2010年1月31日

12月も洗濯代支出は減少

総務省統計局の「家計調査報告(二人以上の世帯)」12月分の速報がまとまりました。

12月分の速報結果は、全国全世帯の洗濯代支出金額は626円で、前年の654円より4.3%減少しました。勤労者世帯は前年より2.0%増の699円(前年685円)でした。
地方別では、
  • 北海道 524円(前年494円)
  • 東 北 730円(前年626円)
  • 関 東 755円(前年735円)
  • 北 陸 647円(前年791円)
  • 東 海 517円(前年585円)
  • 近 畿 543円(前年678円)
  • 中 国 601円(前年517円)
  • 四 国 427円(前年561円)
  • 九 州 518円(前年590円)
  • 沖 縄 254円(前年366円)
過去の世帯当たり支出金額はクリーニングオンラインのデータ集にも掲載しています。
http://www.c-online.net/data/

2010年1月29日

建築基準法問題、違反は是正指導

国土交通省はドライクリーニング業を営む複数の事業者において建築基準法に違反する実態が明らかとなったことを受け、1月28日、都道府県に対し、ドライクリーニング業を営む工場の実態調査を行うよう通知しました。
http://www.mlit.go.jp/report/press/house05_hh_000143.html

それによると、取次店を除くドライクリーニング業を営む全工場を対象に、平成22年3月31日時点の状況を調査し、4月12日までに調査結果を報告するように求めています。

実態調査の結果、建築基準法違反が判明した場合には、是正指導を行うこととしています。

2010年1月28日

クリーニングされるUSBメモリ4,500個

USBメモリ、使っていますか。ポケットに入れ忘れたことはないですか?

英国で昨年、ポケットに入れ忘れられたままドライクリーニングに出されたUSBメモリが4,500個にのぼったとWIRED VISIONが伝えています。
http://wiredvision.jp/news/201001/2010012520.html

データセキュリティのCredant Technologies社の調査結果によると、1年間で4,500個のUSBメモリが誤ってクリーニングに出されたそうです(それでも一昨年に比べると半減したとのこと)。同社の主張によると、洗濯が必要なうっかり者の従業員を抱える企業は、英国のデータ保管に関する法律に違反して、50万ポンド(約7300万円)の罰金を科せられる可能性があるとしています。

またロンドンとニューヨークのタクシーでは、半年あたり1万2,500個の携帯機器(USBメモリ、ノートパソコン、iPodなど)が忘れ物になっているようです。

2010年1月27日

四国で見学研修会、ふとんク協会

全国ふとんクリーニング協会(最川治久理事長)は2010年2月19日、20日に春季見学研修会を開催。初日は有限会社アスカ(徳島県三好市)、二日目はトクヒサ株式会社(高知県南国市)を見学します。

有限会社アスカはふとん丸洗いをはじめとした特殊クリーニングを専門に行っており、電解洗浄液による同社独自の洗いなどが注目されています。
トクヒサ株式会社は今年で創業96年という老舗のクリーニング企業。着物、洋服の特殊シミ抜きやバーコードタグによる自動分配、また折目加工、UVカット、光触媒など様々な加工サービスや環境保全活動にも取り組んでいます。

この春季見学研修会は協会員以外でも参加できます。
お問合せは、全国ふとんクリーニング協会事務局(TEL 03-3726-0872)まで。

2010年1月26日

2009年チェーンストア販売、衣料品1兆3千億円

日本チェーンストア協会が2009年暦年(1月から12月)のチェーンストアの販売概況をまとめました。売上総額は12兆8,349億8,200万円で、対前年比4.3%減(店舗調整後)でした。

衣料品は、年間売上高が1兆3,692億6,228万円で対前年比10.8%の減少でした。商品別の内訳は、
  • 紳士衣料   2,595億8,701万円(前年比10.4%減)
  • 婦人衣料  4,089億5,724万円(前年比12.6%減)
  • その他衣料  7,007億1,803万円(前年比9.8%減)
となっています。

12月のチェーンストア販売、衣料品2.2%減

日本チェーンストア協会が12月度の「チェーンストア販売統計」を発表しました。
http://www.jcsa.gr.jp/

会員企業数68社(店舗数8,216店)の販売データをまとめたもので、概況としては、各種販売促進策の強化に加え、中旬後半から下旬はじめにかけての全国的な気温の低下の影響から衣料品、住関品の一部に動きが見られたものの、給与・ボーナスの減少、失業率の高止まり等厳しい雇用・所得環境や先行き不安感を背景とする生活者の節約志向が強く、総販売額の前年同月比(店舗調整後)は13カ月連続のマイナスとなった、と分析しています。

