■岩手めんこいテレビ:原油高騰で悲鳴 企業や農林水産業者に支援も
盛岡市の「はやしクリーニング」ではアイロンで使う蒸気を作るために1日約12Lの灯油を消費。しかし原油価格の高騰によって10月の灯油の価格は前の月と比べて約10%値上がりした。さらにドライクリーニングで使う石油系の溶剤やハンガー、包装用シートなども石油製品で、今後、値上げが予想されているという。林伸介社長「業務の7割から8割は(原油の高騰の)影響を受けるので、かなり厳しい」。
■鹿児島読売テレビ:原油価格の高騰続くクリーニング店にも打撃
1日に約100人が訪れるというこちらのクリーニング店。頭を悩ませていた。白晴舎の木村和行代表は「ハンガーで15パーセント値があがっている。すごく痛い。これがないと商売ができないので」と話す。石油製品であるハンガー。1日に500本以上使うというが、原油価格の高騰を受け、今年9月ごろと比べ約15パーセント仕入れ値が上がっているという。木村代表は「値が上がるとどんどん材料費、原価があがっていくので、すごくきつい」と話した。
世界的な原油価格高騰の波が、燃料油でボイラー関係のエネルギーを賄う石垣市内のクリーニング店を直撃している。1L当たりの仕入れ価格は2020年5月と比べて約2倍に上昇。洗剤や輸送費などの物価も上がる中、コロナ禍で落ちた消費マインドの二重苦が経営を圧迫。経営者は本格的な冬の到来を前に「お客さんとの信頼関係もあるので、価格高騰分を簡単にクリーニング料金へ転嫁はできない」と耐え忍ぼうと必死だ。