2020年9月26日

8月のチェーンストア販売、衣料品16.3%減

日本チェーンストア協会が2020年8月度の「チェーンストア販売統計」を発表しました。
http://www.jcsa.gr.jp/

会員企業数56社(店舗数10,855店)の販売データをまとめたもので、総販売額は1兆1,201億7,464万円(前年比3.3%増)でした。
概況として8月は、新型コロナウイルス感染症の感染対策としてのテレワークなどによる内食化需要や農産品の相場高などから食料品は好調だった。衣料品は外出自粛や祭事等の中止が多くその影響を受け苦戦したが、住関品は巣ごもり需要もありまずまずの動きだったことから、総販売額の前年同月比(店舗調整後)はプラスとなった、としています。

衣料品を見てみると、販売金額は568億6,598万円で、前年同月比16.3%減でした。
部門別では、
紳士衣料  88億3,329万円(前年比19.2%減)
婦人衣料  134億7,806万円(前年比22.0%減)
その他衣料 345億5,463万円(前年比13.0%減)

紳士衣料は、カジュアルパンツ、カジュアルシャツなどはまずまずの動きだったが、スーツ、ジャケット、スラックス、ドレスシャツ、ショートパンツなどは苦戦した。

婦人衣料は、カジュアルカットレングス、Tシャツなどはまずまずの動きだったが、フォーマル、スラックス、トップス、ボトム、長袖Tシャツなどカットソーは不調に終わった。

その他衣料・洋品は、紳士・婦人ホームウェア、女児ロングパンツ、子供服、UV関連商品、ネッククーラーなどはまずまずの動きだったものの、紳士・婦人パジャマ、紳士・婦人・子供水着、浴衣、ベビー服、ストッキング、靴下、紳士靴・鞄、婦人バッグ、傘などの動きは鈍かった。