2024年1月31日

日本公庫、能登半島地震関連の貸付

日本政策金融公庫は、令和6年能登半島地震による災害により被害を受けた生活衛生関係営業者に向けて生活衛生改善貸付を行っています。

対象は、被害証明書等の発行を受け、生活衛生同業組合等が策定する生活衛生関係営業者再建支援方針に沿って事業を行う生活衛生関係営業者で、直接被害を受けた方、および直接被害を受けた方と一定の取引がある間接被害を受けた方。
融資限度額は、通常の融資額に加え別枠1,000万円。利率も低くなっています。

大阪市北区のクリーニング店に強盗

大阪市北区のクリーニング店で1月30日、男が店員に刃物を突きつけけがをさせ、バッグを奪いました。MBS毎日放送が報じています。

1月30日午後6時50分頃、大阪市北区のクリーニング店で店員から110番通報がありました。 警察によると、客を装った男が店員の女性に刃物を突き付け「金を出せ」などと脅し、その場にあった現金およそ1万円が入ったバッグを奪ったということです。女性は、首に刃物があたり2センチほどの切り傷を負う軽傷です。男は高齢とみられ、現在も逃走中とのこと。

サニクリーン、リクルート向けWebCM配信

株式会社サニクリーン(本社東京、山田健社長)は、リクルート向けWebCMを2024年2月よりYouTubeで配信します。

CMはアニメーションで制作。「自分の故郷で働きたい若者」「地元での転職を目指したい若者」に向け、サニクリーングループの理念や事業内容、働き方について紹介する内容となっています。

2024年1月30日

民生用洗濯機、ドラム式が過去最高の出荷数量

一般社団法人日本電機工業会 (JEMA)は、民生用電気機器の2023年国内出荷実績を発表しました。
https://www.jema-net.or.jp/Japanese/data/2023/23.12/2312ds-comment.pdf

民生用電気機器の2023年国内出荷金額は2兆5,433億円で、前年比98.9%と2年ぶりのマイナス。
そのうち電気洗濯機は425万2千台(前年比97.2%)で4年連続のマイナスでしたが、ドラム式洗濯乾燥機に関しては、97万6千台(同104.1%)となり、3年連続で過去最高の出荷数量を更新しました。

2024年1月29日

「日本クリーニング新聞」2023号発行

クリーニング業界の業界紙「日本クリーニング新聞」2024年1月20日号(第2023号)が発行されました。


今号の主な内容は、
  • 能登半島地震 支援の声続々と
  • 事業者が思う次代の業界
  • C-1グランプリ第1部・生討論パネラーに3氏
  • 年末商戦も好調推移〜12月現場の声〜
  • エレクトロラックス/TOSEI買収・運営は現状のままで継続
  • 産業総合展・出展者情報
  • あの頃の消費者はもういない(洗濯家・中村祐一)
  • ライト/受付業務をフルサポート
【日本クリーニング新聞のサイト】
http://www.nicli.co.jp/

ワンピースとカーディガン、摩擦で色移り

株式会社ユナイテッドアローズはユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシングのワンピース、カーディガンの一部で着用時の摩擦等により、生地の裏側から色移りが起こるおそれがあると発表しました。
https://www.united-arrows.co.jp/news/11131/

対象商品はユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシングで販売したワンピース「FFC ベロア リーンマーメイド OP」(品番3626-137-3146)、カーディガン「FFC ベロア ペプラム CD」(品番3627-137-0233)。
商品の一部に、着用時の摩擦等により、生地の裏側から色移り(黒色)が起こるおそれがあることが判明。一緒に着用・洗濯すると衣類等に移染することが考えられるため、直ちに着用を控え、購入サイト、購入店舗、もしくは専用フリーダイヤルまで連絡してほしいとしています。

2024年1月26日

WASHハウス、輪島市で洗濯支援

WASHハウス株式会社(本社宮崎市、児玉康孝社長)は、能登半島地震で被害を受けた石川県輪島市で「災害時用移動式ランドリー車」による洗濯支援を行うと発表しました。

2024年1月25日、宮崎市の本社で出発式を行いました。輪島市での支援活動は2024年1月28日から2024年2月25日を予定しているとのこと。

2023年の百貨店売上まとまる

日本百貨店協会は2023年1〜12月の「全国百貨店売上高速報」を発表しました。
2023年の売上高総額は約5兆4,211億3,368万9千円で対前年比(店舗数調整後)で9.2%増でした。

