22分の動画で見ることができます。

2009年8月27日

クリーニング店に強盗、男を容疑で逮捕

茨城県つくば市のクリーニング店に押し入った男が強盗の疑いで逮捕されました。読売新聞が報じています。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20090826-OYT8T01136.htm

それによると26日午後6時40分頃、つくばみらい市小張のクリーニング店に男が押し入り、女性店員に「お金を下さい」とナイフをちらつかせて脅し、店員がレジから差し出した3万4,000円を奪った疑い。店員にけがはなかった。男は「お金が欲しかった」と容疑を認めているそうです。

8月20日のブログでも記事を紹介していますが、つくば市や牛久市のクリーニング店では今月18日と19日、刃物を使った強盗事件が3件発生しているため、常総署で関連を調べています。

東京屋クリーニング、宇部の産業団地に進出

株式会社東京屋クリーニング(本社宇部市、池永輝義社長)は宇部臨空頭脳パークに進出することが決定しました。宇部市工業振興課が進出協定調印式の開催を発表しています。
http://www.city.ube.yamaguchi.jp/cgi-bin/nr.cgi?fyear=2009&detail=3564&from=0

同社は、宇部市の産業団地である宇部臨空頭脳パークの2区画820坪に一般ホームクリーニング工場を建設。今年10月に着工し、来年3月の操業を予定しています。投資額は約1億6,000万円。

宇部臨空頭脳パークには、株式会社サニクリーン広島(本社広島市、山田健社長)宇部支店も進出しています。

2009年8月26日

栃木県、ハンガー回収と再利用

栃木県でクリーニング店で使用されるプラスチック製ハンガーの回収、再利用の取り組みが始まりました。下野新聞が伝えています。
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/economics/news/20090825/197371

プラスチック製ハンガーの回収は、クリーニング包装等リサイクル推進検討委員会(田中広委員長)、栃木県生活衛生営業指導センター(柳勲理事長)、栃木県クリーニング業生活衛生同業組合(田部井高四理事長)がタイアップして実施するもの。
同組合加盟の宇都宮市の64店、足利市の47店、計111店に取次店も加え約200店が参加するそうです。

ポスター、チラシなどで利用客に協力を呼び掛け、使用済みハンガーを持参してもらい、再利用可能なものは店側で洗浄処理するなどして活用。破損など状態の悪いものは、同組合が地域単位で回収し、まとめてリサイクル業者に委託します。

同検討委が昨年行ったアンケートによると、県内ではプラスチック製と針金製のハンガーを使う店の割合がほぼ同じで、両方使用する店もあります。今後は、リユースやリサイクルが容易なプラスチックへの切り替えも促すとしています。

2009年8月25日

7月のチェーンストア販売、衣料品13.7%減

日本チェーンストア協会が7月度の「チェーンストア販売統計」を発表しました。
http://www.jcsa.gr.jp/

会 員企業数70社(店舗数8,150店)の販売データをまとめたもので、概況としては、昨年の猛暑・少雨に対し多雨・寡照だったことや、雇用・所得に対する先行不安感を背景とする生活者の生活防衛意識の高まりによる単価ダウンの影響により夏物商品を中心に苦戦し、総販売額の前年同月比(店舗調整後)は8カ月連続のマイナスとなった、と分析しています。

衣料品を見てみると、販売金額は1,195億7,543万円で、前年同月比13.7%の減少。前月比では3.8%増でした。
部門別では、
紳士衣料  221億1,442万円(前年比12.7%減)
婦人衣料  380億1,827万円(前年比15.4%減)
その他衣料 594億4,274万円(前年比13.1%減)

紳士衣料は、ワンマイルウェアは好調だが、スーツ、ジャケット、スラックス、ドレスシャツは不調。
婦人衣料は、ジーンズは好調だが、ジャケット、スーツ、Tシャツは不調。
その他衣料・洋品は、レイングッズは好調だが、肌着、パジャマ、ソックス、UVパラソル・手袋、水着、浴衣は不調。

2009年8月24日

秋田と東京でサービス、キカワ

フジサンケイBusiness iの【負けるな!ニッポン企業】シリーズで、株式会社キカワ(本社秋田県大仙市、吉川邦宏社長)が取り上げられています。
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200908200002a.nwc

同社はクリーニングとユニフォームの販売・レンタルのほか、衣類・靴のリフォーム、寝具・カーテンや絨毯・カーペットのクリーニングなどを手がけており、秋田県内と東京都内に直営店24店舗を構えています。直営のコインランドリーも2店舗あります。
また約2年前から洗剤を使わずに汚れを落とす「マイクロバブル」という新方式の研究を秋田大学と行っているそうです。

2009年8月22日

次世代ノーアイロンシャツ開発

日清紡テキスタイル株式会社(本社東京、恩田義人社長)は、綿100%の次世代ノーアイロンシャツ「アポロコット」を開発、8月22日より販売を開始します。
http://www.nisshinbo-textile.co.jp/news/news20090821_564.html

同社は1993年に世界に先駆けて形態安定シャツを世に送り出してから、これまでに1億枚を超えるシャツを販売してきました。今回、開発したアポロコットは最適な織物設計、およびナノレベルのコントロール技術を応用した新加工法により、まったくシワが気にならないウォッシュ&ウェア(W&W)性4.0級を実現したもの。

シワを気にすることなくノーアイロンで着用でき、洗濯を繰り返してもプリーツがくっきり、洗濯を繰り返しても縫目ジワなくスッキリ、長時間の着用でもシワのない美しさをキープ、綿100%ならではの風合いと優れた吸湿性で着心地も爽やか、といった特長があるとしています。

8月22日より洋服の青山で販売を開始し、2010年春夏向けで全国大手百貨店でも販売を開始する予定。初年度はシャツ約15万枚分、次年度はシャツ約120万枚分の生産を計画しています。

2009年8月20日

クリーニング店狙った強盗事件相次ぐ

茨城県内でクリーニング店を狙った強盗事件が3件相次いで発生しました。FNNが報じています。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00161316.html

それによると19日午後7時ごろ、牛久市のクリーニング店に刃物を持った男が押し入り、現金2万1,000円を奪って逃走。およそ50分後、つくば市のクリーニング店でも、およそ2万円を奪う事件が発生しました。
つくば市では、18日も別のクリーニング店で強盗事件が発生していて、警察では、同一犯とみて捜査を進めているということです。

18日の事件は東京新聞が伝えており、つくば市のクリーニング店に男が押し入り、店員にカッターナイフのようなものを突きつけ「1万円でもいいからお金ありますか」と脅し、1万5,000円を奪って逃走しました。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20090820/CK2009082002000056.html

2009年8月19日

7月の百貨店売上、衣料品15.6%減

日本百貨店協会が7月の「全国百貨店売上高」を発表しました。
http://www.depart.or.jp/

調査対象百貨店87社272店のデータをまとめたもので、売上高総額は約6,185億円、前年同月比で11.7%の減少でした。17カ月連続で前年同月比マイナスとなりました。
7月の売上の特徴としては、
セール等の催事強化や品揃えの見直しなど、各店で購買喚起の取り組みが行われたが、天候不順の影響で入店客数が減少したこと、水着・浴衣・日傘など季節商材に動きが見られなかったこと、セール比率の高まりで客単価が下落したこと、企業収益の大幅減少を背景に法人外商が影響を受けたことなどマイナス要素が重なり、全般的に苦戦を強いられることとなった。なお、中元商戦は早期受注の反動から7月は低調であったものの、通期では前年を若干下回る水準であり比較的堅調に推移したと考えられる。
と分析しています。

