日本チェーンストア協会が2023年11月度の「チェーンストア販売統計」を発表しました。
http://www.jcsa.gr.jp/
会員企業数54社(店舗数10,822店)の販売データをまとめたもので、総販売額は1兆1,286億6,897万円(前年比3.7%増)でした。
概況として11月は、食料品は節約志向から買い控えの傾向が続いている中、農産品が相場高の影響から堅調に推移し、食料品全体では店頭価格の上昇もあり売上は良かった。衣料品は気温の低下ともに季節商品が動き始め、住関品はまずまずの動きだったこともあり、総販売額の前年同月比(店舗調整後)はプラスとなった、としています。
衣料品を見てみると、販売金額は630億3,006万円で、前年同月比3.5%増でした。
部門別では、
紳士衣料 121億9,755万円(前年比0.1%増)
婦人衣料 164億222万円(前年比2.7%増)
その他衣料 344億3,029万円(前年比5.2%増)
紳士衣料は、スーツ、セットアップ、ジャケット、コート、スラックス、カットソー、ボトムなどはまずまずの動きだったが、アウターなどの動きは鈍かった。
婦人衣料は、ビジネスフォーマル、ワイドパンツ、シャツブラウスなどはまずまずの動きだったが、セーター、カットソー、アウターなどの動きは鈍かった。
その他衣料・洋品は、紳士・婦人インナー、紳士・婦人パジャマ、紳士ルームウェア、スクール衣料、ベビーインナー、婦人レッグタイツ、スニーカー、靴、鞄などの動きは良かったものの、婦人ブランド下着、男児・女児カジュアルウェア、ひざ掛け、傘などの動きは鈍かった。