衣料品を見てみると、売上高は1兆4,580億6,407万9千円で、前年比10.1%増。
商品別では、
紳士服・洋品 2,965億2,279万1千円 (前年7.6%増)
婦人服・洋品 9,924億6,947万8千円 (前年比13.1%増)
子供服・洋品  893億2,328万円 (前年比0.3%増)
その他衣料品  797億4,853万円 (前年比2.2%減)
となっています。

12月の百貨店売上、衣料品7.2%増

日本百貨店協会が2023年12月の「全国百貨店売上高」を発表しました。
http://www.depart.or.jp/

調査対象百貨店72社180店のデータをまとめたもので、売上高総額は約6,465億円、前年同月比で5.4%増。22カ月連続のプラスとなりました。
12月の特徴としては、新型コロナ5類移行後、初の年末商戦は、外出機会の増加を背景に各社企画の催事等が活況だった他、増勢が続くインバウンドも売上全体を押し上げた。高付加価値商材と衣料品、 化粧品が好調に推移した。コロナ前の2019年比でも3.2%増と業績回復が進んでいる、としています。

衣料品を見てみると、売上高は1,569億6,055万2千円で、前年同月比7.2%増。22カ月連続のプラスとなりました。
商品別では、
  • 紳士服・洋品 337億5,038万7千円(前年比0.3%減)
  • 婦人服・洋品 1,074億3,099万円(前年比11.4%増)
  • 子供服・洋品 81億3,919万円(前年比3.6%増)
  • その他衣料品 76億3,998万5千円(前年比7.9%減)
となっています。

2024年1月25日

被災地等へアイソレーションガウンを寄付、ナガイレーベン

ナガイレーベン株式会社(本社東京、澤登一郎社長)は、令和6年能登半島地震による被災地を始めとして過酷な医療現場で活動されている全国の医療機関に対し、アイソレーションガウン1万2千枚を寄付すると発表しました。

アイソレーションガウンの寄付は、被災地域で懸命な救助活動や支援活動をされている医療機関へ向けて実施するもの。すでに要請のあった石川県能登地域の医療機関へ提供したとのこと。
引き続き、同地域、近隣地域の医療機関への提供を行うとともに、全国の他地域においても医療の最前線で尽力されている医療機関をも対象として寄付を行っていくとしています。

2024年1月24日

ダスキン土浦、潮来市に企業版ふるさと納税

茨城県潮来市は2024年1月18日、企業版ふるさと納税の制度を活用して寄附を行った株式会社ダスキン土浦に感謝状を贈呈しました。

ダスキン土浦は、企業版ふるさと納税(地方創生応援税制)で50万円を寄付したとのこと。

ワンピースとアウター、摩擦で色移り

株式会社ユナイテッドアローズはTO UNITED ARROWSブランドのワンピース、アウターの一部で着用時の摩擦等により、色移りが起こるおそれがあると発表しました。

対象商品はTO UNITED ARROWSで販売したワンピース「TO/RERACS/26 APRON DRESS」(品番1583-599-0111)、アウター「TO/RERACS/25 PADDING JKT」(品番1583-599-0109)。
商品の一部に、着用時の摩擦等により、色移り(黒色)が起こるおそれがあることが判明。直ちに着用を控え、購入サイト、購入店舗、もしくは専用フリーダイヤルまで連絡してほしいとしています。

2024年1月23日

2023年のチェーンストア販売まとまる

日本チェーンストア協会は「2023年1月〜12月チェーンストア販売概況」を発表しました。 2023年の売上高総額は約13兆5,585億8,288万円で対前年比(店舗数調整後)で2.4%増でした。
https://www.jcsa.gr.jp/public/data/R05_rekinen.pdf

