日本チェーンストア協会が10月度の「チェーンストア販売統計」を発表しました。
http://www.jcsa.gr.jp/
会 員企業数70社(店舗数8,221店)の販売データをまとめたもので、概況としては、2つの台風の影響により降水量が多く、また、気温は変動が大きく月初と下旬に高かった。売上は雇用・所得環境が厳しいこと及び生活者の先行不安感を背景とする生活防衛意識の高まりや低価格指向から苦戦し、総販売額の前年同月比(店舗調整後)は11ヵ月連続のマイナスとなった、 と分析しています。
衣料品を見てみると、販売金額は1,118億7,946万円で、前年同月比8.8%の減少。前月比は19.2%増でした。
部門別では、
紳士衣料 220億1,152万円(前年比8.5%減)
婦人衣料 329億6,109万円(前年比13.6%減)
その他衣料 569億685万円(前年比5.8%減)
紳士衣料は、ジャケット、ワンマイルウェアは好調だが、ドレスシャツ、スーツ、ブルゾンは不調。
婦人衣料は、セーター、カーディガンは好調だが、Tシャツ、パンツは不調。
その他衣料・洋品は、インナーは機能性を中心に好調だが、婦人靴下、子供用男児衣料、紳士靴は不調。雨の日が多くレイングッズの動きは良かった。
ちなみにワンマイルウェアとは、家から1マイル(約1.6キロ)ぐらいの範囲で着る服。ホームウエアとタウンウエアとの中間的な服のこと。[デジタル大辞泉より]