衣料品を見てみると、販売金額は1,419億5,192万円で、前年同月比2.2%の減少。前月比は16.9%増でした。
部門別では、
紳士衣料  285億7,794万円(前年比4.8%減)
婦人衣料  363億4,745万円(前年比7.0%減)
その他衣料 770億2,653万円(前年比1.3%増)

紳士衣料は、コート、ジャケット、セーターは不調だが、販促効果もあってスーツ、フォーマルは好調。
婦人衣料は、ブラックフォーマルは好調だが、コート、ジャンパー、パンツは不調。
その他衣料・洋品は、機能性を中心としてインナーや、ショーツ、婦人マフラー、婦人帽子は好調だが、男児・女児衣料の動きは鈍かった。

2010年1月25日

すいません、強盗です

千葉県我孫子市のクリーニング店で強盗事件がありました。読売新聞が報じています。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100124-OYT1T00067.htm

1月23日夕方、我孫子市のクリーニング店で客を装った男が、はさみのような物をパート従業員の女性に突きつけ「すいません、強盗です」と脅してレジを開けさせ、現金約2万5千円を奪って逃走しました。我孫子署が強盗容疑で調べています。

2010年1月24日

ラグビー「クリーンF」1部残留ならず

ラグビー関東社会人1部残留をかけて、クリーンファイターズが2部の警視庁と入替戦を行いましたが、20対18で惜敗、2部降格となりました。クリーンファイターズは今シーズン、3勝8敗(勝ち点16)で1部12チーム中10位でした。
http://www.clean-fighters.jp/

1月24日、山梨市のTOSENグランドで1部10位のクリーンファイターズと2部3位の警視庁が入替戦を行いました。前半5対10で折り返したクリーンファイターズは後半粘りをみせましたが、18対20でノーサイド。この結果、警視庁が1部に復帰、クリーンファイターズは2部に降格。
来シーズン1部復帰目指してがんばってください。

クリーンファイターズは1991年、東京洗染機械製作所ラグビー部として結成。同社が山梨に工場を移転するのに伴い、地元で盛んなスポーツだったラグビーで地元密着を目指しました。2002年に企業チーム登録からクラブチーム登録に変更し、クリーンファイターズに改称しています。

2010年1月23日

2009年百貨店売上、衣料品2兆3,395億円

日本百貨店協会が2009年の全国百貨店売上高速報をまとめました。売上総額は6兆5,842億2,472万1千円で、対前年比10.1%減と大幅に落ち込みました。

衣料品は、年間売上高が2兆3,395億1,896万6千円で対前年比13.2%の減少でした。商品別の内訳は、
  • 紳士服・洋品  4,580億4,551万3千円(前年比14.8%減)
  • 婦人服・洋品 1兆5,246億278万5千円(前年比13.0%減)
  • 子供服・洋品  1,709億8,514万4千円(前年比11.9%減)
  • その他衣料品  1,858億8,552万4千円(前年比12.0%減)
となっています。

12月の百貨店売上、衣料品6.8%減

日本百貨店協会が12月の「全国百貨店売上高」を発表しました。
http://www.depart.or.jp/

調査対象百貨店86社271店のデータをまとめたもので、売上高総額は約7,420億円、前年同月比で5.0%の減少でした。22カ月連続で前年同月比マイナスとなりましたが、5%以下の減少幅は平成20年9月以来15カ月ぶり。
12月の売上の特徴としては、
低価格商材やセールの拡大による客単価下落などのマイナス要素がある一方、歳暮商戦が比較的堅調に推移したこと、消費者の巣ごもり傾向でおせちやクリスマスケーキが好調であったこと、カード会員や友の会など固定客に向けた販促策が積極展開されたこと、気温低下で防寒アイテムの動きが良かったこと、外国人売上が大幅に伸びたこと等のプラス要素から、前月(−11.8%)に比べ売上減少幅は大きく改善する結果となった。
と分析しています。