衣料品を見てみると、売上高は7,401億6,151万円で、前年比0.9%増。
商品別では、
紳士服・洋品    1,252億466万円(前年比3.1%減)
婦人服・洋品    1,879億6,209万円(前年比2.5%増)
その他の衣料・洋品 4,269億9,476万円(前年比1.5%増)
となっています。

12月のチェーンストア販売、衣料品8.8%減

日本チェーンストア協会が2023年12月度の「チェーンストア販売統計」を発表しました。
http://www.jcsa.gr.jp/

会員企業数54社(店舗数10,820店)の販売データをまとめたもので、総販売額は1兆3,588億8,051万円(前年比1.7%増)でした。
概況として12月は、食料品は節約志向から買上点数の減少が続いている中、農産品が相場高の影響もあり堅調に推移し食料品全体では売上は良かった。衣料品は気温高で推移したことから動きが鈍かったが、住関品はまずまずの動きだったこともあり、総販売額の前年同月比(店舗調整後)はプラスとなった、としています。

衣料品を見てみると、販売金額は755億5,314万円で、前年同月比8.8%減でした。
部門別では、
紳士衣料  126億7,585万円(前年比10.2%減)
婦人衣料  162億3,098万円(前年比5.1%減)
その他衣料 466億4,631万円(前年比9.7%減)

紳士衣料は、セットアップ、ドレスシャツ、カジュアルパンツ、薄物セーター、カーディガンなどはまずまずの動きだったが、コート、ビジネススーツ、ジャケット、カジュアルシャツ、トレーナー、アウターなどの動きは鈍かった。

婦人衣料は、コート、カラーフォーマル、カジュアルパンツ、ニットスカート、レギンスパンツなどの動きはまずまずだったが、セーター、アウター、ボトムなどの動きは鈍かった。

その他衣料・洋品は、紳士下着、紳士靴下、スニーカー、鞄、財布などの動きは良かったものの、紳士・婦人・子供パジャマ、紳士・婦人インナー、婦人下着、男児・女児服、スクール衣料、婦人ブーツ、婦人靴下、ひざ掛け、マフラー、帽子、手袋などの動きは鈍かった。

柴橋商会、小田原工場を竣工

株式会社柴橋商会(本社神奈川県横浜市、柴橋和弘社長)は2024年1月22日、小田原工場(神奈川県小田原市)を竣工しました。

小田原工場は清潔へのこだわりをさらに追求し、極めて衛生的な製品を安定してお届けすることを目的に建設。同エリアは県内でも有数の豊かな水源地として知られ、豊富な地下水を利用して洗浄することで、白度の高い清潔な製品を安定して生産することを可能にしたとのこと。工場では「仕分け」「仕上げ」「消毒・搬送」の3工程に最新システムを導入。また従業員への衛生管理の徹底もはかられています。

再生可能エネルギーの活用のため太陽光発電設備を設置。高効率型の設備を導入することでエネルギーの低コスト・高効率化を実現しています。

地元アーティストとのコラボや小田原市との連携にも積極的に取り組むとしています。

生産量は50トン/日(最大60トン/日)。医療・福祉向けリネンサプライ用単独工場で生産規模は日本最大級。

スキマバイト利用が増加傾向、タイミー

株式会社タイミー(本社東京、小川嶺社長)は、アフターコロナで需要が増えているクリーニング・リネンサプライ業界でのスキマバイト利用実態レポートを公開しました。

クリーニング・リネンサプライ業界でのスキマバイト利用は増加傾向で、タイミーで求人が掲載されている募集人数は2023年に前年比約4.7倍になったとのこと。2023年8月には募集人数が過去最高となり、前年同月比では約5.2倍に増加したそうです。
また導入事業者も増加しており、2023年12月には前年同月比3.1倍でした。

2024年1月22日

業務用洗濯機の世界市場調査レポート

QY Research株式会社は市場調査レポート「業務用洗濯機―グローバル市場シェアとランキング、全体の売上と需要予測、2024~2030」を発表しました。

このレポートは、業務用洗濯機の世界市場に関する包括的なプレゼンテーションを提供することを目的としており、総販売量、売上、価格、主要企業の市場シェアとランキングに焦点を当てています。さらに、地域別および国別、製品別、アプリケーション別に関する業務用洗濯機の分析も含まれています。
販売価格は日本語版4,950ドル〜。

