リネンサプライ業界に特化したマーケティングレポートで、市場規模の考察や分野別の市場環境、主要企業の戦略等についてレポート。
市場概況としては、
2021年度の国内リネンサプライ市場規模(事業者売上高ベース)は、前年度比101.1%の3,971億円とプラスに転じた。2021年以降もコロナ禍の影響が続き、リネンサプライ市場は過去に類を見ない厳しい状況に置かれた。ただ、ワクチン接種の広がりや感染予防の徹底などで、徐々に新規感染者数が減少し、2021年後半以降から外出自粛の緩和や「Go To キャンペーン」などの施策によりコロナ禍前の生活に戻りつつある状況にまでなった。しかし2022年に入り、オミクロン株の感染が拡大したことで、再びまん延防止の措置が取られるなど厳しい局面を迎えた。その後は徐々に新規感染者数が落ち着き、5月の大型連休を3年ぶりに行動制限のない連休として迎えることになり、観光地を中心に、にぎわいを見せた。この影響で各分野での回復が期待されている。
このような中で、ホテルリネンの回復が大きく影響すると考えられるため、2022年度の国内リネンサプライ市場規模は、前年度比105.0%の4,170億円とプラスで推移すると予測。
またリネン類においては「衛生管理」が大きくクローズアップされており、今後は衛生管理における様々なニーズに対応する商品やサービスがより求められてくるとしています。