2014年8月26日

中国、無免許クリーニング工場の現状

中国・大連市のクリーニング工場が、洗剤ではなく禁止されている苛性ソーダなどで洗濯する現状を中国中央電視台が報じたと、新華ニュースが伝えています。
http://www.xinhuaxia.jp/social/44777

それによると、無免許のクリーニング工場の粗末な洗濯場では、汚水が溢れ、汚いものがそのまま洗濯機に入れられ、半自動洗濯機が1回だけ回転して、濯ぎ洗いされることなく脱水機に。水洗いされた衣類などはそのまま乾燥機に入れられ、乾燥機の側の地面に作業員が座り、乾燥された衣類を整理していたという。

無免許のクリーニング工場は、オキシフルや苛性ソーダなど禁止されている原料を使ったり、自ら洗剤を調合したりするため、適切なすすぎ洗いや中和をしなければ、それら危険な物質が残留し、皮膚のかゆみや湿疹、ひいてはアレルギーを引き起こす可能性があるとしています。

また病院用のものも民間用のものも区別せず、一緒に洗濯されることも調査によって明るみに出たとのこと。