2022年12月25日

11月のチェーンストア販売、衣料品4.4%減

日本チェーンストア協会が2022年11月度の「チェーンストア販売統計」を発表しました。
http://www.jcsa.gr.jp/

会員企業数56社(店舗数10,662店)の販売データをまとめたもので、総販売額は1兆933億3,049万円(前年比0.8%増)でした。
概況として11月は、新型コロナウイルス感染症の感染再拡大が続く中、外出、外食の機会が増えたことにより内食化需要の減少傾向が見られたものの、店頭価格の上昇から食料品は昨年同月比では堅調に推移した。衣料品は比較的気温が高かったことから季節商品の動きが鈍く、住関品は旅行・行楽需要関連商品などの動きが良かったこともあり、総販売額の前年同月比(店舗調整後)はプラスとなった、としています。

衣料品を見てみると、販売金額は608億9,933万円で、前年同月比4.4%減でした。
部門別では、
紳士衣料  121億8,473万円(前年比10.4%減)
婦人衣料  159億7,830万円(前年比5.6%減)
その他衣料 327億3,630万円(前年比3.6%減)

紳士衣料は、スーツ、ニット、カジュアルシャツなどまずまずの動きだったが、セーター、アウターなどは苦戦した。

婦人衣料は、フォーマル、コート、ニット、レギンズパンツなどはまずまずの動きだったが、セーター、ウォッシャブルダウン、ボトムスなどの動きは鈍かった。

その他衣料・洋品は、女児ワンピース、紳士・婦人バッグ、紳士靴、スカーフ、ウォーキングシューズなどはまずまずの動きだったが、紳士・婦人リラクシング、紳士・婦人パジャマ、紳士・婦人インナー、男児トレーナー、ひざ掛け、手袋、帽子、ストッキング・タイツなどの動きは鈍かった。