ランドリーカー、被災地で洗濯支援

能登半島地震の被災地で洗濯などの支援をするため、兵庫県養父市の山本運輸株式会社(山本洋介社長)が所有する移動式のランドリーカーが、石川県に向かいました。MBS毎日放送が伝えています。

山本運輸のCOMOREBI移動式ランドリーサービスは、車で牽引できるコンテナ型で、乾燥機付き洗濯機が9台設置されています。去年の台風7号被害の際にも養父市で使われ、川の水をろ過して洗濯に使うことができます。
1月22日に養父市を出発、早ければ23日の夕方から珠洲市の小学校で稼働する予定。当面の間は無料で支援を行うということです。

2024年1月19日

クリーニングの消費者講座、東京・足立区

東京・足立区消費者センターは2024年2月15日、消費者講座「プロが教えるクリーニングトラブル」を開催します。

この講座は東京都組合の理事を講師に招き、クリーニングに出す際の注意点やトラブル事例・防止対策などを知り、正しい知識を身につけられる内容。家庭でできる染み抜き実習、アイロンかけ実演なども行います。
会場はエル・ソフィア(東京都足立区梅田)。足立区内在住・在勤・在学の方が対象。定員30人。

2024年1月18日

ハイアール、家庭用全自動靴洗い機を発売

ハイアール ジャパン セールス株式会社(本社大阪、杜鏡国社長)は、家庭用の全自動靴洗い機(JW-MS33A)を2024年2月1日より発売することを発表しました。

 同社には「上履きを毎週洗うのが大変」「靴専用洗剤を使うと手荒れが気になる」「なかなか靴の臭いまで落とせない」といった声が数多く寄せられており、近年では「上履きやスニーカーの洗浄のため」だけにコインランドリーに通う人も増えてきました。

今回、発売する家庭用全自動靴洗い機は、靴の「洗い・すすぎ・脱水」までの工程を全自動で行えるため、面倒な手洗いの手間が省け、わずらわしい靴洗いの時間を有効活用できるというもの。
頑固な汚れもしっかり洗う「泥汚れコース」や、香りづけ・消臭を行う「香りコース」、洗濯槽内の清潔を保つ「槽洗浄コース」など9つのコースを搭載。洗浄と清潔にこだわった機能を充実させたとしています。

2024年1月16日

被災者支援でコインランドリー無償提供、ガスパル

大東建託グループの株式会社ガスパル(本社東京、橋本俊昭社長)は、令和6年能登半島地震の被災者支援として、石川県金沢市で運営するコインランドリーにおいて、洗濯乾燥機の無償提供を開始することを発表しました。

2024年1月10日までの間に石川県輪島市、珠洲市、能登町、穴水町、七尾市、志賀町、羽咋市にお住まいで、被災され金沢市内へ避難されてきた方々を対象に、洗濯乾燥機を無料で利用できるようにするというもの。
実施店舗は「いい部屋ランドリー間明町店」(金沢市間明町)。無償期間・提供時間は2024年1月16日~1月31日の平日10時~17時。

「クリーニング流通新聞」405号発行

クリーニング業界の業界紙「クリーニング流通新聞」2024年1月10日号(第405号)が発行されました。


今号の主な内容は、
  • 〜新たな需要の創造を〜ダウンジャケットで単価アップ
  • 元旦に能登を襲った大地震/石川で営業停止状態の店も
  • 羽毛アンチエイジングプラスダウンJ加工実演発表会/兵庫県組合
  • エレクトロがTOSEI買収
  • 年頭所感
  • 全防振・第57回定時総会開催
  • 羽毛リフォーム需要拡大〜日本羽毛製品協同組合に聞く
  • 全協・感謝キャンペーンの募集開始

