2012年6月2日

韓国で汚染されたおしぼりが流通

韓国で、鉛や銅など人体に有害な重金属や蛍光増白剤で汚染されたおしぼりが17年にわたり使われていたと、朝鮮日報が報じています。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/06/01/2012060100775.html

記事によると、ソウル地方警察庁が5月31日、1995年から計3億6,000万個のおしぼりをソウル・京畿道の飲食店約600店に卸し、有害物質を含む洗濯廃水を無断で流した容疑で、おしぼり洗濯業者12社の社長12人を在宅のまま立件したと発表したそうです。

これら業者は鉄板の鉄くずがついたおしぼり、キムチの汁が染み込んだおしぼりなどを一緒に大型洗濯機で洗い、白く見せるため、蛍光増白剤も使ったとのこと。おしぼりからは、最大で飲料水の水質基準値の370倍に当たる鉛、銅が検出されたそうです。

ただ、これらを回収する法律がないため、今も汚染されたおしぼり12万個以上が店に流通しているとみられています。