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2026年6月24日

山口県、クリーニング選別AIシステムに補助

山口県は、未来技術を活用した新たなビジネスの創出を促進し、県内における産業の育成・集積を図ることを目的とする、令和8年度の「やまぐち産業イノベーション促進補助金(未来技術関連分野)」の採択事業を発表しました。

研究開発促進枠として、株式会社ハニードライ(下関市)の「熟練クリーニング師の判断を再現するクリーニング選別AIシステムの研究開発」が採択されました。この事業内容は、
画像解析やAI技術を活用し、衣類素材の選別アルゴリズムを開発する。熟練クリーニング師の経験知を見える化し、選別工程の標準化、省力化、高品質化を実現し、業界の人手不足解消や技術継承に寄与する。
次年度以降の「通常枠」への申請に向けた研究開発・実証試験を行います。

2025年11月13日

仕上屋、においをリセットする「ゼロクリーニング」

秋田県湯沢市のクリーニングの仕上屋(有限会社本家仕上屋、高橋友広社長)が取り組む新たな需要の掘り起こしについて、秋田テレビが取材しています。

同社はベビーカーやチャイルドシートの洗浄など、衣類に限らず様々なものをきれいにするサービスを生み出してきました。
新たな需要を掘り起こそうと利用客の「困り事」を徹底的に聞き取った結果、衣類の「におい」に困っているという声が多く聞かれたといいます。そこで洗浄技術をブラッシュアップし、衣類に蓄積したにおいをリセットする「ゼロクリーニング」を完成させました。洗濯後の衣類は無臭にリセットされていて、2~3週間ほどは家庭で洗濯してもにおいが蓄積しないということです。

2024年12月30日

クリーニングイルカ、平山会長が1級染色技能士に

クリーニングイルカ(青森県八戸市)の会長・平山秀司さんが「1級染色技能士」の技能検定に合格しました。デーリー東北が伝えています。

平山さんは2019年に2級染色技能士に合格。その2年後に1級にチャレンジしましたが、合格を果たすことはできなかったとのこと。 それでも決して諦めず、業界団体の仲間たちと一緒に染色補正などの勉強に励み、市内の同社工場で夜遅くまで練習を重ね、今年8月に2度目の試験を受け合格しました。
今後の目標は、全国の1級取得者で競い合う技能グランプリに青森県代表として出場すること。クリーニング業にも自身の技術を生かしたいとし、「大切な衣類の染みなど、何か困り事があれば相談に来てもらいたい」と呼びかけているそうです。

2024年8月21日

繊維製品品質表示規程を改正

消費者庁は2024年8月20日、「繊維製品の取扱いに関する表示記号及びその表示方法」に関する日本産業規格(JIS L0001)の改正が行われたことに伴い、繊維製品品質表示規程の改正を行いました。

今回のJISの主な改正内容は、次の3点です。
  1. 洗濯記号の新規追加
  2. 洗濯記号の意味の変更
  3. 洗濯記号のデザインの微修正
洗濯表示の円滑な移行をはかる観点から、附則において1年間の経過措置期間を設けています。


■衣類の取扱表示(リーフレット)

2024年6月3日

JIS L0001洗濯表示、8月に一部改正

JIS L 0001「繊維製品の取扱いに関する表示記号及びその表示方法」の一部が2024年8月20日に改正される予定です。
https://www.cao.go.jp/consumer/iinkai/2024/433/doc/20240513_shiryou1-5.pdf

今回の改正は、2023年12月に改正された国際規格ISO3758(繊維製品等に表示されるケアラベル)と整合させることが目的。
主な改正点は次のとおり。

記号追加
・液温は、30°Cを限度とし、 手洗いによる洗濯処理ができる。
・底面温度120°Cを限度として、スチームなしでアイロン仕上げ処理ができる。 - スチームアイロンは不可逆的な損傷を引き起こす可能性がある。

意味の変更
・底面温度200°C210°Cを限度としてアイロン仕上げ処理ができる。
・底面温度150°C160°Cを限度としてアイロン仕上げ処理ができる。
・底面温度110°C120°Cを限度としてスチームなしでアイロン仕上げ処理ができる。

