岩手県花巻市の藤原クリーニングが11月4日、労基法違反で略式起訴されました。知的障害者を含む従業員25人に、賃金を支払わなかったというものです。
http://mainichi.jp/area/iwate/news/20081105ddlk03040020000c.html
毎日新聞によると、花巻区検は「藤原クリーニング」(藤原勝治社長)を労基法違反(賃金未払いなど)の罪で花巻簡裁に略式起訴。
同社は2006年4月から1年3カ月間、知的障害者らの従業員25人に、賃金計約2,014万円を支給日に支払わず、このうちの4人には、1日8時間を超える時間外労働に対し割増賃金計約96万円を未払い。また2006年8月から11カ月間、従業員3人に深夜労働の割増賃金計約5,000円を支払わなかったということです。
昨年10月、花巻労働基準監督署が同法違反容疑で書類送検していました。
昨年、この問題が発覚したときは、岩手県は人道上問題が生じるほどの長時間労働を強いられているとして、同じ会社で働く別の知的障害者5人を保護し、社会福祉施設に移したという報道もありました。
同社は1991年には障害者雇用優良事業所として大臣表彰も受けていたのですが。