衣料品を見てみると、売上高は2,105億6,350万円で、前年同月比6.8%減でした。衣料品は30カ月連続でマイナスとなりました。
商品別では、
  • 紳士服・洋品  495億9,142万4千円(前年比8.1%減)
  • 婦人服・洋品 1,291億899万2千円(前年比5.9%減)
  • 子供服・洋品  141億4,517万2千円(前年比9.3%減)
  • その他衣料品  177億1,791万2千円(前年比7.2%減)
となっています。

2010年1月22日

丸洗いスーツが9,900円

株式会社ニッセン(本社京都市、佐村信哉社長)は家庭洗濯できるスーツを新発売します。しかも、上下セットで9,900円からという市場最安値(同社調べ)での提供となります。

【同社のプレスリリース/pdf】
http://www.nissen.info/ir/pdf/IR_10_01_20_2.pdf

新発売の「丸洗いアジャスター付ノータックパンツスーツ」はウールの上質感と、ポリエステルのイージーケア性(寸法安定性、形態安定性、速乾性)を兼ね備えた素材を使用し、さらに縫い目のセット加工や副資材も耐洗濯性に優れたものを採用したことで、シワになりにくく型崩れしにくい仕上げになっているそうです。素材は毛50%、ポリエステル50%。

サイズに合った大き過ぎないネットに入れて洗濯機で丸洗いでき、簡単な汚れは、シャワーで30℃位の温水を2~3分、裏返し、表の順にハンガーにかけたまま全体にかけて水洗いできます。

同社では、水洗いが可能になることでドライクリーニングでは落ちにくい、臭いの原因となる汗などの水溶性汚れも落とせ、清潔で快適なビジネスライフをお過ごしいただけます。スーツのクリーニング代は1回あたり1,000円以上も。この金額が節約できて経済的です、としています。

価格は9,900円(Y体・A体)、11,400円(AB体)、12,900(B体)。

2010年1月21日

2010年度、TES試験は7月20日

繊維製品品質管理士(Textiles Evaluation Specialist=TES)の2010年度の実施要項が公開されました。
出願の受付は5月10日〜20日、試験日は7月18日。試験場は、札幌、東京、名古屋、関西、福井、倉敷、福岡。
http://www.tes-shikaku.jp/tes04/tes04.html

今回は新潟試験場を閉鎖し、新しく福岡試験場を開きます。試験要領の正式発表は4月1日から行います。

TES制度が発足して28年が経過しましたが、平成22年1月現在の有資格者は5,122名。そのうち339名がクリーニング業関係です。

2010年1月20日

ブラインドのクリーニング会社設立

株式会社ニチベイ(本社東京、福岡勇之輔社長)はブラインドやロールスクリーンなどのクリーニングや補修を行う子会社「ニチベイクリーニングサービス株式会社」(本社東京、伊藤博明社長)を設立しました。
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=241268&lindID=5

同社はブラインドやロールスクリーンなどのクリーニング、補修の提供を通じて、オフィスから住宅に至るまで、環境と省エネに配慮した室内環境づくりをサポートするとしています。

クリーニングは専用の超音波洗浄機等で行い、その際、ラダーテープ切れやスラット折れ等の修理が必要な商品もブラインドの専門技術を活かし、修理します。
汚れたブラインドをクリーニングすることで、失われていたブラインド本来の省エネ機能が取り戻せ、クリーニングや修理をすることで良質な商品を末永く使えるとしています。

2010年1月19日

建築基準法問題、全施設で実態調査

大手クリーニング業者の建築基準法違反に関連し、クリーンライフ協会(青山亨会長)が「建築基準法にかかる実態調査の実施並びに留意事項について」を発表しました。

それによると、国土交通省は今月末までに自治体等に依頼文書を出しそれ以降、順次、実態調査を実施する見通しとなったようです。調査は取次店を除く全クリーニング所が対象で、調査結果の取りまとめは今夏になります。
今回の件に関して、次のように適切な対応を呼びかけています。
  • 現状が違法状態であることが事前に判明した場合であっても、調査時には事実関係を正直に開示してください。
  • 調査の有無に関わらず、クリーニング所から火災が発生しないよう万全の予防対策を講じてください。
  • 取材への対応や陳情等につきましては、状況を勘案し誤解等を招くことがないよう、所属団体に相談するなど慎重に対応してください。
なお国土交通省では実態調査と平行して危険物の専門家等による検討会を設け、石油系溶剤および石油系ドライ機の安全性等について検討を進めていくとしています。

