日本チェーンストア協会が2021年10月度の「チェーンストア販売統計」を発表しました。
http://www.jcsa.gr.jp/
会員企業数56社(店舗数11,859店)の販売データをまとめたもので、総販売額は1兆884億1,974万円(前年比3.7%増)でした。
概況として10月は、緊急事態宣言、まん延防止等重点措置が解除され、行動自粛などが緩和され内食化需要は減少傾向にあるものの、食料品の動きは良かった。衣料品は前半の気温高の影響もあり季節商品が苦戦し不調、住関品はまずまずの動きだったことから、総販売額の前年同月比(店舗調整後)はプラスとなった、としています。
衣料品を見てみると、販売金額は614億696万円で、前年同月比6.6%減でした。
部門別では、
紳士衣料 106億9,539万円(前年比6.0%減)
婦人衣料 154億7,357万円(前年比6.5%減)
その他衣料 352億3,800万円(前年比6.8%減)
紳士衣料は、スーツ、フォーマル、ジャケット、カジュアルパンツ、ポロシャツなどはまずまずの動きだったが、ブルゾン、コート、カジュアルシャツ、トレーナーなどは苦戦した。
婦人衣料は、ボトム、レギンスパンツなどはまずまずの動きだったが、スラックス、セーター、シャツ・ブラウス、ドレス、カットソー、アウターなどは不調に終わった。
その他衣料・洋品は、紳士パジャマ、紳士・婦人リラクシング、婦人インナー、スクール衣料、女児パジャマ、女児パンツ、婦人靴下、スニーカー、帽子などはまずまずの動きだったものの、紳士インナー、婦人下着、子供ボトム、ベビー肌着、ストッキング・タイツ、傘などの動きは鈍かった。