2023年1月13日

神戸大学とAGC、ドライ溶剤から医薬品中間体等を合成

神戸大学大学院理学研究科の津田明彦准教授らの研究グループは、AGC株式会社との産学協同研究で、ドライクリーニング溶剤パークロロエチレンから医薬品中間体やポリウレタンの合成に成功しました。

神戸大学が開発した「光オン・デマンド有機合成法」を用いて、パークロロエチレンとアミン化合物の混合溶液から、安全・安価・簡単に、かつ低環境負荷で、尿素誘導体、ウレタン誘導体、および特殊ポリウレタンなどの有用化学品を合成できるようになったとのこと。

持続可能な社会の実現に向けて、社会で大量に使用されているパークロロエチレンの新たな活用方法およびケミカルリサイクル方法として、将来の社会利用が期待されるとしています。