2024年1月15日

液状化で被害、新潟市のクリーニング工場

能登半島地震の液状化により新潟市西区のクリーニング工場では、床に複数の亀裂が入るなど大きな影響が出ていると、NHK新潟NEWS WEBが伝えています。

新潟市西区で企業や高齢者施設の衣類などのクリーニングを行う工場では壁や床に複数の亀裂が入り最大10cm程度の段差ができたため、タオルをたたむ機械はその下に木材を置くなどして水平を保つようにしているということです。
雨が降ると壁や床にできた亀裂から水がしみ出してくるため、布を敷き詰めて防ぐなど応急処置をしていました。
また、工場の裏には資材を保管する小屋がありましたが地震のあと、地面が沈んだり土砂が吹き出したりしたことから解体することになったそうで、これらの修理にかかる費用は2,000万円以上になるとのこと。県によると地震の被害を受けた企業向けの支援は現在、修理費などの融資制度のみになっているということです。

2024年1月12日

新サービスで立ち向かう、湯沢市・仕上屋

「止まらぬ物価高騰に“新サービス”で立ち向かう、業界の常識の先を行くクリーニング店」として、有限会社本家仕上屋(秋田県湯沢市、高橋友広社長)をAKT秋田テレビが紹介しています。

創業76年目の同社ですが「2023年は燃料価格の高騰と戦いながらの営業で、苦悩の日々だった」とのこと。そんな中で、自慢の技術を生かし新たな事業を模索。自動車学校でバイク教習を担当する教官のブーツを修理するサービス、サプリメントの開発、入浴液の開発など柔軟な発想で立ち向かって行っています。
高橋社長は「『厳しい』と言っていても何も変わらないことは事実。衣類だけのクリーニング業界ではなく、いろいろな面できれいにしていくと考えた方が幅が広がる、先が見えると思って取り組んでいる」と番組の中で話しています。

2024年1月11日

「東京クリーニング界」891号発行

東京都クリーニング生活衛生同業組合の「東京クリーニング界」2024年1月号(第891号)が発行されました。


今号の主な内容は、
  • 新年のご挨拶(森鉄雄理事長)
  • 年頭所感(小池百合子東京都知事)
  • 今一度しみ抜きの基本を学ぶ
  • 第5ブロック支部対抗ボウリング大会を開催
  • 消費者センターとの懇談会
  • クリーニング約款(見本)
  • 本部だより
【東京都クリーニング生活衛生同業組合のサイト】
http://www.tokyo929.or.jp/

大和ライフネクスト、保管付宅配クリーニングをリニューアル

大和ライフネクスト株式会社(本社東京、竹林桂太朗社長)は、従来の「保管付宅配クリーニング」のサービスをリニューアルし、新たに「maru-arai(まるあらい)」として2024年1月より提供を開始しました。

同社は衣類を最長9カ月間保管する保管付宅配クリーニングを2010年に開始。かさばる冬物を預けられる点が好評で、現在では年間約5,000件の利用があり、利用者の半数以上がリピーターとなっているとのこと。

今回、より手軽で便利な新サービス「maru-arai」としてリニューアル。クリーニングの手配をスマホで完結できるようにしました。伝票記入や電話連絡が不要になり、これまで以上に気軽に、便利に利用できるとしています。またクリーニング工場スタッフと直接チャットでやりとりができ、疑問点について事前に確認可能とのこと。

神戸大とAGC、パークから同時ワンポット合成に成功

神戸大学大学院理学研究科の津田明彦准教授らの研究グループは、AGC株式会社との産学協同研究で、パークロロエチレンを原料として、医薬品やポリマーの原料となるカーボネート化合物と、溶剤や化学品原料となるクロロホルムの同時ワンポット合成に成功したことを発表しました。

パークロロエチレンは、不燃性で、溶剤に使うことができるほどに安定な化合物であるため、化学品原料としての利用は難しいと考えられてきました。しかし、同グループオリジナルの「光オン・デマンド有機合成法」を用いて、それを反応活性な化合物に変換し、アルコールと反応させることによって、工業的に重要なカーボネートとクロロホルムを同時に得ることに世界で初めて成功。パークロロエチレンの新たな活用方法およびアップサイクル方法として、実用化が期待されます。

この研究成果は2020年9月、2022年1月に特許出願、それぞれ2021年9月と2023年4月の国際出願を経て、2024年1月11日に関連の学術論文がThe Journal of Organic Chemistryにweb掲載される予定とのこと。