衣料品を見てみると、売上高は2,163億1,919万1千円で、前年同月比15.6%減でした。衣料品は25カ月連続でマイナスとなりました。
商品別では、
  • 紳士服・洋品  392億5,894万3千円(前年比16.7%減)
  • 婦人服・洋品 1,452億9,675万7千円(前年比15.6%減)
  • 子供服・洋品  140億7,077万7千円(前年比15.6%減)
  • その他衣料品  176億9,274万4千円(前年比12.7%減)
となっています。

第7回国内クレジット認証、4件承認

経済産業省は8月18日、第7回国内クレジット認証委員会を開催し、4件の排出削減事業を承認しました。これにより、排出削減事業の承認件数は累計で56件になりました。
http://www.meti.go.jp/press/20090818001/20090818001.html

今回承認された中の1件は、株式会社愛知クリーニングセンターのクリーニング工場におけるボイラーの更新(ドレン蒸気再利用)。CO2の排出削減量は年間平均458トンの見込み。純投資額(設備投資額から補助金額を差し引いた額)に係る回収年数は3.4年。

クリーニング関係ではこれまでも、巴協栄リネン株式会社、株式会社白洋舎、株式会社レンティック中部、株式会社エクセル、株式会社名鉄クリーニングが承認されています。

2009年8月18日

シワ取りスプレー、大規模に販促

ライオン株式会社(本社東京、藤重貞慶社長)は9月から衣類用シワ取りスプレーの大規模な販促活動に乗り出すと、フジサンケイBusiness iが伝えています。
http://www.business-i.jp/news/flash-page/news/200908180106a.nwc

記事によると、ホテル向けの無料季刊雑誌「るるぶ FREE NEO TOKYO」を置く首都圏のビジネスホテル26カ所で、シワ取りスプレー「スタイルガード」の携帯タイプを1万~3万個無料配布。雑誌には商品紹介の企画記事も掲載し、アイロンがけができない出張中のビジネスマンに商品の効果を実感してもらうとのこと。

また就職活動中の学生向けにも販促を展開。面接に役立つ身だしなみのノウハウを紹介する小冊子を10万冊作り大学の就職課で配るほか、携帯用スプレー5,000本を無料配布するというもの。

同社は今年3月、スーツ用とシャツ用に分かれていたシワ取りスプレーを統合して3年ぶりに新商品を投入。除菌や消臭、防臭などの機能を加え、総合的な衣類ケア商品として売り出し、3月から6月の売り上げは前年同期の2.3倍と好調に推移しているそうです。

スタイルガードについてはこちら。
http://guard.lion.co.jp/style/

2009年8月17日

貸衣装の手入れを一元管理

ブライダルハウスの株式会社ことぶき(本社金沢市、大島淳光社長)は、貸衣装の手入れを専門とするメンテナンスセンターを新設しました。富山新聞が伝えています。

専従スタッフを配置し、長年培った独自のクリーニング技術をさらに高度化させ、質の高いサービスを徹底し、少子化でパイが減る婚礼業界で、存在感を高めるのが目的。
http://www.toyama.hokkoku.co.jp/subpage/K20090816305.htm

同社では従来、ウエディングドレスや和装、列席者用、紳士用など各部門ごとにクリー ニングを行っていました。クリーニング業務を一元管理することで、効率アップと高度な専門技術の伝承を目指すとしています。

2009年8月16日

クリーニング、高いマイバッグ持参率

山梨県内で昨年6月から始まったレジ袋の有料化で、初年度のマイバッグ持参率が85.2%だったことが山梨県ノーレジ袋推進連絡協議会のまとめでわかりました。
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2009/08/15/4.html

山梨日日新聞によると、レジ袋有料化は8月1日現在、37事業者1団体の465店舗が実施。昨年7月から今年6月までにマイバッグを持参し、レジ袋の受け取りを辞退したのは延べ5,542万人でした。
今年6月の持参率は87.3%で、有料化スタート当初から3.6ポイント上昇。業種・業態別では、生活協同組合99.5%、クリーニング店96.6%、スーパー・百貨店などが84.9%となっており、クリーニングでのマイバッグ持参率が高くなっています。

ちなみに、受け取りを辞退したレジ袋は7,637万枚(877.8トン)で、二酸化炭素4,086トンの削減につながるそうです。この数字は、一般家庭764世帯の年間排出量に相当するとしています。

2009年8月14日

上海でボーケン展示会

財団法人日本紡績検査協会(ボーケン)は9月15日、中国・上海でボーケン展示会を開催します。
http://www.boken.or.jp/eve_ex_syanhai.htm

平成20年度ボーケン展示会の「事故事例パネル」を中心に、中国語のパネルを作成して展示する予定で、内容は次の通りです。
  • 衣料品事故事例紹介「事故原因と対策」
  • 特集 繊維製品の安全性
  • 顕微鏡による繊維の外観について(体験コーナー)
  • 仕上げアイロンのポイントについて(実演コーナー)
  • ボーケンの紹介、アイケンの紹介、試験方法の紹介
会場は、上海国際貿易中心(上海市延安西路)。入場無料。

2009年8月12日

病院の倒産が大幅に増加

病院・開業医の倒産が昨年に比べ大きく増えているとCBニュースが報じています。
http://news.cabrain.net/article/newsId/23697.html

帝国データバンクが集計した「全国企業倒産集計」によると、今年1月から7月に発生した病院・開業医の倒産は38件で、昨年1年間の35件を7月の段階で上回りました。負債総額は204億9,300万円で、これも昨年の累計182億2,400万円を超えています。

2009年8月9日

配送車、ピンク色でよかった!?

クリーニング業者の配送車が盗まれましたが、ピンク色の目立つ車体が幸いして(?)犯人が捕まりました。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2009080990102540.html

中日新聞によると、6日早朝、名古屋市港区のクリーニング業者の営業所駐車場で、鍵付きで止めてあった配達用の貨物車1台(50万円相当)が盗難にあいました。岐阜県の各務原署によると、捜査員が7日夕に岐阜県各務原市内でこの車を目撃。車体がピンク色で目立つ上、名古屋ナンバーなのに配達エリア外と思われる地域を走行するのを不審に思って約30分にわたって追跡。その間に照会したところ、盗難車だと分かったというもの。

容疑者の男は「泊まるところがなく、足代わりにしようと思った」と容疑を認めているそうです。

2009年8月7日

ボンマックス、アイラックの別注事業譲受

株式会社ボンマックス(本社東京、外川雄一社長)は株式会社アイラック(本社東京、山田哲夫社長)の別注ユニフォーム事業を9月1日付で譲受することに合意したと日本繊維新聞が報じています。
http://www.nissenmedia.com/news/apparel/2009/08/03110412.php

記事によると、ボンマックスはアイラックの別注を「主力のカタログ定番に加えることで幅広いニーズにこたえる」としています。
ボンマックスは今年に入って事業停止した株式会社南商(金沢市)と株式会社アモリリ(大阪市)の商圏、人員を受け継いでおり、2社が取り扱っていたエンドユーザー約15万人分を供給。縮小傾向にあるユニフォーム市場の中で事業買収を加速しているとしています。

2009年8月5日

機械シンポジウムに高い関心

今日、明日の両日、東京・大田区産業プラザで「テーマ展示会」が開催されています。
今日は4つのセミナーも行われましたが、産機工協賛の緊急シンポジウム「どうなる!日本のクリーニング機械」には、セミナー会場一杯の受講者が全国から訪れていました。特にドライ機に関する不安が大きくなっている中で、関心の高さが伺えます。