2010年1月17日

建築基準法

建築基準法(法令データ提供システム)
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S25/S25HO201.html

別表第二 用途地域等内の建築物の制限(第二十七条、第四十八条、第六十八条の三関係)
(り)商業地域内に建築してはならない建築物
  三(三)引火性溶剤を用いるドライクリーニング、ドライダイイング又は塗料の加熱乾燥若しくは焼付(赤外線を用いるものを除く。)

第一種・第二種低層住居専用地域、第一種・第二種中高層住居専用地域、第一種・第二種住居地域内、準住居地域内、近隣商業地域内も同様です。


消防法(法令データ提供システム)
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S23/S23HO186.html

白洋舎、きもの洗いでパック無料に

株式会社白洋舎は2月28日まで「きもの和洗(やわらぎ)クリーニング+クリーンパック無料キャンペーン」を実施しています。
http://www.hakuyosha.co.jp/news/news38.html

きもの和洗(やわらぎ)クリーニングの利用で、クリーンパックを無料で提供するキャンペーン。
クリーンパックは、きものなど長期保存に3年間効果があり、カビ・虫食い・湿気から和服を守るというもの。通常料金は3,150円。

2010年1月16日

白衣は着ない?

白衣を診察室で着ない医師が、小児科や心療内科を中心に増えていると、朝日新聞が報じています。
http://www.asahi.com/health/news/OSK200912270011.html

東京都東村山市の小児科では、白衣姿を見ただけで怖がる子どもが多かったので、少しでも子どもの心の負担を軽くするため、白衣ではなくアニメのキャラクター入りのシャツで診療にあたっているそうです。

大阪市中央区の心療内科では、白衣は医師と患者の間に壁を作るとし、ワイシャツで診察しています。

大阪府堺市の小児科では、院長が病院勤務時代、週に2回程度しか白衣をクリーニングしてもらえず、衛生面で疑問に思ってきたため、ポロシャツなど私服を着用、毎日洗濯しているとしています。

兵庫県姫路市の病院では、医師、看護師だけでなく事務職も含め約100人の職員全員が、おそろいの半袖シャツとカーディガン、チノパン。同じユニフォームにすることでチーム意識を高めたいという目的があるそうです。

その一方、大阪府羽曳野市の病院では、1995年に白衣を全廃しポロシャツにしましたが、患者から「誰が看護師か分からない」などの苦情が出たため、その後、白衣を復活させたとのこと。

記事中、ナガイレーベン株式会社によると、病院など大規模な医療機関では今も圧倒的に白衣が主流だが、診療所レベルではここ数年、小児科などで少しずつ「脱・白衣」が広がっているそうです。

2010年1月15日

アイスピックで強盗、取手市

茨城県取手市のクリーニング店にアイスピックを持った強盗が入りました。
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/ibaraki/100115/ibr1001151224003-n1.htm

産経ニュースによると14日夕方、取手市の「マミークリーニング取手中央タウン店」に男が押し入り、女性店員2人にアイスピックを突きつけ脅し、レジから現金約4万2千円を奪って逃走したそうです。

2010年1月14日

武蔵野市の工場問題(動画ニュース)

東京・武蔵野市の住宅地でのクリーニング操業をめぐる問題をTBSニュースでも報じています。
http://news.tbs.co.jp/20100113/newseye/tbs_newseye4330959.html

このニュースでは、市は「工場を作ることができない土地だと説明した」としています。
また最後を
住宅地で違法な状態でクリーニング店が操業する実態は全国各地で指摘されていて、国土交通省も各自治体に調査を指示する事にしています。
と結んでいます。

住居専用地域に工場用地を斡旋

東京・武蔵野市が再開発事業に絡み、住居専用地域にクリーニング工場を斡旋、16年にわたり違法操業が続いていると朝日新聞が報じています。
http://www.asahi.com/national/update/0113/TKY201001130233.html

武蔵野市は1993年、JR武蔵境駅の再開発事業に絡み、駅近くで営業していた大佛クリーニングに対し、マンションや戸建て住宅が隣り合う同市境2丁目を移転先として斡旋。同社はここに本店兼工場を構えました。しかしこの土地は当時から住居専用地域で、建築基準法では工場が建てられませんが、同社は移転前と同様、石油系溶剤を使ったクリーニングを続けています。