記号微修正
・手洗いによる洗濯処理の「手の形状」の微修正
・禁止記号「×」の位置の微修正

意味の追加
・パークロロエチレン又はジブトキシメタン(沸点182.5°C、引火点62°C) 若しくは記号Fの欄に規定の溶剤でのドライクリーニング処理ができる。
- 通常の処理
・石油系溶剤(蒸留温度150°C〜210°C、引火点38°C〜70°C)又はデカメチルペンタシクロシロキサン(沸点210°C、引火点77°C)でのドライクリーニング処理ができる。
 - 通常の処理

2024年5月7日

花王「バイオIOS」、洗浄と表面改質の機能

花王株式会社(本社東京、長谷部佳宏社長)マテリアルサイエンス研究所、ハウスホールド研究所は、独自開発したアニオン界面活性剤「バイオIOS」が、水道水で希釈した際に濃度依存的に異なる形状の集合状態で存在することを発見したことを発表しました。

界面活性剤は洗浄、表面改質などさまざまな機能を持ちますが、機能発現には界面活性剤の水中での集合状態が重要であるため、それぞれ別の種類の界面活性剤を使用することが一般的でした。
今回、バイオIOSが水道水中でベシクルを形成できること、このベシクルが表面に付着して表面状態を改質する機能を持つことを発見。衣類の洗たく場面において、特定の条件のもと、ひとつの界面活性剤で洗浄と表面改質の両方の機能を発現できる可能性が示唆されたとしています。

2024年3月13日

タオルのニオイはバイオフィルムが相関、花王が解析

花王株式会社(本社東京、長谷部佳宏社長)感覚科学研究所・ハウスホールド研究所は、洗たく後もタオルに残るニオイと繊維に潜む「バイオフィルム」が相関することを確認したと発表しました。

「バイオフィルム」とは、菌が分泌した多糖やタンパク質を含む菌体外マトリクスと菌の複合体。洗たくでは、使用を重ねることでタオルの繊維の隙間にバイオフィルムが形成されるケースがあること、バイオフィルムは落とすことが難しく、くすみなどの原因となっていることを確認してきました。
今回、洗たく後もタオルに残るニオイとバイオフィルムとの関係を詳しく解析したところ、タオルに残存するバイオフィルムはタオルの風合いや見た目に影響するだけでなく、悪臭の発生にも関与していることが示唆されました。

バイオフィルムを除去することにより、ニオイの発生源も除去することにつながり、洗たくをしても落ちにくい部屋干し臭や戻り臭といった嫌なニオイの解決につながると考えられるとのこと。
同社では今後も衣類のニオイ発生の本質解明を行い、その課題を解決する洗浄技術の開発を進めていくとしています。

2024年1月11日

神戸大とAGC、パークから同時ワンポット合成に成功

神戸大学大学院理学研究科の津田明彦准教授らの研究グループは、AGC株式会社との産学協同研究で、パークロロエチレンを原料として、医薬品やポリマーの原料となるカーボネート化合物と、溶剤や化学品原料となるクロロホルムの同時ワンポット合成に成功したことを発表しました。

パークロロエチレンは、不燃性で、溶剤に使うことができるほどに安定な化合物であるため、化学品原料としての利用は難しいと考えられてきました。しかし、同グループオリジナルの「光オン・デマンド有機合成法」を用いて、それを反応活性な化合物に変換し、アルコールと反応させることによって、工業的に重要なカーボネートとクロロホルムを同時に得ることに世界で初めて成功。パークロロエチレンの新たな活用方法およびアップサイクル方法として、実用化が期待されます。

この研究成果は2020年9月、2022年1月に特許出願、それぞれ2021年9月と2023年4月の国際出願を経て、2024年1月11日に関連の学術論文がThe Journal of Organic Chemistryにweb掲載される予定とのこと。

2023年1月13日

神戸大学とAGC、ドライ溶剤から医薬品中間体等を合成

神戸大学大学院理学研究科の津田明彦准教授らの研究グループは、AGC株式会社との産学協同研究で、ドライクリーニング溶剤パークロロエチレンから医薬品中間体やポリウレタンの合成に成功しました。

神戸大学が開発した「光オン・デマンド有機合成法」を用いて、パークロロエチレンとアミン化合物の混合溶液から、安全・安価・簡単に、かつ低環境負荷で、尿素誘導体、ウレタン誘導体、および特殊ポリウレタンなどの有用化学品を合成できるようになったとのこと。

持続可能な社会の実現に向けて、社会で大量に使用されているパークロロエチレンの新たな活用方法およびケミカルリサイクル方法として、将来の社会利用が期待されるとしています。