同展に関する詳細は、クリーニングオンラインの特集ページをご覧ください。

ダスキンが退職者復職制度を導入

株式会社ダスキン(本社吹田市、山村輝治社長)が8月1日から退職者復職制度を導入したと日経BizPlusが伝えています。
http://bizplus.nikkei.co.jp/genre/jinji/index.cfm?i=2009073009640b4

この退職者復職制度の名称は「よつ葉Dターン」。勤続3年以上の正社員が対象で、育児や介護など家庭内のやむを得ない事情で退職した社員が利用できるとしています。
退職時に復職の意思表示をすることや退職日から復職日までの期間が5年未満であることなど一定の条件を満たせば面談を経て、一度だけ利用でき、年間10人程度の利用を見込んでいるそうです。

2009年8月4日

明日5日から「テーマ展示会」

8月5日、6日に東京・大田区産業プラザで「テーマ展示会」が開催されますが、会場では準備が進んでいます。日本クリーニング新聞社、クリーニング流通新聞、クリーニング情報ネットワーク協議会が主催する「テーマ展示会」は昨年に引き続き今回で2回目の開催。展示会とあわせ2日間で計7つのセミナーも行われます。
同展に関する詳細は、クリーニングオンラインの特集ページをご覧ください。


(この写真の提供は展示会事務局)

2009年8月3日

テーブルクロスをICチップで管理

株式会社コボリ(本社宇都宮市、太城敏之社長)は、株式会社マテハンソフト(本社宇都宮市、平石悦男社長)と共同でテーブルクロスなどをICチップで管理するシステムを開発しました。
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20090730c3b3004q30.html

日経NETによると、このシステムはテーブルクロスなどに直径22mm、厚さ2mmのICチップを装着。商品情報を事前に登録しておけば、専用の読み取り機にかざすだけで、入出荷時の数量や種類、色などの点検作業が終わり、出荷する際はコンテナごとまとめて確認することも可能とのこと。 取扱数量の多いテーブルクロスなどの配送ミスが減り、入出荷の時間が短縮。在庫管理も容易になるとしています。

コボリはバンケットホールの演出機材の企画、製造、販売やカラーテーブルクロスの製造、販売、レンタルなどを行っています。

2009年8月2日

ダスキン、第1四半期は減収減益

株式会社ダスキン(本社吹田市、山村輝治社長)は、平成22年3月期第1四半期の連結業績(平成21年4月1日~平成21年6月30日)を発表しました。
http://www.duskin.co.jp/ir/information/kessan.html

それによると、
  • 売上高    455億6,700万円(前年同期比2.9%減)
  • 営業利益   34億300万円(同12.2%減)
  • 経常利益   38億5,900万円(同15.2%減)
  • 四半期純利益 16億1,900万円(同15.5%減)
の減収減益でした。

同社の愛の店関連事業では主力事業のクリーンサービス事業に関しては市場環境は依然として厳しく、家庭市場、事業所市場とも売上は減少。
家庭市場では、新規顧客の獲得は低水準にとどまりましたが、既存顧客への満足度向上施策の推進等によ
り売上の減少幅は小さくなっています。その中で、アレル物質抑制成分配合モップ、レンジフード等に設置するフィルター商品、ふとん丸洗いサービスは堅調に推移。
事業所市場では、新規顧客の獲得が低水準にとどまり減収となりましたが、昨秋以降の不況の影響で増加傾向にあった既存顧客の解約件数は前年同期並みまで減少。

愛の店関連事業の売上高は251億600万円(前年同期比4.6%減)、営業利益は51億700万円(前年同期比1.0%減)となりました。

松戸市のクリーニング店に強盗

千葉県松戸市のクリーニング店で強盗事件が発生しました。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20090802/CK2009080202000073.html

東京新聞によると、7月31日午後7時20分ごろ、千葉県松戸市五香西一のクリーニング店に男が押し入りました。店にいた経営者の女性に新聞にくるんだ包丁のような物を突きつけて「金を出せ」などと脅し、女性が手渡したレジの現金約34,000円を奪って逃げたというもの。
松戸署が強盗事件として逃げた男の行方を追っています。

6月の洗濯代支出は増加

総務省統計局の「家計調査報告(二人以上の世帯)」6月分の速報がまとまりました。洗濯代支出金額は前年を上回る結果となりました。

6月分の速報結果は、全国全世帯の洗濯代支出金額は903円で、前年の861円より4.9%増加。勤労者世帯も前年より9.1%増えて958円(前年878円)でした。
地方別では、
  • 北海道 789円(前年760円)
  • 東 北 811円(前年892円)
  • 関 東 895円(前年950円)
  • 北 陸 1,417円(前年1,035円)
  • 東 海 1,039円(前年745円)
  • 近 畿 999円(前年955円)
  • 中 国 970円(前年761円)
  • 四 国 800円(前年615円)
  • 九 州 583円(前年698円)
  • 沖 縄 349円(前年193円)
過去の世帯当たり支出金額はクリーニングオンラインのデータ集にも掲載しています。
http://www.c-online.net/data/

2009年8月1日

主婦の節約対象

株式会社ハー・ストーリィが、アンケート調査「今ドキ主婦のお財布事情」の結果を公開しました。
http://www.herstory.co.jp/press/research/200907/budget.html

同社会員の既婚者1,025人から回答を得たもので、それによると、日ごろの生活の中で景気が悪くなっていると「強く感じる」人が41.8%、「やや感じている」人が45.4%と、9割近くの人が景気の悪さを感じています

去年に比べ節約を意識するようになった人は76.8%に上り、最近節約していること(複数回答)は「外食代」68.7%、「食費」60.4%、「被服(クリーニング代含む)費」47.3%の順でした。
逆に切り詰めずにきちんとお金をかけている支出項目では「被服(クリーニング代含む)費」は0.7%という結果でした。お財布のひもはゆるまないようですね。

2009年7月29日

PC電力25%削減、サニクリーン近畿

株式会社サニクリーン近畿(本社吹田市)は業務で使用するクライアントPCの電源設定を一元管理するソフトを導入し、消費電力を25%削減しました。このグリーンITの取り組みについて、ITproが紹介しています。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20090723/334398/?ST=management&P=1

同社はエリア内に36の営業拠点があり、電算室ですべてのサーバ、クライアントPCの管理・運用を行っています。本社、拠点に合計175台のクライアントPCがあるため、5年前からPC管理ツールを導入して対応しています。

今年2月からはクライアントPCの電源設定を一元管理するソフトを導入。営業事務の担当者、営業マネジャー、システム部門の担当者ごとに省電力ポリシを設定して、社員の使用するPCに適用しています。
ソフト導入前はクライアントPCの電力消費量は平日で約48kWhでしたが、導入後の4月は約36kWhになり、約12kWh、25%の削減効果が確認できたそうです。これを年間のCO2排出削減量に換算すると、約1.6トンの負荷低減効果になります。

2009年7月27日

アンケートのお願い

建築基準法に関するアンケートを行っています。皆様からの投票をお待ちしております。
http://www.c-online.net/vote/tvote.cgi?event=vote101

ゆかたで協賛サービス

札幌商工会議所は「YUKATA de HAPPY!」事業を実施しています。札幌の短い夏を彩る「ゆかた」にスポットをあて、啓発することを目的としたもので、7月21日から8月31日まで、協賛のクリーニング店と美容室でサービスが受けられます。
http://www.sapporo-cci.or.jp/info/090723san3.html

