2019年11月2日

NEDO、バイオマスの地産地消実証

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、地域特性を活かした最適なバイオマスエネルギー利用システムを構築するため、実証事業で1テーマ、事業性評価(FS)で6テーマの計7テーマを採択しました。
https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101225.html

本事業では、再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)や補助金などに頼らないことを念頭に置いた、廃棄バイオマスを利用したクリーニング工場への蒸気供給の実現を目指す実証事業や、バイオマス種ごとに最適なバイオマスエネルギー利用システムの構築に向けた国内各地でのFSを通じて、バイオマスエネルギーの地域での利用拡大を推進するとしています。

具体的には、実証事業では、社会福祉法人ウイズユー(鳥取県)のクリーニング工場に、建廃チップおよび廃菌床など廃棄バイオマスを燃料としたバイオマス蒸気ボイラーを導入。既存の重油ボイラーからの燃料転換を図り、燃料の価格変動に左右されにくい経営基盤を確立し、また地域で発生する廃棄バイオマス資源を活用することでエネルギーの地産地消に貢献する実証事業を実施します。