日本チェーンストア協会が2021年3月度の「チェーンストア販売統計」を発表しました。
http://www.jcsa.gr.jp/
会員企業数56社(店舗数11,789店)の販売データをまとめたもので、総販売額は1兆906億3,639万円(前年1.3%増)でした。
概況として3月は、昨年の外出自粛要請や休校による内食消費急増の反動の影響を受ける中、食料品では惣菜が堅調に推移し、衣料品は春物商材に一部動きが見られ、住関品もまずまずの動きだったことから、総販売額の前年同月比(店舗調整後)はプラスとなった、としています。
衣料品を見てみると、販売金額は720億2,755万円で、前年同月比6.7%増でした。
部門別では、
紳士衣料 115億1,979万円(前年比5.9%増)
婦人衣料 183億5,069万円(前年比12.3%増)
その他衣料 421億5,707万円(前年比4.7%増)
紳士衣料は、カジュアルパンツ、カジュアルシャツ、トレーナー、ポロシャツ、Tシャツなどはまずまずの動きだったものの、スーツ、ジャケット、スラックス、ドレスシャツ、ブルゾンなどは苦戦した。
婦人衣料は、カジュアルパンツ、カットソー、Tシャツ、ボトムなどはまずまずの動きだったが、フォーマル、春物ジャケット、スーツ、アウターなどの動きは鈍かった。
その他衣料・洋品は、婦人リラクシングウェア、紳士・婦人パジャマ、婦人・子供インナー、子供服、スクール用品、婦人帽子、スニーカーなどの動きは良かったが、紳士リラクシングウェア、紳士インナー、子供長袖トレーナー、ストッキング・タイツ、紳士ネクタイ、紳士・婦人靴、婦人バッグ、手袋などは苦戦した。