クリーニングに関しては8月1日から31日の期間中、ゆかたクリーニング協賛店でゆかたをクリーニングすると、クーポン提示で通常料金の30%割引になります。
協賛美容室でゆかたの着付、へアセットをしてもらい、ゆかたで夏を満喫した後は、割引クーポンを上手に使ってお得にゆかたをクリーニングしようという、コラボ企画です。


ちなみに異業種とのコラボをテーマにしたクリーニングオンラインのコラムコーナーもご覧ください。
http://www.c-online.net/column/collaboration/

2009年7月25日

6月のチェーンストア販売、衣料品12.3%減

日本チェーンストア協会が6月度の「チェーンストア販売統計」を発表しました。
http://www.jcsa.gr.jp/

会員企業数70社(店舗数8,117店)の販売データをまとめたもので、概況としては、雇用や所得に対する先行不安感を背景とする生活者の生活防衛意識の高まりや単価ダウンの影響により全般的に苦戦し、総販売額の前年同月比は7ヵ月連続のマイナスとなった、と分析しています。

衣料品を見てみると、販売金額は1,152億1,303万円で、前年同月比12.3%の減少。前月比では1.1%増でした。
部門別では、
紳士衣料  235億1,447万円(前年比13.4%減)
婦人衣料  322億1,561万円(前年比11.3%減)
その他衣料 594億8,295万円(前年比12.5%減)

紳士衣料は、スーツ、ジャケット、スラックス、ドレスシャツとも不調。
婦人衣料は、ジーンズは好調だが、ジャケット、スーツ、Tシャツは不調。
その他衣料・洋品は、肌着、婦人パジャマ、UV関連の帽子、手袋、パラソルは好調だが、婦人下着、子供服、紳士靴、レイングッズは不調。

2009年7月23日

ロイヤル「マスコミ報道について」

ロイヤルネットワーク株式会社は今回の問題を受け、自社サイトで次のような説明をしています。
http://www.usachan.co.jp/outline.html

7月11日付「弊社に関するマスコミ報道について」、7月23日付「お客様へ<ご安心ください>」という内容で、石油系ドライの人体や衣類、環境に対する安全性を訴えるとともに、行政の指導については厳守し、改善すべき点は直ちに対応するとしています。

2009年7月22日

ロイヤル、山形の4工場でも改善指導

ロイヤルネットワーク株式会社(本社酒田市、仲條啓三社長)の山形県内にある4工場でも制限地域で石油系溶剤を使用していたとして、山形県が改善指導を行いました。
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/07/20090722t53024.htm

河北新報によると、山形県が上山、東根、鶴岡、酒田各市にある同社4工場を14日に立ち入り調査したところ、全工場で石油系溶剤を使用していたことを確認しました。
また上山工場では作業場の面積が建築基準法の制限を上回っていたことも判明。酒田市の北工場は「第1種中高層住居専用地域」にあり、工場の立地そのものが違反していたとのことです。県は今月末までに同社に是正計画書の提出を求めるとしています。

都立産技研がデータベース構築

東京都立産業技術研究センターが、繊維製品の汚れなどの原因解析をまとめた文書をデータベース化した、と日刊工業新聞が報じています。
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1220090722hlam.html

これまで受託試験には、熟練したスタッフが個別に一件ずつ対応してましたが、「若いスタッフがスムーズに対応するためにも必要」として、同センターに持ち込まれた繊維製品の汚れ、ほつれなどの原因解析のデータベースを構築。
データベースは過去の分析事例約1,100件について、写真と文字情報でまとめられており、検索ワードを入力すると、似たような案件がピックアップされる仕組み。データは顧客からの案件がほとんどであるため外部には公開せず、センター内で使用します。

同センターには、クリーニング店、アパレルの卸、小売業者などから「顧客のクレーム案件を分析してほしい」と年間50件以上、繊維製品に関する試験依頼があるそうです。

2009年7月21日

6月の百貨店売上、衣料品11.1%減

日本百貨店協会が6月の「全国百貨店売上高」を発表しました。
http://www.depart.or.jp/

調査対象百貨店87社272店のデータをまとめたもので、売上高総額は約5,319億円、前年同月比で8.8%の減少でした。16カ月連続で前年同月比マイナスとなりました。
6月の売上の特徴としては、
引き続き高額品やプロパー商材が不振であったこと、日曜日が前年に比べ1日減であったことなどマイナス要素もあったが、北日本を除いて高温少雨と天候に恵まれたこと、一部サマーセールの前倒しや値頃商材の拡大などを背景として主力の婦人衣料に動きが見られたこと、中元商戦についても早期受注特典の効果から出足好調に推移したことなどプラス要素が重なり、特に中旬以降からは業績回復の兆しが見られた。
と分析しています。

衣料品を見てみると、売上高は1,763億9,353万6千円で、前年同月比11.1%減でした。衣料品は24カ月連続でマイナスとなりました。
商品別では、
  • 紳士服・洋品  386億6,628万円(前年比15.0%減)
  • 婦人服・洋品 1,123億5,961万3千円(前年比9.8%減)
  • 子供服・洋品  104億7,644万円(前年比8.3%減)
  • その他衣料品  148億9,460万3千円(前年比12.7%減)
となっています。

また上半期(1月から6月)の全国百貨店売上高は3兆2,133億8,548万7千円で、対前年比11.0%減となり、過去最悪の落ち込みになりました。

2009年7月20日

クリーニング店など狙い盗みの疑い

名古屋市でクリーニング店に侵入し現行犯逮捕された男が、これまでも閉店後のクリーニング店や喫茶店を狙って犯行を重ねていたようだと中日新聞が伝えています。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2009072090091828.html

名古屋・昭和署が6月2日、昭和区内のクリーニング店に侵入したとして、同市守山区の無職の男を建造物侵入容疑で現行犯逮捕しましたが、今年2月中旬ごろ、同市千種区内のクリーニング店3軒に侵入し、現金計8万円を盗んだ建造物侵入と窃盗などの容疑で追送検するとのこと。

捜査関係者によると、男は尾張地方で窃盗など約300件の犯行を認める供述をしており、被害額は約1千万円に上るとみられています。
閉店後の喫茶店やクリーニング店を狙って犯行を重ねていたようです。

2009年7月17日

ロイヤル会津工場に改善指導

7月14日のブログで、ロイヤルネットワーク株式会社の会津工場では石油系の使用について確認できずという毎日新聞の記事を紹介しましたが、産経ニュースによると、同工場では2月から使用していたことを認めたとのことです。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090717/crm0907172054022-n1.htm

近隣商業地域にある工場で石油系の溶剤を使っていた問題で、福島県は7月17日、ロイヤルネットワーク株式会社会津工場の事業を改善するよう同社を指導しました。
福島県建築指導課によると、指導内容は、会津工場での石油系引火性溶剤を使うドライクリーニング事業を直ちに停止し、今後も同様の溶剤を使わないこととし、改善の期限などを示す計画書の提出も求めたとのこと。

工場は昨年9月に操業開始。操業前に外部からの情報提供で県が調査した際、同社は引火性溶剤を使わないとの報告書を提出。しかし、同社が16日に県に提出した報告書では、引火性溶剤を2月から使用していたことを認めたとしています。

Clean Show、日本からは28人

6月に米国ニューオーリンズで開催されたクリーニングの国際展示会「Clean Show 2009」の正式な入場者数について大会本部より連絡がありました。
6月30日のブログでは大会本部からの速報で1万人を超す来場者としていましたが、公式入場者数は9,902人。米国以外からは72カ国・1,229人が訪れました。日本からは28人となっています。
詳細はクリーニングオンラインのニュースコーナーをご覧ください。

なお次回は2011年6月6日から4日間、ラスベガスで開催される予定です。

2009年7月15日

アド街ック天国・京急大森、第10位は...