CVSベイエリアが第3四半期決算を発表

株式会社シー・ヴイ・エス・ベイエリア(本社千葉市、泉澤摩利雄社長)が2024年2月期第3四半期決算の連結業績(2023年3月1日から11月30日)を発表しました。
http://www.cvs-bayarea.co.jp/ir/results.html

それによると、
  • 営業総収入 :56億5,800万円 (前年同期比10.4%増)
  • 営業利益  :4億4,600万円 (ー)
  • 経常利益  :4億6,400万円 (ー)
  • 四半期純利益:3億9,300万円 (ー)
でした。

決算短信によると、個人向けクリーニングは、取次拠点の減少に加え、在宅勤務の普及によるワイシャツ、スーツのクリーニング需要の減少などにより、取次件数の減少傾向は続くものの、既存顧客へのアプローチを強化し、需要の掘り起こしに向けた施策を展開するほか、マンションフロント事業との親和性も高く今後の需要拡大も見込まれるハウスクリーニングや保管サービス等の新規獲得に加え、新たな試みとして「LINE」を通じ、クリーニング対象品の集荷依頼や各種ご相談を24時間で可能とし、キャッシュレス決済にも対応したトータルクリーニングサービス「オンラインコンシェルジュ」の導入及び展開を2023年10月より開始。また2023年11月末を以てユニフォーム管理センター業務を終了したほか、バックオフィス業務の効率化を並行して進め、管理コストの削減にも努めました。
当期のクリーニング事業収入1億5,600万円(対前年同期比11.9%減)、セグメント利益3,200万円(同98.0%増)でした。

きょくとうが第3四半期決算を発表

株式会社きょくとう(本社福岡市、牧平年廣社長)が2024年2月期第3四半期の業績(2023年3月1日から11月30日)を発表しました。
http://www.cl-kyokuto.co.jp/ir/

それによると、
  • 売上高   :40億5,900円(前年同期比7.3%増)
  • 営業利益  :2億5,800万円(同182.1%増)
  • 経常利益  :3億1,700万円(同102.6%増)
  • 四半期純利益:1億8,800円(同73.2%増)
でした。

決算短信によると、コロナ禍の内向き(守り)の意識をリセットし、外向き(攻め)の意識にチェンジしていくために、再度、成長・拡大を基本方針として、新規出店や店舗リニューアルを含めた設備投資や春の衣更えシーズンに合わせた販促活動など積極的に実施。
設備投資は新規出店を9店舗(移転リニューアル3店舗含む)、既存店舗のリニューアルを16店舗実施。当第3四半期累計期間末の店舗数は、9店舗の新規出店と4店舗の閉鎖で455店舗となりました。
販促活動は、春の衣更えシーズンに合わせたサービスを提供するなど販売強化に努めました。

2024年1月10日

11月のクリーニング代支出は393円、11.3%増加

総務省統計局の「家計調査報告(二人以上の世帯)」2023年11月分がまとまりました。

11月分の結果は、全国全世帯のクリーニング代支出額は393円で、前年の353円より11.3%増加。勤労者世帯も前年より17.6%増加して、455円(前年387円)でした。

地方別では、
  • 北海道 273円(前年419円)
  • 東 北 294円(前年307円)
  • 関 東 539円(前年451円)
  • 北 陸 458円(前年295円)
  • 東 海 279円(前年377円)
  • 近 畿 400円(前年345円)
  • 中 国 211円(前年187円)
  • 四 国 218円(前年162円)
  • 九 州 256円(前年184円)
  • 沖 縄 98円(前年68円)
詳細はクリーニングオンラインのデータ集に掲載しています。
http://www.c-online.net/data/c_expense/index.html

2024年1月9日

保育園向け衣類・寝具レンタル、京王が開始

株式会社京王エージェンシー(本社東京、岡村達矢社長)は、保育園向け衣類・寝具のレンタルサブスク「かるがる登園Tefu-Tefu(てふてふ)」のサービス提供を、2024年4月1日から一部エリアで開始すると発表しました。

Tefu-Tefuは保育園生活で使用する園児の着替え・タオル・寝具などのアイテムを月額定額制ですべてレンタルできるサービス。アイテムは保育園に直接お届け・収納、使用済みのアイテムは保育園から直接回収するというもの。東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県の一部エリアで2024年4月から開始します。

