2023年11月22日

10月のチェーンストア販売、衣料品5.9%減

日本チェーンストア協会が2023年10月度の「チェーンストア販売統計」を発表しました。
http://www.jcsa.gr.jp/

会員企業数54社(店舗数10,813店)の販売データをまとめたもので、総販売額は1兆1,390億2,067万円(前年比3.3%増)でした。
概況として10月は、食料品は節約志向は変わらず買い控えが続いているが、農産品が相場高の影響もあり好調に推移し、食料品全体では店頭価格の上昇もあり売上は好調だった。衣料品は高気温の影響から秋・冬物商品の動きが鈍かったが、住関品はまずまずの動きだったこともあり、総販売額の前年同月比(店舗調整後)はプラスとなった、としています。

衣料品を見てみると、販売金額は627億3,184万円で、前年同月比5.9%減でした。
部門別では、
紳士衣料  106億8,786万円(前年比9.2%減)
婦人衣料  158億4,784万円(前年比5.6%減)
その他衣料 361億9,614万円(前年比5.1%減)

紳士衣料は、ジャケット、半袖カッターシャツ、長袖ドレスシャツ、カジュアルパンツ、ボトムなどはまずまずの動きだったが、コート、ビジネススーツ、トレーナー、アウターなどは苦戦した。

婦人衣料は、フォーマル、シャツ・ブラウス、ニット、ボトムなどはまずまずの動きだったが、ジャケット、カットソーなどの動きは鈍かった。

その他衣料・洋品は、紳士パジャマ、紳士・婦人インナー、子供帽子、スニーカー、紳士バッグなどはまずまずの動きだったが、紳士リラクシングパンツ、婦人パジャマ、婦人ブランド下着、スクール衣料、男児・女児カジュアルウェア、ベビー用品、マフラー・ストールなどの動きは鈍かった。