2021年11月22日

花王、スペースランドリーシートがISSに搭載決定

花王株式会社(本社東京、長谷部佳宏社長)ハウスホールド研究所・ヘアケア研究所・包装技術研究所は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の「宇宙生活/地上生活に共通する課題テーマ・解決策のアイデア募集」に応募。衣類の汚れやニオイを除去する衣類用清浄シート「Space Laundry Sheet(スペースランドリーシート)」など2品が採用となったことを発表しました。2022年頃、国際宇宙ステーション(ISS)に搭載されます。

スペースランドリーシートは衣類用の洗浄液をあらかじめ含浸させた不織布シート。水を使用することなく、衣類をシートで拭くだけで、気になる汚れやニオイを拭きとることができます。
部分的な汚れ落ちの比較では、衣類用洗剤を用いて洗濯機で洗った際と、同等の洗浄力があります。さらに、抗菌・消臭成分配合で、衣類の快適な状態が続くとしています。

2021年10月31日

TES試験、業界から6人が合格

一般社団法人日本衣料管理協会は、7月11日に行われた「2021年度繊維製品品質管理士(TES)試験」の結果を発表しました。
http://www.jasta1.or.jp/news/tes-examination-report2021.pdf

今年の出願者は1,802人で、合格者(TES認定者)は301人でした。
クリーニング業では男性4人、女性2人、計6人が合格しました。おめでとうございます。

2021年10月1日

モップなどでSEKマークを追加取得、ダスキン

株式会社ダスキン(本社大阪府吹田市、山村輝治社長)は、レンタルモップ、クロス8品目で一般社団法人繊維評価技術協議会の「抗ウイルス加工」「抗菌防臭加工」のSEKマークを追加取得したと発表しました。

今回の追加によりSEKマーク取得は合計22品となりました。同社が取り扱う主なレンタルモップ、クロスがSEKマークを取得したことになります。 

2021年9月17日

ハッピー、シルクの新加工技術開発

株式会社ハッピー(本社京都府宇治市、橋本英夫社長)は、シルク繊維を修復し新品と同様の肌触り感を再生・再現する加工技術『シャント』を開発したと発表しました。

痩せて風合いが損なわれたシルク繊維の一本一本に、シルク成分と同じ天然タンパク質素材をコーティングする浸潤加工処理技術により、シルク本来の保湿機能や独特の光沢を蘇らせ、しなやかで肌に優しい着心地感覚を再生・再現できるとのこと。
加えて同社独自の水系洗浄技術「無重力バランス洗浄」を用いた浸潤処理によってドライクリーニング特有の欠点を克服し、水系処理ならではの洗浄力とシルク本来のシットリしなやかな風合いを回復させる効果を生みだすとしています。

2021年5月10日

国立感染症研究所、新型コロナのリネン洗濯方法

国立感染症研究所は「新型コロナウイルス感染症患者が使用したリネン類等を扱う時の感染リスクと安全かつ効果的なクリーニング方法」を公開しています。

新型コロナウイルス感染症患者が使用したリネン類等を扱う際の感染の可能性と、様々な洗濯方法の感染性のあるウイルス残留に対する効果を調べたもの。

研究によると、患者周囲にあるリネン類等は一定頻度で汚染されていることを確認。少なくとも入院または発症5日目までは、感染性がある新型コロナウイルスが付着しているリネン類等が患者周辺に存在している可能性があると考えられたとしています。

リネン交換、洗濯に関しては次のように報告しています。
リネン類等に付着した新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を吸い込むことによる感染リスクは小さいと考えられた。ただし、感染性があるSARS-CoV-2が付着している可能性があるリネン類等を扱う際は、十分な換気を行いつつ、使用していた患者と接する可能性も考慮し、サージカルマスクと眼の防護具の着用が重要である。リネン類等を水で洗った場合にウイルスが検出されていないこと、どの方法でもすすぎ液中から検出された場合はCt値34以上であったことから、いかなる洗剤を使っても家庭用洗濯機での標準的な時間で洗浄すれば、洗濯後のリネン類等を扱うことによる感染性リスクは低いと推察した。また、安全に運搬し洗濯機に入れることができるなら、COVID-19患者が使用したリネン類等の洗濯前の熱湯消毒や化学消毒は必ずしも必要ないと考えられた。

