日本チェーンストア協会が2021年8月度の「チェーンストア販売統計」を発表しました。
http://www.jcsa.gr.jp/
会員企業数56社(店舗数11,850店)の販売データをまとめたもので、総販売額は1兆1,255億1,811万円(前年比0.1%減)でした。
概況として8月は、緊急事態宣言、まん延防止重点措置の発令により、帰省などの行動自粛により内食化需要が続いた。食料品は農産品が相場の安値傾向などもあり苦戦したものの、他の部門が堅調に推移した。衣料品、住関品は天候不順などの影響もあり苦戦したことから、総販売額の前年同月比(店舗調整後)はマイナスとなった、としています。
衣料品を見てみると、販売金額は453億6,957万円で、前年同月比18.8%減でした。
部門別では、
紳士衣料 72億6,704万円(前年比15.9%減)
婦人衣料 109億6,903万円(前年比16.9%減)
その他衣料 271億3,350万円(前年比20.2%減)
紳士衣料は、スーツ、ドレスシャツ、ポロシャツ、ショートパンツなどはまずまずの動きだったが、ジャケット、半袖ワイシャツ、カジュアルシャツ、Tシャツなどの動きは鈍かった。
婦人衣料は、ブラウス、カジュアルシャツなどはまずまずの動きだったが、ジャケット、スカート、スラックス、ワンピース、カットソーなどの動きは鈍かった。
その他衣料・洋品は、婦人パジャマ、紳士リラクシング、スクール衣料、子供秋物アウター、女児ハーフパンツ、紳士装飾品、レイングッズ、日傘などはまずまずの動きだったものの、紳士肌着、婦人・子供浴衣、子供甚平、女児ワンピース、紳士・婦人水着、帽子などは苦戦した。