周辺住民は騒音や異臭を訴え、工場稼働直後から移転や稼働停止を求めて何度も市に陳情してきました。市は1998年の立ち入り調査で違法状態を確認。この12年間で十数回是正指導してきましたが、強制力のある措置は取っていません。市用地課の担当者は「当時は、工場ではなく衣類を受け取るだけの取次店の認識だった」と説明しているそうです。

朝日新聞の取材に対し、同社露木幹也社長は「あっせんされた土地が、工場を造れない場所という説明は元々なかった。今になってダメと言われても困る。市が代替地を用意しなければ、経済的にも移転は難しい」としています。

「クールビズ廃止を」ネクタイ組合

日本ネクタイ組合連合会(小堀剛会長)が1月13日、クールビズの廃止を小沢鋭仁環境相に要請しました。
http://mainichi.jp/select/science/news/20100114k0000m010036000c.html

毎日新聞によると、2005年に政府がはじめたクールビズの普及に加え、2008年秋以降の経済危機も影響し、昨年6月から9月のネクタイの売上は2004年同期の66%にまで落ち込んだとのこと。小堀会長は「CO2削減とネクタイは分けて考えてほしい」と訴えました。
小沢環境相は「ネクタイ業界も安心できるような工夫をしたい」と応じたそうです。

2010年1月13日

PHS収納ポケット付きユニフォーム

フォーク株式会社(本社埼玉県加須市、小谷野淳社長)と株式会社ウィルコムは、PHS収納ポケット付き医療向けユニフォームのコラボレート商品を発売します。
http://www.folk.co.jp/catalogue/soinscreer/willcom.html

フォークが製造販売している医療分野向けユニフォームの「カラー・スクラブ」シリーズにウィルコムのPHS「WX220J」「WX330J」の収納ポケットをつけたもの。このポケットは女性の胸のふくらみからPHS荷重を逃す配慮が施され、前屈時にPHSが脱落することを防ぐフックも装備されています。

この新型スクラブシリーズは、品番「7003SC」、メーカー希望小売価格は4,515円。

2010年1月12日

今月の原因調査事例、ボーケン

財団法人日本紡績検査協(ボーケン)は、今月の原因調査事例紹介「クリーニング後の毛皮部分の収縮」(2010年1月ファイルNo.127)を公開しました。
http://www.boken.or.jp/lib_accident.html

ファー付きセーター(本体毛100%、その他毛皮)をクリーニングに出したところ、衿の毛皮が硬くなり、縮んで着られなくなったというトラブルで、原因は仕上げのスチームやタンブル乾燥等の熱の影響を強く受けたことにより、毛皮部分のみに収縮、硬化また破断が発生したのが原因です。

各部位の寸法変化率を測定したところ、衿口巾は約34%も縮んでいます。
防止策として、乾燥、仕上げ時に高熱処理やスチーム処理を行なわないこととしています。

2010年1月9日

三洋ふとん洗濯乾燥機、今春発売

三洋電機はコイン式ふとん洗濯乾燥機を3月に発売する予定ですが、「業務用で勝負商品」と朝日新聞が伝えています。
http://www.asahi.com/business/update/1211/OSK200912110099.html

同社は1999年にふとんが洗えるコインランドリー向けの洗濯機と乾燥機のセットを発売しましたが、洗って濡れ10キロ以上になったふとんを洗濯機から乾燥機へ移し替える手間がかかったこともあり、約170セットの販売にとどまったとのこと。
そこで目指したのが洗濯と乾燥の一体型。ふとんを二つ折りにして、折り目が奥になるようにドラムに入れる方式で、熱風の吹き出し口は奥に集められているため、熱風が乾きにくい折り目部分を集中的に乾かすというもの。また、ふとんの表面に風が当たるように、ドラム側面に六つの突起をつけてふとんが張り付かないように工夫しており、乾燥時間を最短40分に縮めることに成功したそうです。

各コインランドリーでの利用料金は1回1,800円から2,000円くらいとなる見込で、最短80分でふとんの丸洗いから乾燥までできるのは魅力かもしれませんね。
コイン式ふとん洗濯乾燥機の価格は300万円程度。同社では年産100台を計画しているそうです。

