2014年5月16日

古着を自動車内装材に、クリーニング店でも回収

北九州市は古着をリサイクルして、自動車内装材を製造する事業化を決定しました。
https://www.city.kitakyushu.lg.jp/kankyou/01100041.html

北九州市では年間約1.7トンの古着が家庭ごみとして捨てられていますが、今回の取組みは、
  1. 洗たく済みの古着を区役所等公共施設等に設置する回収ボックス、またはクリーニング店(回収協力店)で回収。
  2. 市内リサイクル工場(株式会社エヌ・シー・エス)で、回収した古着を選別し、新規開発した技術により再生繊維材料を製造。
  3. 製造した再生繊維材料を原料に、日本特殊塗料株式会社が自動車用内装材(吸・遮音材)を製造し、北部九州に立地する自動車メーカーに供給。
というリサイクルシステムになっています。

高い付加価値と確実な需要先を確保したことに加え、繊維製品の取扱いのプロであるクリーニング業界が参画することが特長だとしています。

今回、回収協力店として、有限会社クリーンせいや(本社福岡県行橋市、渡邊克紀社長)の11店舗で回収を行います。同店では、市民が持ち込む古着1点につき、クリーニング割引券を配布するとのこと。
また市では今後、市内クリーニング店に事業参加を呼びかけ、回収店舗を順次拡大していくとしています。