先週7月11日に放映されたテレビ東京「出没!アド街ック天国」は京急大森町にスポットをあて紹介していました。
http://www.tv-tokyo.co.jp/adomachi/090711/index.html

毎回、ひとつの街を取り上げ、名所やお店などをベスト30で紹介する番組ですが、今回の京急大森町では第1位が「海苔の本場」、2位が「厳正寺」、3位が「大森ふるさとの浜辺公園」でした。

そして第10位は「デイベンロイリネンサプライ」。
ホテル・レストランのシーツやテーブルクロス、ファミリーレストランのユニフォームなどをレンタルする会社です。クリーニングは殆ど自動化で行われています。最新機種の巨大なアイロン掛け機に入れれば、Wベッドサイズの巨大なシーツも、あっという間に皺を伸ばしたたんで仕上げてくれます。大森町で一番の大工場です。
と紹介されています。

白洋舎、靴クリーニング10%OFF

株式会社白洋舎は7月1日から8月31日まで「靴クリーニング10%OFF」を実施しています。
http://www.hakuyosha.co.jp/news/index.html

ブーツや紳士・婦人革靴、ゴルフシューズ、スニーカーを対象に10%割引の特別価格でクリーニング。あわせてかかとや中敷の取り替えなど各種修理や保管も受け付けています。

ロイヤルに改善指導、さいたま市

ロイヤルネットワーク株式会社(本社酒田市、仲條啓三社長)が制限地域にある埼玉の工場で石油系を使用した問題で、さいたま市は7月14日、建築基準法に基づき同社に改善指導を行いました。

http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/saitama/090714/stm0907142131020-n1.htm
産経ニュースによると、同社は石油系溶剤の使用を認め、市は使用しないよう指導。近日中に工場の機械を入れ替えるとしています。

2009年7月14日

制限地域で石油系、会津工場は確認できず

ロイヤルネットワーク株式会社(本社酒田市、仲條啓三社長)が制限地域で石油系を使用した問題に関連して、福島県の会津工場でも立ち入り検査が行われましたが使用は確認できなかったと、毎日新聞が伝えています。
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20090713ddlk07040061000c.html

県によると、会津若松市内の同社工場がある地域で使用できない引火性の溶剤を使っているとの情報があり、6月24日に県と消防が合同で検査したそうです。しかし、工場内から溶剤を発見できず、使用は確認できませんでした。
同日、溶剤の納入や購入記録の提出を文書で同社に求めましたが、回答がないため7月3日に再度提出を求めたということです。

2009年7月11日

制限地域で石油系使用の疑い

ロイヤルネットワーク株式会社(本社酒田市、仲條啓三社長)が、さいたま市北区の近隣商業地域で建築基準法が禁じる引火性溶剤を使用して工場を稼働させている疑いがあることがわかった、と朝日新聞が報じています。
http://www.asahi.com/national/update/0711/TKY200907100425.html

記事によると7月9日、さいたま市北部建設事務所がさいたま市北区にある同社工場を立ち入り検査したところ、石油系溶剤の使用が明らかになったもの。建築基準法は、住宅系の用途地域と商業系の用途地域で、引火性溶剤を使用するクリーニング工場を制限しています。これに違反している疑いが強いとみて、詳細な調査を始めたとしています。

また福島県の会津工場でも、引火性溶剤を使用している可能性が高いとして、消防や県が立ち入り検査に入り、溶剤の納入・購入記録の提出などを求めているそうです。

ミスド、ユニフォームをリサイクル

株式会社ダスキン(本社吹田市、山村輝治社長)は、全国のミスタードーナツ店舗スタッフのユニフォームをリサイクル可能なものに切り替えていくことを発表しました。
http://www.duskin.co.jp/news/2009/0701_01.html

これまでは、不要となったユニフォームは廃棄されていましたが、新ユニフォームは帝人ファイバー株式会社の循環型リサイクルシステム「エコサークル」を通じて、再びポリエステル繊維に生まれ変わります。
これにより、ミスタードーナツではユニフォーム総重量約99トンのリサイクルを計画しており、これらのユニフォームを全量廃棄し、新たに製造する場合と比較するとCO2排出量は約342トン削減(79%削減)することができるとしています。

「エコサークル」は、回収したポリエステル製品を何度でも新たな繊維として再生することができ、半永久的に資源循環が可能となっています。

2009年7月10日

日東電工、障害者作業所で洗濯業務

日東電工グループの障害者雇用特例子会社「日東電工ひまわり」(豊橋市、川村賢治社長)が7月8日、新しくクリーニング業務を始めるため増築した作業所の竣工式を行った、と東愛知新聞が報じています。
http://www.higashiaichi.co.jp/today_news/090709t/09070904.htm

日東電工ひまわりは、障害者の自立と高齢者との協働を目指して2000年に設立。粘着テープの加工業務や、印刷業務を行っていますが、新しく国内の事業所で使用されているクリーン服や、靴のクリーニング業務も始めます。
増築した作業所の1階にクリーンルーム、洗濯、乾燥設備などを設け、2011年度には、国内7事業所約3,000人のクリーニング業務を引き受けるとしています。

2009年7月9日

ゆかたをキレイに着る、動画で解説

ここ数年、ゆかたがブームになっています。クリーニングオンラインのオンラインPOPでも「ゆかたのクリーニング」のPOPが欲しいというリクエストが最も多くなっています。

今年もこれからゆかたが増えていくと思いますが、小田急百貨店ではサイトでゆかたをキレイに着るためのポイントを動画で紹介しています。
http://www.odakyu-dept.co.jp/yukata/index.html
小田急のゆかたコーナーの中で、ゆかたの着つけ、帯の結び方(文庫結び)を動画で解説しています。

2009年7月8日

布から紙へ、おむつ洗濯作業が減少

布おむつから紙おむつへの切り替えが増えたため、障害者作業所のクリーニング作業が減っているという記事を朝日新聞マイタウン千葉が掲載しています。
http://mytown.asahi.com/chiba/news.php?k_id=12000000907070004

記事によると、千葉県四街道市にある障害者就労支援センターでは特別養護老人ホームや身体障害者施設の布おむつのクリーニングを1983年の設立当初から行ってきました。しかし7、8年前ごろから受注減が目立ち、2008年には2003年の受注枚数の6割ほどに減少。施設側が使い勝手がよく、介護の負担がすくないということから紙おむつへ切り替えたことが理由です。

そのため千葉や船橋、東金の各市などの老人介護施設や障害者入居施設計40カ所に布おむつを使ってもらうよう打診しましたが、各施設の反応は、「人件費を切り詰めており、布おむつだと替える人手がない」「介護報酬が上がらないと難しい」などと芳しくなかったとしています。

2009年7月7日

社会人スポーツの模索、TOSENクリーンF

株式会社東京洗染機械製作所が母体のラグビークラブチーム「クリーンファイターズ」が毎日新聞で紹介されています。「逆風の中で:社会人スポーツの模索」シリーズの第5回目で、クリーンファイターズの現状が取り上げられています。
http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20090703ddlk19040066000c.html

