国際宇宙ステーション(ISS)では現在、洗濯ができないため、乗組員1人当たり年間約73キロの洗濯物が発生。宇宙での洗濯の主な課題としては、洗剤成分の安全性とNASAの生命維持システムとの互換性、洗浄に使える水の量、洗浄に使った水を飲用水に戻す必要性などがあるとのこと。P&Gは、これらの課題に対処するため、完全に分解可能な洗剤を開発。
2022年にISSに同社の衣料用洗剤ブランド「Tide」の水を使わない洗剤や、新たに開発した洗剤を送って微小重力条件下での洗浄成分の安定性などをテストするとしています。
またISSでのテストに加え、NASAとP&Gは月と火星でのミッションのための、洗浄と乾燥を可能にするユニットの開発も検討しているそうです。