2009年11月19日

油分含んだタオルが発火と断定

今年1月11日のブログで、昨年末に福島県いわき市の高齢者介護施設で2人が死亡、3人が重軽傷を負った火災について掲載しました。タオルが自然発火した可能性を含め、原因を調べているということでしたが、いわき市消防本部は11月17日、マッサージ用オイルが染み込んだタオルを乾燥機で乾かして保管した結果、熱をもって自然発火したのが原因と正式に発表しました。毎日新聞が報じています。
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20091118ddlk07040121000c.html

この火災では、アロマオイルを使用したマッサージで使われたタオルが自然発火したのではないかということが当初から有力視されていましたが、いわき市消防本部は消防大学校に依頼した分析により断定しました。
それによると、同施設で使用していたオイルは60度以上に置くと、油分から発生する「酸化熱」で発火することが確認されたそうです。同施設はタオルを70度で乾燥させ、十分冷えないままに十数枚畳んでリネン室に置いたため、発火したとみられるとしています。