記事によると、東洗は1993年に山梨工場にラグビー部を創設。しかし1999年から2001年にかけて不景気のためラグビー枠での社員採用が減り、2002年にクラブ化。現在は部員32人中9人が他企業の所属だそうです。しかしクラブ化後も東洗は遠征費やユニフォーム、ボール代など年間500万円の経費のほとんどを負担しています。
昨秋以降は大型クリーニング設備の発注量が減少し、今年度の受注は昨年度比約2割減を見込んでいますが、それでも支援を続けるとしています。

山梨工場の前を流れる重川の清掃活動や中学生対象のラグビー教室なども行い、地元では「東洗=ラグビー」が定着しているようです。

2月5日のブログでも紹介しましたが、チームは関東社会人リーグ1部に残留しました。今後3年から5年の間に1ランク上のトップイースト11に昇格することが目標とのことです。

2009年7月6日

クリーニング業者がデモ、アルゼンチン

アルゼンチンでクリーニング機械の買い換え方針に抗議するデモが行われたと琉球新報が報じています。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-146760-storytopic-1.html

アルゼンチン政府がCO2削減対策でクリーニング業の機械の買い換え方針を示したため、日系社会の大多数を占めるクリーニング業者が死活問題に遭っているとしています。そのため日系人ばかりでなく、アルゼンチン人も一緒になって関係者らが抗議活動を展開したと伝えています。

ちなみに琉球新報が報じた背景には、アルゼンチンには沖縄県と鹿児島県からの移民が多いことがあると思います。
http://www.discovernikkei.org/wiki/index.php/Migration_Historical_Overview_Argentina_JA
Discover Nikkeiによると、
日系アルゼンチン人の歴史は1908年から1909年にかけて、沖縄と鹿児島から移民が到着したときに始まりました。アルゼンチンではこの2県出身の日系人が多くいます。戦前には、日系アルゼンチン人の大部分は都市部で小さな商売を営んでいました。特にブエノスアイレスでドライクリーニング業とカフェを営む人が多かったのですが、ほかに、奉公人、工場の従業員、港湾労働者として働いた日本人もいました。

とのことです。

2009年7月5日

エコタオルへの切り替えを提案

株式会社みつわランドリー(本社那須塩原市、櫻田貴久社長)は「環境に優しい温泉街づくり」をキーワードに、顧客にエコタオルへの切り替えを提案していくと下野新聞が伝えています。
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/economics/news/20090704/168959

記事によると、同社では今秋から、アサヒ株式会社が開発した縦糸にポリエステルを20%使用した乾きやすいタオル「リポス・ドライメリット」を採用し、地元温泉地のホテル、旅館に切り替えを提案していきます。

従来の綿100%のタオルと比べ、乾燥時間を25%から50%短縮できるため、乾燥機の燃料使用量が減り、CO2排出量削減に貢献できるとしています。
両面パイルに綿100%を使っているため吸水性、使用感は変わりなく、また価格は従来品よりも割高になりますが、燃料費の削減分でカバーするそうです。

同社は那須、板室、塩原の各温泉地のホテル、旅館を中心に300軒の取引先がありますが、初年度は100軒との契約を目指します。

2009年7月4日

ユニフォームフェスタで新作披露

レディースユニフォーム協議会が7月3日、「レディースユニフォームフェスタ2009」を開催しました。会場の東京ドーム・プリズムホールに11社が参加。同会が2005年からはじめた合同展は今回で5回目となります。

日本繊維新聞によると、「ユニフォームフェスタ2009」は「OFFICE BEAUTY」(オフィスビューティー)をテーマに各社が新作を披露。
http://www.nissenmedia.com/news/apparel/2009/07/03193936.php
対象業種では医療関連向けが目立ったとしています。

またレディースユニフォーム協議会は今年発足10年目を迎えたことを記念して「レディースユニフォーム・プロの基礎知識」という小冊子を作成しました。

2009年7月3日

5月も洗濯代支出は減少

総務省統計局の「家計調査報告(二人以上の世帯)」5月分の速報がまとまりました。引き続き前年を下回る結果となりました。繁忙期は5月も盛り返しとはいかなかったようです。

5月分の速報結果は、全国全世帯の洗濯代支出金額は1,038円で、前年の1,130円より8.1%減少。勤労者世帯も前年より2.6%減の1,157円(前年1,188円)でした。
地方別では、
  • 北海道 886円(前年830円)
  • 東 北 917円(前年839円)
  • 関 東 1,117円(前年1,340円)
  • 北 陸 1,430円(前年1,172円)
  • 東 海 980円(前年984円)
  • 近 畿 1,149円(前年1,281円)
  • 中 国 841円(前年840円)
  • 四 国 929円(前年685円)
  • 九 州 870円(前年1,065円)
  • 沖 縄 303円(前年222円)
過去の世帯当たり支出金額はクリーニングオンラインのデータ集にも掲載しています。
http://www.c-online.net/data/

現在、クリーニングオンラインのデータ集はリニューアルのため、一部更新が止まっているものもあります。ご迷惑をおかけしますが、もうしばらくお待ちください。

2009年7月1日

きょくとうが第1四半期決算を発表

株式会社きょくとう(本社福岡市、牧平年廣社長)が2010年2月期第1四半期決算(非連結)を発表しました。
http://www.cl-kyokuto.co.jp/company/index.html

第1四半期の業績(2009年3月1日~2009年5月31日)は売上高が24億2,800万円。前期より7,700万円減少しましたが、営業利益、経常利益は前期より増加しています。
  • 売上高   :24億2,800万円 (前期比3.1%減)
  • 営業利益  : 4億5,300万円 (前期比23.1%増)
  • 経常利益  : 4億7,100万円 (前期比23.6%増)
  • 四半期純利益: 2億1,800万円 (前期比14.1%増)

決算短信によると、主力店舗の「マックス店」と「100円クリーニングショップ」を中心に、合計で23店舗を新規オープン、加えて35店舗をリニューアルし、消費者のニーズに対応した店舗を積極的に展開。
工場運営では、時間管理の徹底や運営面の改善を継続的に実施しており、昨年度に実施した回収乾燥機の買い替えと併せて、売上原価の圧縮に大きく貢献しているとのこと。

ホームクリーニング業界は、通常の場合、春の衣替えの時期に重衣料が洗濯物として出されるため春場に最需要期をむかえます。したがって売上高は第1四半期に偏る傾向があり、上半期と下半期の業績に季節変動があるとしています。

2009年6月30日

Clean Showに1万人超

6月18日から21日に米国ニューオーリンズでクリーニングの国際展示会「Clean Show 2009」が開催されました。期間中、世界各国から1万人を超す来場者がありました。

5月のチェーンストア販売、衣料品10.7%減

日本チェーンストア協会が5月度の「チェーンストア販売統計」を発表しました。
http://www.jcsa.gr.jp/

会員企業数70社(店舗数8,103店)の販売データをまとめたもので、概況としては、景気の悪化に伴う雇用や所得に対する先行不安感を背景に、生活者が節約志向を一層強めていることから、衣料品、住関品を中心に苦戦し、食料品はほぼ前年並みを確保したものの、総販売額の前年同月比は6ヵ月連続のマイナスとなった。
新型インフルエンザの影響により、備蓄用食品やマスクの需要の増加が顕著だった、と分析しています。

