2020年11月26日

10月のチェーンストア販売、衣料品4.0%増

日本チェーンストア協会が2020年10月度の「チェーンストア販売統計」を発表しました。
http://www.jcsa.gr.jp/

会員企業数56社(店舗数10,871店)の販売データをまとめたもので、総販売額は1兆486億5,826万円(前年比2.8%増)でした。
概況として10月は、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止対策の一つであるテレワークなどによる内食化需要などもあり食料品は引き続き好調だった。衣料品はビジネス関連商品の動きが鈍いがその他の商品は気温の低下とともに動き始め、住関品もまずまずの動きだったことから、総販売額の前年同月比(店舗調整後)はプラスとなった、としています。

衣料品を見てみると、販売金額は693億1,433万円で、前年同月比4.0%増でした。
部門別では、
紳士衣料  121億2,999万円(前年比1.8%減)
婦人衣料  174億8,500万円(前年比3.3%減)
その他衣料 396億9,934万円(前年比9.6%増)

紳士衣料は、紳士衣料は、セーター、ベスト、トレーナー、ポロシャツなどはまずまずの動きだったが、スーツ、ジャケット、スラックス、ドレスシャツ、アウターなどの動きは鈍かった。

婦人衣料は、コート、セーター、ニット、トレーナー、カジュアルパンツ、レギンズパンツなどはまずまずの動きだったものの、フォーマル、スーツ、ボトムなどは不調に終わった。

その他衣料・洋品は、紳士・婦人パジャマ、紳士・婦人・子供肌着、紳士・婦人リラクシングウェア、男児・女児ロングパンツ、子供服、子供靴下、ベビー服、帽子、ハンカチなどの動きは良かったが、子供秋物Tシャツ、ストッキング、靴下、靴・鞄、服飾小物、傘などの動きは鈍かった。