日本チェーンストア協会が2022年9月度の「チェーンストア販売統計」を発表しました。
http://www.jcsa.gr.jp/
会員企業数56社(店舗数10,733店)の販売データをまとめたもので、総販売額は1兆427億9,435万円(前年比1.1%増)でした。
概況として9月は、新型コロナウイルス感染症の感染は下げ止まり傾向の中、旅行などの外出機会の増加により昨年の内食化需要の反動から食料品は苦戦。衣料品は天候不順の影響も受けたが外出需要などにより動きは良く、住関品も旅行・行楽需要関連商品などの動きが良かったことから、総販売額の前年同月比(店舗調整後)はプラスとなった、としています。
衣料品を見てみると、販売金額は476億6,574万円で、前年同月比7.1%増でした。
部門別では、
紳士衣料 73億4,435万円(前年比4.7%増)
婦人衣料 125億2,999万円(前年比4.6%増)
その他衣料 277億9,140万円(前年比8.9%増)
紳士衣料は、スーツ、セットアップ、フォーマル、スラックス、長袖ドレスシャツ、カットソーなどの動きは良かったが、カジュアルパンツ、ポロシャツなどの動きは鈍かった。
婦人衣料は、スーツ、フォーマル、ジャケット、スカート、パンツ、カーディガン、シャツワンピース、レギンスパンツなどの動きは良かったものの、シャツ・ブラウス、カジュアルシャツ、アウター、カットソーなどの動きは鈍かった。
その他衣料・洋品は、紳士肌着、スクール衣料、ネクタイ、婦人靴下、婦人バッグ、帽子、レイングッズなどの動きは良かったが、紳士・婦人リラクシング、紳士・婦人パジャマ、婦人肌着、子供用衣料、ベビー用品、子供靴などの動きは鈍かった。