2011年12月9日

ホテル・旅館の倒産、過去最悪ペースで推移

株式会社帝国データバンクによると、2011年のホテル・旅館の倒産件数は過去最悪ペースで推移していることがわかりました。3月に発生した東日本大震災と福島第一原発事故の影響で国内・外の観光客が激減し、ホテル・旅館業界は大打撃を受けたとしています。
http://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p111203.html

同社の「ホテル・旅館の倒産動向調査」によると2011年1月から11月までのホテル・旅館の倒産は119件。負債総額は959億2,500万円。うち震災関連倒産は21件、256億9,900万円で倒産件数を押し上げる要因となっています。

特に大震災の影響で国内外からのキャンセルが相次いだことが追い打ちになり、4月は16件、5月は20件と2カ月連続で単月件数の過去最高を更新しました。
このままのペースで推移すると、通年で過去最悪となった2008年の上回る可能性が高いとしています。