日清医療食品株式会社が「メラミン」混入の疑いがある菓子を病院や老人保健施設、特別養護老人ホームなどで提供していたというニュースが大きく取り上げられています。問題になっているのは、丸大食品株式会社から仕入れた菓子「クリームパンダ」。全国で約30万個を納めていたようです。
【朝日新聞の記事】
http://www.asahi.com/national/update/0921/TKY200809210116.html
日清医療食品株式会社は、三笠フーズ株式会社から転売された汚染米(中国産もち米)を提供していたとして問題になったばかりでした。
【読売新聞の記事】
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20080912-OYT8T00260.htm
今回の問題について同社サイトのトップページで
・業務用「クリームパンダ」の使用中止と回収について
・非食用米の不正転売による汚染米混入の件についてのお詫びとご報告
といった文章を掲載して説明しています。
今回は仕入れ先の問題ともいえますが、このような場合、購入した企業の責務としては事実が判明したらすぐに公表し,早急に商品を回収することが重要となります。
日清医療食品は、病院リネン最大手のワタキューセイモア株式会社の関連会社です。ワタキューグループはリネンサプライをはじめ、薬局、給食、売店、人材、経営、コンサルティングなど、ヘルスケアに関するサービスを複合的に提供しており、その中の日清医療食品はヘルスケアフードサービス分野では2位以下を大きく引き離してトップシェアを確保しています。
ちなみに、この問題が発覚する直前、ジャスコでクリームパンダを見かけ、あまりのネーミングと形状に、つい買おうかと手を伸ばしかけましたが、結局買わずじまい。良かったのか、悪かったのか。