2008年11月10日

灯油高で厳しい冬

先日のブログで「ガソリン価格の下落続く」という記事を掲載しました。とはいうものの価格は数年前に比べると高値であることに違いはありません。そのため、高い灯油価格で消費者やクリーニング業者などには「厳しい冬」の気配ー という記事を鳥取県の日本海新聞が掲載しています。
http://www.nnn.co.jp/news/081109/20081109005.html

鳥取県内の10月の灯油価格(18リットル)は2,118円。今年8月よりは300円ほど安くなりましたが、1年前の1,507円に比べると約1.4倍の価格。
この灯油高にはクリーニング業者も悲鳴を上げているとし、鳥取県クリーニング生活衛生同業組合の金田敏彦理事長の「大手チェーンとの競争激化で、上昇したコストを料金に転嫁しにくい状況にある。採算が合わなくなって廃 業する業者が増えることも考えられる」という談話を載せています。
おそらく鳥取県に限らず、全国各地で同じような状況でしょう。

ところで記事中、“ボイラー燃料、ドライクリーニング洗浄液の石油系溶剤に灯油を使用”とありますが、さすがに灯油では洗いませんよね。分類としては、灯油も石油系ドライ溶剤も第二石油類かもしれませんが(第三石油類の溶剤もあります)。
ドライクリーニングを知らない人に説明する際に、石油系ドライ溶剤を「灯油のような感じのもの」という人もいらっしゃいますので、そういったところからの勘違いかもしれません。