日本チェーンストア協会が2020年12月度の「チェーンストア販売統計」を発表しました。
http://www.jcsa.gr.jp/
会員企業数56社(店舗数10,975店)の販売データをまとめたもので、総販売額は1兆2,777億8,848万円(前年比2.7%増)でした。
概況として12月は、新型コロナウイルス感染症感染拡大による外出自粛や年末年始の行動自粛などにより内食化需要が増え食料品は好調だった。衣料品は外出自粛などにより苦戦したが、住関品の動きは良かったことから、総販売額の前年同月比(店舗調整後)はプラスとなった、としています。
衣料品を見てみると、販売金額は804億4,158万円で、前年同月比7.7%減でした。
部門別では、
紳士衣料 138億7,430万円(前年比17.2%減)
婦人衣料 170億5,257万円(前年比14.5%減)
その他衣料 494億7,364万円(前年比2.1%増)
紳士衣料は、カジュアルシャツ、トレーナー、アウター、ボトムなどはまずまずの動きだったが、スーツ、コート、セーター、スラックス、ドレスシャツ、ポロシャツなど苦戦した。
婦人衣料は、パンツ、ニット、ボトムなどはまずまずの動きだったものの、フォーマル、コート、トレーナーなどは不調に終わった。
その他衣料・洋品は、紳士・婦人リラクシングウェア、紳士・婦人・子供インナー、子供アウター、子供靴などの動きは良かったが、紳士・婦人パジャマ、子供衣料、ストッキング、靴下、靴・鞄、傘などの動きは鈍かった。