衣料品を見てみると、販売金額は1,140億450万円で、前年同月比10.7%の減少。前月比では0.6%増でした。
部門別では、
紳士衣料  203億326万円(前年比7.6%減)
婦人衣料  348億9,061万円(前年比9.7%減)
その他衣料 588億1,063万円(前年比12.3%減)

紳士衣料は、販促効果からスーツ、フォーマルは好調だが、ジャケット、スラックス、Tシャツは不調。
婦人衣料は、ジーンズは好調だが、ジャケット、スーツ、Tシャツは不調。
その他衣料・洋品は、インナー、UV手袋は好調だが、婦人靴下、子供服は不調。
という動きだったようです。

2009年6月29日

三幸社、東ポリの一部事業を譲り受け

三幸社グループが東ポリ株式会社のフィルム、ハンガー事業を新会社「株式会社東ポリ三幸社」(TOPOLY-SANKOSHACO., LTD)を設立して、譲り受けることを決定しました。
http://www.sankosha-mfg.com/20090626.html

「株式会社東ポリ三幸社」の本社は株式会社三幸社、株式会社三幸社エンジニアリングと同じく東京都八王子市で、北海道岩見沢市に北海道事業所を置きます。東ポリ北海道工場があったところです。

2009年6月26日

いまなにしてる?モバイル

Twitterですが、携帯からだとこのアドレスでしょうか。
http://m.twitter.com/cleaningonline

製品情報を募集中

クリーニングオンラインでは製品情報コーナーのリニューアルを進めています。
http://www.c-online.net/product/index.html
新レイアウトでは、ひとつの製品を1ページで紹介していきます。そのため写真を含め、より多くの情報を掲載できるようになります。

そこでメーカー各社様から掲載したい製品情報を広く募集いたします。クリーニング業、リネンサプライ業などを対象に発売している機械、機器、資材、システムなどの新製品を中心に、話題となっている製品やベストセラー製品などの情報をお待ちしております。

掲載は無料です。記事とは別に広告をお願いすることもありません。
  • 製品の紹介文、写真(jpg、gif)をメールで送信
  • 写真を使用しない場合は紹介文をファックスで送信
  • 紹介したい商品のカタログを郵送
いずれかの方法でクリーニングオンラインまでお送りください。

クリーニングオンライン
〒228-0814 神奈川県相模原市南台6-15-17 トクモトビル200
TEL 042-749-7662 FAX 042-860-0802
master@c-online.net

掲載できない場合もありますので、予めご了承ください。
また掲載に伴う保証や苦情等に関しては一切、責任を持ちません。

2009年6月25日

ルートイン、事業再生ADRで再建

ルートインジャパン株式会社が、第三者機関の調整による私的整理の手法「事業再生ADR(裁判外紛争解決手続)」での経営再建を目指していると信濃毎日新聞が報じています。
http://www.shinmai.co.jp/news/20090625/KT090624ATI090030000022.htm

同社は1977年に電機製造業として設立。1985年に長野県上田市に上田ロイヤルホテルを開業し、ホテル業に進出。現在、海外を含めグループ全体で222施設を展開しています。

新ホテルの建設資金は金融機関からの借り入れに依存しており、東京商工リサーチ長野支店によると、新ホテル建設目的で調達した資金の一部を既存債務の返済にも充てていたそうです。昨秋の世界的な金融危機以降、新規借り入れが難しくなり、急速に資金繰りが悪化しました。
そのため融資を受けた金融機関に債務返済期間の延長などを求め、営業を継続しながら立て直しをはかるとしています。今年3月末時点の金融債務は97機関で計939億円。

百貨店OB採用で弁償額半減

まるとみクリーニング、ウエルクリーニングを展開する丸富株式会社(本社大阪市西淀川区、田村義昭社長)は大手百貨店に長年勤務していた人をお客様相談室の室長にしました。日経ネット関西版の「大企業OBが中小で成果」という記事の中で紹介されています。
http://www.nikkei.co.jp/kansai/news/news000416.html

中小企業基盤整備機構が進める「新現役チャレンジ支援事業」は、商工会議所など各府県に配置した地域事務局が企業OBのシニアの登録者を募集し、企業側が求める人材を紹介するというもの。現役世代の人材確保が難しい中小・ベンチャーには、高度な知識やノウハウを持つシニア世代が貴重な戦力となっているそうです。

丸富株式会社では昨年、大手百貨店に33年間勤務した谷巌夫氏を採用、新たに設けた「お客様相談室」の室長としました。田村義昭社長が顧客からのクレーム対策専任の責任者を求めて、大阪商工会議所に相談したところ、紳士衣料などの仕入れ業務を長く経験した谷氏を紹介されました。
繊維や染料、縫製の具合など衣料の特性に熟知する谷氏は「海外で購入した衣料は、日本の製造基準と違い、正しくクリーニングしても色あせすることもある」と指摘。日本語の表示がない衣料の依頼を断るなどした結果、今年2月から4月の顧客への弁償額が前年同時期の半分に減ったそうです。

2009年6月24日

工場跡から7,300倍のパーク検出

大阪のクリーニング工場跡地から、環境基準を大幅に上回るテトラクロロエチレンが検出されました。
http://sankei.jp.msn.com/life/environment/090623/env0906231434000-n1.htm

産経ニュースによると、大阪府は6月23日、富田林市若松町西のクリーニング工場跡地から、最高で環境基準の7,300倍のテトラクロロエチレンを検出したと発表しました。
このほかにトリクロロエチレンなどの有害物質も土壌や地下水から基準を超えて検出されました。地下水は一部飲用に使われていますが、健康被害は報告されていないそうです。周辺の井戸水は調査中で、一部の水質基準は問題ないことが確認されました。

2009年6月23日

いまなにしてる?

Twitterに登録しました。
http://twitter.com/cleaningonline

洗えるスーツ、実際に洗ってチェック

日系トレンディネットが、「洗えるスーツ」を実際に洗って真価をチェックした記事を掲載しています。
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20090615/1027059/

洗濯機で洗えるタイプのAOKI「プレミアムウォッシュスーツ」とシャワーで汚れを落とすタイプのコナカ「シャワークリーンスーツ」、どちらも新品をそれぞれ2回洗い、その手順と洗濯後の風合い、生地の変化などを確認しています。
洗濯方法やビフォー・アフターの写真等を含め詳細は記事を見ていただくとして、仕上がりについては
全体的に縮みや型くずれはほとんどみられず、おろしたてと何ら変わりない。袖、襟、ベント部分を中心に細部を見ても、むしろ、当初、折り畳まれて箱に入っていたために刻まれた袖のシワが、きれいに取れてなくなっている。どちらも、アイロン掛けの必要はなく、そのまま着て出掛けられる状態だ。
2回目の洗濯後、襟やベント部分に多少の使用感が出たものの、全体として見ればほとんど気にならない。スラックスのプリーツも、落ちずにきれいなまま残っている。
としています。

