2014年4月9日

ホテル・旅館の倒産動向、帝国データバンク

株式会社帝国データバンクは、ホテル・旅館経営業者の倒産動向調査を発表しました。
http://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p140405.html

2013年度に倒産(負債1000万円以上、法的整理)した、ホテル・旅館経営業者について集計・分析、負債額や地域別などに結果をまとめたもので、全国の倒産件数は95件。7年ぶりに100件を割り込みましたが、依然として高水準で推移しています。

負債額別に倒産件数の構成比を見ると、小規模倒産の増加が顕著で、倒産企業の3社に1社が負債1億円未満。慢性的な売上減少から運転資金にも事欠き、集客力にも劣る事業者が事業継続を断念するケースが多く、小規模倒産の増加に拍車をかけているとしています。

地域別では東北、関東、近畿、中国で前年より件数が増加したほか、中部は前年より減少したものの件数では22件と最も多くなっています。

また2008年以降の倒産の4割を、前回の東京五輪(1964年)以前から営業を行っていた、業歴50年以上の老舗企業が占めています。