洗濯・集配はポニークリーニングを運営する穂高株式会社(本社東京、松岡永髙社長)が行います。

きょくとう、福岡県の2社から48店舗譲り受け

株式会社きょくとう(本社福岡市、牧平年廣会長兼社長)は、福岡県の2社からクリーニング取次所等を譲り受けたことを発表しました。

きょくとうは2023年12月16日、株式会社ふなこし(福岡県糟屋郡新宮町、船越照子社長)、株式会社かりん(福岡県那珂川市、船越照子社長)の福岡県に分布する取次所等48店舗を譲り受けました。譲り受けた取次所等の年間合計売上高は3億円を見込んでいるとのこと。
福岡県の営業基盤を一層固めることが目的としています。

TOSEI、静岡事業所に太陽光発電

株式会社TOSEIは静岡事業所(静岡県伊豆の国市)で太陽光発電システムを活用した業務用洗濯機器、真空包装機器の生産を2024年1月9日から開始しました。

静岡事業所に導入した太陽光発電設備は、太陽光パネル680枚、総パネル面積約1,900平方メートルで、設備稼働による年間発電量は約282MWh。同事業所の消費電力の約10~15%をまかなう見込みとのこと。
また、再生可能エネルギーによる環境負荷の少ない発電を実現し、CO2排出量は年間約128t削減される見込みとしています。

2024年1月8日

沖縄・石垣市、火災でリネン交換への協力依頼

太洋リネンサプライ株式会社(沖縄県石垣市)で発生した火災の影響により、石垣市観光交流協会は観光客に最小限のリネン交換の協力を求めています。

石垣市観光交流協会はホームページに「石垣島へ来島される観光客の皆様へ協力依頼」のお知らせを掲載。 
太洋リネンサプライは、市内の多くのホテル・レストラン等の業務用のベッドシーツやタオルなどのクリーニングを請け負っています。 来島される観光客の皆様におかれましては、当面の間、ベッドシーツやタオルの交換を最小限に控えていただくことにより、宿泊施設や他のクリーニング業者の負担軽減につながりますので、ご理解とご協力の程、よろしくお願い申し上げます。
としています。

エラン、ベトナムの企業を子会社化

株式会社エラン(本社長野県松本市、峯崎友宏社長)は、ベトナムのGREEN LAUNDRY JOINT STOCK COMPANYを子会社化すると発表しました。

エランは衣類・タオルの交換サービス付きレンタルと紙おむつや日常生活用品の提供を組み合わせた複合サービス「CS(ケア・サポート)セット」を、病院の入院患者や介護施設等の利用者に提供しています。同社はさらなる成長に向けた取り組みのひとつとして「海外進出」を掲げており、今回のベトナムはインドに次ぐ2カ国目の海外投資となります。

GREEN LAUNDRYはホーチミン市を中心とする地域で大手病院向けランドリーサービスを行っているとのこと。発行済株式の100%にあたる800,000株を譲り受け、連結子会社にします。

2024年1月5日

和倉ダスキンが稼働停止、能登半島地震

株式会社ダスキン(本社大阪府吹田市、大久保裕行社長)は1月5日、「令和6年能登半島地震の影響に関するお知らせ」を発表しました。

子会社の株式会社和倉ダスキン(石川県七尾市)で建物の損壊及び設備の破損が発生し、稼働不可の状態となっているとのこと。同工場では主にモップ製造を行っていますが、商品供給については、近隣他府県工場や仮設施設にて代替対応する予定としています。

「日本クリーニング新聞」2022号発行

クリーニング業界の業界紙「日本クリーニング新聞」2024年1月5日号(第2022号)が発行されました。


今号の主な内容は、
  • 速報:産業総合展セミナー
  • 目指せ!C-1グランプリ2024〜一般枠出場受付は1/15まで
  • おもしろ店舗拝見!せり出すカウンター
  • 建基法対応・機材商社アンケート(下)
  • <新春提言>おもてなしのこころ(毛利春雄)
  • 関連団体・企業/年頭所感
  • リネンサプライ情報
  • クリーニング音頭〜30年の時を越え令和に復刻
  • 羽毛ふとん10%に加工/ダウン新技術
【日本クリーニング新聞のサイト】
http://www.nicli.co.jp/

