ライオン株式会社ファブリックケア研究所は、制服やスーツを繰り返し着用した際の「テカリ」の対処法を研究した結果、繊維保護成分SAPA配合のおしゃれ着用洗剤で洗濯することで「テカリ」を抑制できることを新たに見いだしたと発表しました。
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研究結果によると、毛製品のテカリは、洗濯により目立ちにくくなることを確認。これは平滑化した繊維表面が洗濯によりほぐれて、凹凸のある状態になったためと推察しています。
また繊維保護成分SAPAを配合したおしゃれ着用洗剤で毛製品を洗濯すると、着用によるテカリの発生を抑制できることを見いだしました。SAPAには、ウールなどの繊維表面に吸着し、摩擦を低減する効果があるため、着用時の負荷による繊維の削れやつぶれを軽減し、着用によるテカリを抑制していると推察されるとしています。
研究結果は9月20日、21日に山形大学で行われる「平成28年度繊維学会秋季研究発表会」で発表予定とのこと。