ホリデイ・イン高知がサザンシティに

IHG・ANA・ホテルズグループジャパンは、ホリデイ・イン高知(南国市)の経営会社である土佐南国観光開発株式会社とフランチャイズ契約を、2010年1月31日の営業をもって終了することを発表しました。

【ニュースリリース/pdf】
http://www.anaihghotels.co.jp/corporate/pr/pdf/091225.pdf

ホリデイ・イン高知は2010年2月1日より名称を「サザンシティホテル」に変更して、営業を継続します。

2010年1月8日

グリーン購入法、クリーニングも対象に

環境省は国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律(グリーン購入法)に基づく特定調達品目及びその判断の基準等の見直しの概要(案)を取りまとめました。

【特定調達品目及びその判断の基準等の見直しの概要(案)について/pdf】
http://www.env.go.jp/press/file_view.php?serial=14667&hou_id=11871

【環境物品等の調達の推進に関する基本方針(案)変更箇所抜粋/pdf】
http://www.env.go.jp/press/file_view.php?serial=14668&hou_id=11871

この中で、役務分野で「クリーニング」を品目として追加、制服・作業服分野で判断の基準を見直しといった内容が取り上げられています。

クリーニングに関しては、
【判断の基準】
  1. ドレンの回収及び再利用により、省エネルギー及び水資源節約等の環境負荷低減が図られていること。
  2. エコドライブを推進するための措置が講じられていること。
  3. ハンガーの回収及び再使用等の仕組みが構築されていること。
【配慮事項】
  1. 揮発性有機化合物の発生抑制に配慮されていること。
  2. ランドリー用水や洗剤の適正使用に努めていること。
  3. 事業所、営業所等におけるエネルギー使用実態の把握を行うとともに、当該施設におけるエネルギー使用量の削減に努めていること。
  4. 可能な限り低燃費・低公害車による集配等が実施されていること。
  5. 包装材(ポリ包装資材、袋等)の削減に努めていること。
  6. 省エネルギー型のクリーニング設備・機械・空調設備等の導入が図られていること。
同省では、今回の案について昨年12月4日から今年1月4日までパブリックコメントを実施しました。
正式に決まった場合、国や独立行政法人等の仕事をするためには判断基準を満たす必要が出てきます。

2010年1月7日

ホテルサンルート高知が閉館

ホテルサンルート高知が1月5日までに業務を停止し、破産手続きの準備に入ったと毎日新聞が報じています。東京商工リサーチ高知支店によると、負債総額は約3億円に上るとみられるそうです。
http://mainichi.jp/area/kochi/news/20100106ddlk39020484000c.html

同ホテルは1963年創業、80年代からはサンルートホテルチェーンのフランチャイズ店として営業していました。1988年にホテルサンルート瀬戸大橋の開業などで業容を拡大しましたが、競合激化により業績が低迷。利用者の減少も響き、昨年1月にはホテルサンルート高知の不動産を売却し、賃借して営業を続けていましたが、4日閉鎖したとのこと。

サンルート本部とホテルサンルート高知とのフランチャイズ契約については既に4日付で終了しているそうです。

2010年1月6日

きょくとうが第3四半期決算を発表

株式会社きょくとう(本社福岡市、牧平年廣社長)が2010年2月期第3四半期決算(非連結)を発表しました。
http://www.cl-kyokuto.co.jp/company/index.html

第3四半期の業績(2009年3月1日~2009年11月30日)は売上高が58億4,700万円。前期より2億5,600万円減少しました。
  • 売上高   :58億4,700万円 (前期比4.2%減)
  • 営業利益  : 4億9,900万円 (前期比17.1%増)
  • 経常利益  : 5億5,300万円 (前期比16.7%増)
  • 四半期純利益: 2億5,100万円 (前期比5.9%増)

決算短信によると、新規出店と品質向上を基本方針として積極的な活動を推進しているとし、
  • 主力店舗である「マックス店」と「100円クリーニングショップ」を中心に、6店舗を新規オープンし、加えて1店舗をリニューアル。これにより、当第3四半期累計期間の新規オープンは33店舗、リニューアルは69店舗となった。
  • 「シミ抜き有料化」と「品質向上委員制度」など、消費者のニーズに対応した取り組みを上半期に引き続き実施しており、確実に成果を上げている。
  • 全社的な販促活動として毎年恒例の「秋のプレゼントキャンペーン」を実施し、多くのお客様に好評を頂き、好調に推移。
以上のような活動を報告しています。