2009年6月22日

5月の百貨店売上、衣料品15.4%減

日本百貨店協会が5月の「全国百貨店売上高」を発表しました。
http://www.depart.or.jp/

調査対象百貨店87社274店のデータをまとめたもので、売上高総額は約5,113億円、前年同月比で12.5%の減少でした。15カ月連続で前年同月比マイナスとなりました。
5月の売上の特徴としては、
政府による景気判断の上方修正や株価の回復など、全般的な経済情勢は改善傾向を示し始めたものの、失業率の上昇や所得の減少から消費者の生活防衛意識は依然強く、主力の衣料品や高額品を中心に売上不振の厳しい状況が続いている。
また、中旬以降は、新型インフルエンザの国内感染が発生した影響で、京阪神地区や首都圏を中心に入店客数が大幅に減少したことも売上を押し下げる要因となった。
具体的な動向としては、全国的な広がりを見せている下取りセールなどのイベント型催事が好評であったこと、高温多照の天候で夏物軽衣料に動きが見られたこと、休日日数が前年比2日だったことなどプラス要素もあったが、母の日需要が低単価商材にシフトし例年のような盛り上がりに欠けたこと、高速料金引下げでGW期間中の都市中心部への来街者が減少し百貨店の入店客数にも影響したこと、外商を中心に法人需要が大きく冷え込んでいることなどマイナス要素が重なり、4月実績(-11.3%)から売上減少幅を広げる結果となった。
と分析しています。

衣料品を見てみると、売上高は1,865億5,371万円で、前年同月比15.4%減でした。衣料品は23カ月連続でマイナスとなりました。
商品別では、
  • 紳士服・洋品  378億8,538万4千円(前年比16.9%減)
  • 婦人服・洋品 1,199億8,203万4千円(前年比15.2%減)
  • 子供服・洋品  141億2,871万5千円(前年比12.3%減)
  • その他衣料品  146億5,757万7千円(前年比14.9%減)
となっています。

2009年6月20日

空梅雨?特に西日本の降水量少なく

今年は5年ぶりの空梅雨になる可能性があり、特に西日本では渇水が深刻化していると、毎日新聞が報じています。
http://mainichi.jp/select/today/news/20090620k0000e040036000c.html

記事によると、西日本を中心に降水量が平年を下回る地域が多く、九州では給水制限を始めた自治体も。福岡県の油木ダムの貯水率は8%。大分県の芹川ダムも15%にとどまり、13日から水力発電を停止しました。
この時期の主役の梅雨前線は南海上に停滞したままで、気象庁は「2004年以来の空梅雨になる可能性もある」と分析しています。

一方、首都圏の主なダムの貯水率は平均7割で、現時点で水不足の心配はないとしています。
実際、東京都心や関東の太平洋側、東北地方では降水量は平年を上回っていますが、これは梅雨前線の影響ではなく、上空の寒気によるもの。梅雨の現象とは違う気まぐれな強い雨が降水量を押し上げているのが実態だそうです。

水不足は特にランドリー工場に影響が大きいのですが、梅雨前線の動きが気になるところです。

2009年6月19日

エコポイントでクリーニング

「エコポイント」と交換できる商品や商品券など271種類が発表されました。
http://www.meti.go.jp/press/20090619006/20090619006.html

内訳は商品券等(207件)、地域産品(55件)、環境配慮製品(9件)で、商品券等の中には生活関連券として全国クリーニング生活衛生同業組合連合会(全ク連)の「クリーニングギフト券」も含まれています。

2009年6月18日

花王から「kao」へブランド統一

花王株式会社(本社東京、尾崎元規社長)は新CI(コーポレート・アイデンティティ)と環境宣言を発表しました。
http://www.kao.com/jp/corp_news/2009/20090617_002.html

エコロジーを経営の根幹とする姿勢を示すことを目的に、コーポレートメッセージを「自然と調和する こころ豊かな毎日をめざして」に定めました。
環境宣言は、“いっしょにeco”をテーマとし、「3つの『いっしょにeco』」と「2020年中期目標」から構成されています。前者では節水・省エネ型製品やお客さまといっしょに達成する方法の提案など、後者では消費者向け製品のCO2排出量削減や製品使用時の水削減の目標値などをあげています。

また月のマークの「花王」ブランドについては、10月1日より英語の「kao(ケイ・エイ・オー)と月のマーク」に統一していくとしています。

2009年6月17日

洗えるスーツで節約できる金額は

各社から家庭で洗えるスーツが登場していますが、マイコミジャーナルが洗えるスーツで節約できる金額はどれくらい?という記事を掲載しています。
http://journal.mycom.co.jp/news/2009/06/15/052/

記事の試算では、
  • スーツ上下のクリーニング代金が1,890円(大手クリーニング店H社価格)
  • 手持ちのスーツ上下が春夏用、秋冬用それぞれ3着で合計6着
とした場合、シーズンオフに1度クリーニングに出すとしても、
  • 1,890円×6着で年間1万1,340円もの節約
  • 5年では5万6,700円もの節約
になるとしています。

節約効果とともに、汚れてしまっても気軽に洗え、いつも清潔に保てるスーツは、汗やニオイの気になるこれからの季節にもぴったり、とも。

2009年6月16日

地元球団をクリーニングで支援

吉田えり投手で注目を集めたものの分配金未払いや運営会社の撤退などの問題が出たプロ野球・関西独立リーグ。
同リーグで和歌山を本拠地とする「紀州レンジャーズ」を支援しようと、マミ-クリーニングが選手のユニフォームを無料でクリーニングすると発表しました。
http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/wakayama/090616/wky0906160323000-n1.htm

産経ニュースによると、チェーンストアを展開する株式会社オークワの関連会社であるマミ-クリーニングは和歌山県内を中心に47店舗を展開。森本真司社長は「苦境に立たされているチームを和歌山全体で応援しようと、クリーニングでの支援を決めた」と話しています。
記事の中で「ユニホームは上下2セットほどしかなく洗濯が大変だった。きれいなユニホームで試合に臨めてうれしい」という選手の声を紹介。
きれいなユニフォームでがんばってください。

紀州レンジャーズは藤田平監督なんですね。

2009年6月15日

駅舎で取次、電車で配送

島根県の一畑電車が雲州平田駅に開店したクリーニングの取次店が乗客に重宝がられていると読売新聞が伝えています。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shimane/news/20090612-OYT8T00934.htm

この取次店は雲州平田駅の駅務室横の会議室の壁に穴を開け、取扱窓口とカウンターを設けるなどして、駅舎を改造して今年4月中旬にオープン。お客さんがカウンターに置かれたチャイムを鳴らすと、駅員らが窓口に駆けつけ応対するそうです。

預かった衣類は乗客の乗った電車で電鉄出雲市駅に運び、同駅近くのクリーニング工場でクリーニング処理した後、また電車で運搬します。記事では「電車からクリーニングした衣類を降ろす駅員」の写真が掲載されていますが、滅多に見ない光景であることは確かですね。

同駅周辺にはクリーニング店がなかったこともあり、また朝の通勤時に出せば、夕方以降の帰宅時に駅で受け取れる便利さが受け、開店直後の1週間は約1,000点を受け付けたそうです。

2009年6月14日

TES試験に業界から140人

社団法人日本衣料管理協会は7月19日に試験が行われるTES(繊維製品品質管理士)試験の出願状況を発表しました。
http://www.jasta1.or.jp/index.html
今年のTES試験は5月20日に出願が締め切られ、7月19日に札幌、新潟、東京など全国7会場で試験が行われます。

出願者は男性1,443人、女性986人の計2,429人。昨年の2,087人より342人増えています。
業種別ではアパレルが最も多く624人と25.7%を占めます。クリーニング業は男性106人、女性34人、計140人が出願。全体の5.8%にあたります。

TES試験は、基礎知識を問う短答式と応用能力を問う論文式の2つに分かれており、短答式が3科目、論文式が2科目で計5科目。合格した科目は合格した次の年から数えて3年間有効ですので、1回の試験で、すべての試験科目を合格して資格をとることもできますが、4年間で段階的に5科目を取得し資格をとることもできます。
今年は継続が1,283人、新規が1,146人となっています。