2023年6月30日

支援金給付の経費に疑問の声、宮城県

燃料費高騰の影響を受けるクリーニング店や銭湯に支援金を給付する宮城県の事業で、総額1,500万円を配るための委託費が500万円に上るのは無駄だと、県議会で疑問の声が上がりました。河北新報が伝えています。

この事業は、宮城県内のクリーニング店288カ所に一律5万円、一般公衆浴場6カ所に同10万円を給付するもの。予算総額2,000万円のうち、500万円が委託先の県生活衛生営業指導センターに支払われる予定。昨年度も同種の補助事業でセンターに業務を委託し、人件費などに約500万円かかったため、今回も同額を予算化したとのこと。

県議会予算特別委員会の環境福祉分科会で、議員の1人は「わざわざ外部に委託しなければできないことなのか」と指摘。外部委託が常態化する県事業の在り方に苦言を呈したとしています。