日本チェーンストア協会が5月度の「チェーンストア販売統計」を発表しました。
http://www.jcsa.gr.jp/
会員企業数57社
(店舗数7,784店)の販売データをまとめたもので、概況としては、ゴールデンウィーク後半が悪天候であったこと、また中旬以降は全国的に気温が低かったこと、休日が2日少なかったことが影響し、販売総額は3カ月連続のマイナスになった、と分析しています。
衣料品を見てみると、販売金額は1,141億6,001万円で、前年同月1.1%の減少でした。
部門別では、
紳士衣料 224億1,722万円(前年比1.2%増)
婦人衣料 352億6,389万円(前年比4.3%増)
その他衣料 564億7,890万円(前年比5.1%減)
紳士衣料は、前半の気温の上昇により夏物カジュアル商品の半袖シャツやパンツ、クールビズ関連商品が好調となり、紳士衣料はプラスとなった。中旬以降に気温が下がるとドレスシャツ、ジャケットなどは苦戦。
婦人衣料は、薄手のブラウス、シャツが好調となり、婦人衣料はプラスの結果となった。そのほかには、夏物カジュアル商品のワンピース、スカート、パンツが好調に推移した。UVケア商品は動きが鈍かった。
その他衣料・洋品は、気温が低かった影響もあり、好調であった機能性肌着は不調となり、その他衣料・洋品全体でマイナスとなった。GW中には子供服の動きは良かったが、その後は伸びなかった。昨年は台風や早期の梅雨入りで昨年は好調だった雨傘は不調であった。日傘、サンバイザーも苦戦した。