2009年9月3日

汚れにあわせ自動運転、パナソニック

業務用ではなく家庭用洗濯機の話ですが、パナソニック株式会社(本社門真市、大坪文雄社長)が「エコナビ」を搭載したななめドラム洗濯乾燥機(洗濯9.0kg/乾燥6.0kg)を新発売します。
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn090901-2/jn090901-2.html

業界初の「エコナビ」は「布量センサー」「泥汚れセンサー」「汗汚れセンサー」で構成されており、洗濯工程で、衣類量・汚れの程度に合わせて無駄のない省エネ運転を行います。その機能は次の通り。

(1)布量センサー
 衣類の量を検知して、洗濯時間、水位、消費電力量を決定。

(2)泥汚れセンサー(光センサー)
 一対の発光素子と受光素子で構成された「泥汚れセンサー」を、洗浄液の通り道に設置。洗浄液のにごり具合を検知し、にごりが少ない場合は、汚れが少ないと判定。

(3)汗汚れセンサー(電極センサー)
 衣類から洗浄液に染み出す電気を帯びたイオン性の汚れにより、電極間を電流が通りやすくなる特性を利用して汚れ具合を検知。電流が通りにくい場合は汚れが少ないと判定。

これにより、衣類の量や汚れの程度に合わせて、洗濯時、最大約10%省エネ・約7%節水を実現するそうです。

あわせて、2つの強力な水流により、短時間で洗剤液を繊維の中まで浸透させる「Wジェットダンシング洗浄」、ヒートポンプユニットの仕様や循環ファンの形状を見直し、さらに効率よく除湿運転することで、消費電力量を削減できる「高効率エコ乾燥システム」の搭載で省エネ・節水を実現しました。