2009年11月20日

10月の百貨店売上、衣料品13.6%減

日本百貨店協会が10月の「全国百貨店売上高」を発表しました。
http://www.depart.or.jp/

調査対象百貨店86社270店のデータをまとめたもので、売上高総額は約5,135億円、前年同月比で10.5%の減少でした。20カ月連続で前年同月比マイナスとなりました。
10月の売上の特徴としては、
前年に比べて土曜日が一日増加したこと、エコポイント制度の効果から家電が二桁増(11.3%)となったこと、正月おせちの早期受注が好調に推移したことなどプラス要素が見られた一方、ブランド衣料や特選雑貨などの苦戦で客単価が下落していること、改装工事による売場減少や前年の大型催事の反動減など特殊要因を抱える店があること等のマイナス要素が重なり、前月に比べ売上減少幅を広げる結果となった。なお、台風上陸の該当地区(関東・中部・東北)では、その影響を2%前後の押下げ要因と見ている。
と分析しています。

衣料品を見てみると、売上高は1,991億1,389万2千円で、前年同月比13.6%減でした。衣料品は28カ月連続でマイナスとなりました。
商品別では、
  • 紳士服・洋品  400億2,753万6千円(前年比13.8%減)
  • 婦人服・洋品 1,307億1,800万1千円(前年比13.5%減)
  • 子供服・洋品  125億5,627万2千円(前年比15.5%減)
  • その他衣料品  158億1,208万3千円(前年比11.9%減)
となっています。