日本チェーンストア協会が4月度の「チェーンストア販売統計」を発表しました。
http://www.jcsa.gr.jp/
会員企業数57社
(店舗数7,758店)の販売データをまとめたもので、概況としては、4月の上旬から中旬にかけて全国的に気温が低く、3日から5日には発達した低気圧が春の嵐として全国各地で猛威を振るうなど天候の影響を受け、2カ月連続のマイナスとなった、と分析しています。
衣料品を見てみると、販売金額は1,097億2,729万円で、前年同月0.9%の増加でした。
部門別では、
紳士衣料 214億8,865万円(前年比4.2%増)
婦人衣料 344億1,086万円(前年比7.4%増)
その他衣料 538億2,778万円(前年比4.0%減)
紳士衣料は、月前半は気温が低く、春物商品は不振が続いた。カッターシャツ、スラックス、シャツ、カットソーは好調だが、スーツ、ジャケットは伸びなかった。
婦人衣料は、入学、入社関連でスーツの需要があり好調。カットソー、ブラウスの動向が良かった。下旬に気温が上がると、春物商品に加えて夏物商品が伸びを見せ、シャツ、スカートが伸長した。
その他衣料・洋品は、機能性肌着は、4月下旬の気温上昇の影響で涼感性のものが好調であった。昨年の震災後に需要が高まったベビー用品は、反動により不調。スクール関連の商品は動きが良かった。