リネン工場で連夜の火災、沖縄・石垣市

1月2日に火災があった太洋リネンサプライ株式会社(沖縄県石垣市)で、1月4日に別棟からも出火しました。琉球新報が報じています。

1月4日午前4時ごろ、通行人から「建物の中に火が見える」と119番通報がありました。燃えたのは前日とは異なる棟の北側1階部分とのこと。
2日目の火災については、工場内にあった多量の衣類やシーツ、タオルなどの消火に時間がかかり、鎮火の確認は通報から約13時間を要しました。けが人はいませんでした。八重山署と石垣市消防本部が原因の解明を急いでいるとのこと。

2024年1月3日

沖縄県石垣市、リネン工場で火災

沖縄県石垣市の太洋リネンサプライ株式会社で火災が発生しました。沖縄タイムスが伝えています。

1月2日午後10時半ごろ、太洋リネンサプライで「中で衣類らしき物が燃えている」と従業員から119番通報があったとのこと。石垣市消防本部によると同日午後11時30分現在消火活動中で、けが人や逃げ遅れの情報はないとしています。

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続報ですが、八重山毎日新聞によると、1月3日午前2時19分に鎮火しましたが、建物の2階部分が全焼、1階が半焼。火災時、工場内に人はおらず、火災の原因は、いまのところ不明。現場検証で調べていくとしています。

2024年1月2日

「ニュークリーナーズ」629号発行

全国クリーニング協議会の「ニュークリーナーズ」2023年12月25日号(第629号)が発行されました。

今号の主な内容は、
  • 令和6年年頭所感
  • <速報>外国人技能実習試行試験へ
  • 環境保全マニュアルを改定
  • 便利でお得な「メンテ」の話〜工場における省エネの努力目標
  • クリーニング業の労務管理/時間単位有給休暇制度に関して
  • 法律相談/勤務中の名札・実名表示を嫌がる店員
  • タイミー勉強会開催報告
  • クリーニング業界の変化に対応を〜新たな需要を模索し踏ん張ろう

「かなめ」468号発行

かなめ流通グループの情報紙「かなめ」2024年1月1日号(第468号)が発行されました。


今号の主な内容は、
  • 三幸社・ノンプレスフィニシャー/アフターコロナに必須!
  • 令和6年(2024年)年頭所感
  • おしゃれなPOPを作成しよう/アンドオン主催
  • 大好評の肩貼りニュースレター
  • 「靴洗い」も家庭に奪われる危機!
  • 5月28日はコインランドリーの日/日コ連が総会
  • 春の感謝キャンペーン〜全協会員以外も参加OK
【かなめ流通グループのサイト】
http://www.kaname-g.jp/

2024年1月1日

「クリーニングニュース」897号発行

全国クリーニング生活衛生同業組合連合会の「クリーニングニュース」2024年1月号(第897号)が発行されました。


今号の内容は、
  • 秋の叙勲・褒賞
  • 2024年 年頭所感
  • 【特集】クリーニング産業総合展2024
  • 第14回日繊ク協交流会議のご案内
  • 情報ファイル(クリーニング業法・施行規則が一部改正 など)
  • クリーニング師研修・業務従事者講習インフォメーション
  • 技術部会/年頭所感
  • 中央青年部会/年頭所感
  • みんなの共催広場『都道府県あるある』
  • 衣料管理情報:衣料害虫による食害
  • CLEANER'S VOICE〜読者のページ〜
  • 全ク連活動報告Diary(令和5年11月)
  • 編集後記
  • クリーニング検索ガイド
【全ク連のサイト】
http://www.zenkuren.or.jp/

謹賀新年2024

あけましておめでとうございます。

旧年中はクリーニングオンラインにアクセスしていただきありがとうございました。今年もさらに多くの価値ある情報をお伝えできたらと思っています。

クリーニングオンラインでは新年にあわせ、クリーニング業界関係の年頭所感を公開しています。
http://www.c-online.net/news/2024/nyg2024/index.html