2024年6月3日

JIS L0001洗濯表示、8月に一部改正

JIS L 0001「繊維製品の取扱いに関する表示記号及びその表示方法」の一部が2024年8月20日に改正される予定です。
https://www.cao.go.jp/consumer/iinkai/2024/433/doc/20240513_shiryou1-5.pdf

今回の改正は、2023年12月に改正された国際規格ISO3758(繊維製品等に表示されるケアラベル)と整合させることが目的。
主な改正点は次のとおり。

記号追加
・液温は、30°Cを限度とし、 手洗いによる洗濯処理ができる。
・底面温度120°Cを限度として、スチームなしでアイロン仕上げ処理ができる。 - スチームアイロンは不可逆的な損傷を引き起こす可能性がある。

意味の変更
・底面温度200°C210°Cを限度としてアイロン仕上げ処理ができる。
・底面温度150°C160°Cを限度としてアイロン仕上げ処理ができる。
・底面温度110°C120°Cを限度としてスチームなしでアイロン仕上げ処理ができる。

記号微修正
・手洗いによる洗濯処理の「手の形状」の微修正
・禁止記号「×」の位置の微修正

意味の追加
・パークロロエチレン又はジブトキシメタン(沸点182.5°C、引火点62°C) 若しくは記号Fの欄に規定の溶剤でのドライクリーニング処理ができる。
- 通常の処理
・石油系溶剤(蒸留温度150°C〜210°C、引火点38°C〜70°C)又はデカメチルペンタシクロシロキサン(沸点210°C、引火点77°C)でのドライクリーニング処理ができる。
 - 通常の処理