■NHK:原油価格の高止まり クリーニング店は経営圧迫への懸念
鳥取市内などに店舗を展開するクリーニング店の工場では、ボイラーの燃料に重油が使われているほか、洗濯に使う溶剤やハンガーなど、さまざまなものに石油製品が使われています。しかし、原油価格の高止まりで重油のコストは、ことし春ごろに比べおよそ1.5倍に増えているということです。溶剤の価格も徐々に値上がりしているほか、ハンガーなども仕入れ先から12月以降値上がりが始まる可能性があると連絡があったということです。 福喜屋クリーニング・平木智之さん「これ以上値上がりすれば、クリーニングの料金も上げていかないといけない状況だが、そんな簡単に上げられない。原油価格が安くなるような対策をしていただければありがたい」
■新潟テレビ21:灯油”高止まり”…クリーニング店葛藤
新潟市中央区の老舗クリーニング店では原油が材料になっているビニールカバーの仕入れ値がおよそ8%も上昇しました。さらに光熱費も。アイロンの蒸気を出すボイラーなどの燃料は都市ガスですが、石油高騰に伴う公共料金の値上げを危惧しています。すぐに価格に転嫁するわけにいかず葛藤が続いています。新型コロナで業界全体が低迷する中での原油高。国や県に対しては末端まで届く支援を求めています。
■熊本放送:クリーニング店にも原油高騰の影響が「自分たちの努力で頑張る」
アイロンやプレス機で使う蒸気は、ボイラーで作られるため、燃料費の高騰が直撃しています。また、こんなものにも影響が。それがサービス品の、ハンガーやビニール袋。さらには、衣類を洗う洗浄液まで。全てが石油製品です。そこで、このクリーニング店では料金の値上げに踏み切る前に、こんな「働き方改革」に取り組んでいます。「集中して機械を使って処理する」客の少ない早朝に、蒸気を使う作業をまとめることで、燃料の使用を少しでも抑えようとしています。