2020年11月6日

TES試験、業界から10人が合格

一般社団法人日本衣料管理協会は、7月12日に行われた「2020年度繊維製品品質管理士(TES)試験」の結果を発表しました。

今年の出願者は1,829人で、合格者(TES認定者)は362人でした。
業種別ではクリーニング業の出願者は67人(男性46人、女性21人)、そのうち男性7人、女性3人、計10人が合格しました。おめでとうございます。

2019年11月9日

令和元年度「現代の名工」に早藤博文氏

厚生労働省は令和元年度の卓越した技能者(通称「現代の名工」)の表彰対象者150人を発表しました。11月11日に東京・リーガロイヤルホテル東京で表彰式を行います。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_07714.html

今回、京都市のハヤトウクリーニング本店・早藤博文(はやふじ・ひろふみ)さんも選ばれました。その技能功績の概要は、
プレス機に頼らずハンドアイロンを使用し、適度なアイロン熱、噴霧器による水分(湿度)、アイロンを当てる圧力、及びドレスシャツの部位に応じた補助 器具の馬(様々な形状の小型のアイロン台)の使い分けに係る総合的な技法を有している。 特に、仕上げの最大の目的の「シワ伸ばし」から美しい「シルエットの復元」(品位・立体・シャープ)に力点を置き、卓越した技能を有している。
「卓越した技能者の表彰制度」は昭和42年に創設。卓越した技能を持ち、その道で第一人者と目されている技能者を表彰するもの。技能の世界で活躍する職人や技能の世界を志す若者に目標を示し、技能者の地位と技能水準の向上を図ること、また、技能者の模範として、将来を担う優秀な技能者の確保・育成を進め、優れた技能を次世代に承継していくことを目的としています。

2019年10月25日

2019年度TES試験、業界から11人合格

日本衣料管理協会は2019年度(第38回)繊維製品品質管理士(TES)資格試験の結果を発表しました。
http://www.tes-shikaku.jp/

今年は2,239人が出願、7月14日に全国6会場で試験が行われ、524人が合格しました。 合格者の内訳を見てみると、男性259人、女性265人。業種別ではアパレルの142人が最も多く、クリーニング業関係は11人(男性10人、女性1人)、合格率13.9%でした。
合格者には2019年11月1日付けで『繊維製品品質管理士証』が交付されます。

2019年8月9日

ドライクリーニングにVB加工、FSXとニック

FSX株式会社(本社東京都国立市、藤波克之社長)と株式会社ニック(本社東京都町田市、西川芳雄社長)は、FSXの特許技術である抗ウイルス・抗菌を安全に叶える『VB(ブイビー)』を、衣服のクリーニングに応用する、加工技術の開発に成功しました。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000026524.html

ニックが運営する「FashionCare Nic」13店舗で8月10日よりホームクリーニング業界としては初となる、VB加工を施したクリーニングの取り扱いサービスを開始します。

『VB』は、東京工業大学と慶應義塾大学発の合同ベンチャーとFSXの共同研究によって生まれた抗ウイルス・抗菌を安全に叶える特許技術。「濡れている」おしぼりのための溶剤として誕生した『VB』を衣類に応用展開していくため「乾いたもの」にも定着させる技術が必要となりますが、同社は約1年間かけて手法を確立。ドライクリーニングを施した衣類へのVBの定着に成功したとのこと。

2019年2月1日

四日市市優秀技能者に掛下虎之助氏

平成30年度四日市市優秀技能者が決まり、2月1日、四日市市役所で表彰式が行われました。YOUよっかいちが報じています。
https://www.you-yokkaichi.com/2019/02/01/6554/

四日市市優秀技能者は、永年同一の職種に専念し、優れた技能をもって社会に貢献した技能者を表彰するもので、1990年から実施。今年はクリーニング業から掛下虎之助氏(74歳、経験年数51年10カ月)が受賞しました。

2018年11月12日

「現代の名工」に小池正孝氏

厚生労働省は、平成30年度の卓越した技能者(通称「現代の名工」)の表彰対象者150人を決定しました。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_02235.html

今回、「現代の名工」として小池正孝氏(75歳、長野県、株式会社ファッションケアー明和)が選ばれました。

「卓越した技能者の表彰制度」は昭和42年に創設。卓越した技能を持ち、その道で第一人者と目されている技能者を表彰するもので、技能の世界で活躍する職人や技能の世界を志す若者に目標を示し、技能者の地位と技能水準の向上を図ること、優れた技能を次世代に承継していくことを目的としています。