また2010年2月期の業績予想を売上高71億8,000万円に修正すると発表しました。

2010年1月5日

クロロカーボン衛生協会通信第11号

クロロカーボン衛生協会が「クロロカーボン衛生協会通信・第11号」(2009年12月)をサイトにアップしています(PDF配信)。
http://www.jahcs.org/message/message.htm

今号では4月から施行される「改正土壌汚染対策法の概要」をはじめ、「塩素系溶剤の基礎知識テスト(その3)」といった記事が掲載されています。
改正土壌汚染対策法に関しては、次号でクロロカーボンに関連する部分を、より具体的に解説するとしています。

2010年1月4日

仕事と向き合う姿

仕事に対する価値観が根底から揺らいでいる時代。市井の人たちが日々、黙々と仕事と向き合う姿を通して、「働くこと」の意味を見つめ直してみたい...読売新聞香川版の「働く 仕事考 2010」企画・連載の第1回目に高松市のクリーニング工場で働くアイロン掛け職人、足達修さんの話が取り上げられています。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagawa/feature/takamatu1262267061487_02/news/20091231-OYT8T00798.htm

足達さんがクリーニング会社に入った経緯、仕事への誇り、機械化が進む中での存在感などが取材されています。黙々と43年間、アイロンを握ってきて、いまの気持ちとは...
直接客に褒められるわけでもない。それでもいい。「汚れたものをきれいにする裏方やけん、そんなもんやね」。そう笑いながらも朝一番、仕事を始める時に必ず台横の物干しざおに目をやる。「自分のアイロンがけを待つシャツの枚数が、僕に対する評価」。1日80~120枚。毎日、それだけのシャツがそこで揺れている。それだけでいい。

1着ずつ形や大きさが違うから、同じ仕事は二つとない。「1枚1枚が自分に対する挑戦」。だから飽きることもない。足達さんにとって、ハンガーから手に取って台に乗せた1着がその時の「すべて」。挑み続ける思いは43年間、変わらない。
記事はこのように結ばれています。

2010年1月3日

ホテルの料金競争激化、中国地方

中国地方でホテルの価格競争が激化していると中国新聞が報じています。
期間限定や遅めのチェックインなどの条件で5割引から2割引が相次いでおり、シティーホテルとビジネスホテルの垣根を越えた値下げ競争に、地場の中小ホテルは苦戦を強いられているとしています。
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201001030004.html

記事によると、ANAクラウンプラザホテル広島は、空室状況に合わせて宿泊料金を変動させる制度を導入。一定の稼働率を下回る日は、従来1泊16,170円だったシングルルームを8,200円で提供しています。14日前までに申し込むとさらに10%引くほか、午後6時以降チェックインすると7,500円に下げる日もあるそうです。

リーガロイヤルホテル広島は閑散期、平日の連泊を対象にシングルを通常の半額の7,000円。
ホテルグランヴィア広島は定価11,319円のシングルを、土曜以外は7,800円。
ザ・グラマシーは、シングル1泊を3,900円にする特別企画を昨年11月に実施。特別企画を延長して展開。
三井ガーデンホテル広島は平日のシングルが定価の3,000円引きの6,800円。
ホテルサンルート広島(同)はシングル5,000円。
...各ホテルでこのようなプランを実施しているそうです。

価格面でシティーホテルとビジネスホテルの差がなくなっている(日本ホテル協会中国四国支部)とし、地場の中小ホテルや旅館の経営は厳しさを増していると結んでいます。

2010年1月1日

謹賀新年

あけましておめでとうございます。
旧年中はクリーニングオンラインにアクセスしていただきありがとうございました。
今年も新鮮な情報やサービスをお届けしていきますので、宜しくお願い申し上げます。

2009年は石油系ドライの建築基準法問題、三菱重工の業界からの撤退、東ポリの倒産など、大きなニュースが続きました。あわせて景気悪化、展示会の規模縮小など、明るい話題が少なかったのですが、2010年はホッとするようなニュースを届けられるよう願っています。

クリーニングオンラインでは、ホームページやメーリングリストはもちろん、blog、twitter、youtubeと情報提供の幅を広げてきましたが、今年も皆様のお役に立つような新サービスを企画していますのでご期待ください。