2021年3月30日

伊勢津ドライ、民事再生法を申請

株式会社伊勢津ドライ(本社大阪府交野市、行平忠由社長)は3月29日、大阪地裁に民事再生法の適用を申請し同日、監督命令を受けたと、東京商工リサーチが伝えています。

同社は1961年創業。東京商工リサーチによると、2013年1月期は売上高18億5,700万円をあげていましたが、2020年1月期は売上高14億5,000万円に減少。2019年には大阪府中小企業再生支援協議会の支援を得て、金融機関に返済のリスケジュールを要請するなどして資金繰りを緩和していたとのこと。

こうしたなか、新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛やテレワークの浸透などを受けてクリーニング需要が激減。資金繰りもひっ迫していたが、ここにきてスポンサーのめどがついたことから、民事再生による再建に踏み切ったとしています。
負債総額は約7億5,000万円。