三菱レイヨン株式会社と三浦工業株式会社は、排水再利用パッケージ装置を共同開発して、2015年4月から本格販売を開始すると発表しました。
http://www.mrc.co.jp/press/detail/pdf/20150209212256.pdf
排水再利用パッケージ装置は、MBR(膜分離活性汚泥法)膜に加えてRO(逆浸透)膜を搭載しており、既存排水処理設備に設置することで、再利用対象排水の約70%を良質な水に処理して、製造工程などに再利用可能とするもの。
三菱レイヨンが新しいMBR膜として開発した「低水深対応薄型モジュール」と三浦工業の装置パッケージ技術を融合させ、従来の排水再利用装置に比べて設置面積を50%削減するとともに、運転の安定化(目詰まり低減の膜構造と自動洗浄、水温水質の影響を受けにくい流量フィードバック制御の採用)、パッケージ化による工事期間の大幅な短縮、さらには競争力のある価格を実現したとのこと。
すでに神奈川県川崎市のリネン工場に1号機を納入しており、2017年度の販売目標は50〜100台としています。