2021年12月21日

11月のチェーンストア販売、衣料品1.2%増

日本チェーンストア協会が2021年11月度の「チェーンストア販売統計」を発表しました。
http://www.jcsa.gr.jp/

会員企業数56社(店舗数11,882店)の販売データをまとめたもので、総販売額は1兆868億4,390万円(前年比2.8%増)でした。
概況として11月は、新型コロナウイルス感染症の感染者数減少により行動自粛が解除されたこともあり内食化需要は減少傾向にあるものの、食料品は惣菜などの動きが良かった。衣料品は気温の低下とともに季節商品の一部に動きが見られ、住関品もまずまずの動きだったことから、総販売額の前年同月比(店舗調整後)はプラスとなった、としています。

衣料品を見てみると、販売金額は638億535万円で、前年同月比1.2%増でした。
部門別では、
紳士衣料  128億4,867万円(前年比4.6%増)
婦人衣料  170億1,084万円(前年比5.6%増)
その他衣料 339億4,584万円(前年比2.0%減)

紳士衣料は、カジュアルパンツ、アウターなどはまずまずの動きだったが、スーツ、コート、ジャケット、スラックス、カジュアルシャツ、トレーナー、ポロシャツなどは苦戦した。

婦人衣料は、フォーマル、ジャケット、カジュアルパンツ、ニット、アウター、ボトム、カットソーなどはまずまずの動きだったが、コート、ブラウスなどの動きは鈍かった。

その他衣料・洋品は、紳士・婦人パジャマ、紳士・婦人リラクシング、紳士・婦人インナー、スクール衣料、婦人ハイソックス、手袋、帽子などはまずまずの動きだったものの、ネクタイ、子供衣料、子供パンツ、ファッションマスク、レイングッズなどは苦戦した。